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佐藤健主演「ロミオとジュリエット」赤坂ACTシアターで観劇してきました。
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観劇してブログに感想書くなんて初めて、正直劇はほとんど観ない。だからトンチンカンなコメントになるかもしれない。東京都心が不慣れな妻と娘がいくのに、付き添いで行ったようなものだ。
夜の赤坂のコリア色が強くなってからあまり行っていない。TBSが大きく変わってからは、赤坂駅周辺は正直よくしらない。でもずいぶんとセンス良くなったなあ。キャピタル東急ホテルは割と好きで、すぐそばまでは来ているんだけど。。。
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まあ女性の多いこと、それは予想していた通りであったが、どちらかというと熟女が多い。観客席に座ってまわりを見回して比率を計算してみた。だいたい86%前後が女性かな?佐藤君だから若い人が多いと思いきや全然違う。40代以上女性比率は50%以上かもしれない。1万円を超えるチケット代は若い子には手が届かないのであろう。うちのように母娘で来ているようなパターンはあれど、有閑マダムの集まりと見た。トイレ休憩の時の中年女性の大行列には驚いた。
ロミオとジュリエットというだけで何も予習してこなかった。中学生の時オリビアハッセイ主演の「ロミオとジュリエット」は映画で見た。ものすごく感動した覚えがある。当時とんでもない人気だった。
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オスカー作品「恋に落ちたシェイクスピア」で映画内で男装したグゥイネスパルトロウが演劇を演じていたのはロミオとジュリエットだった。不朽の名作ミュージカル「ウェストサイドストーリー」のベースはロミオとジュリエットだ。「サタデイナイトフィーバー」にもその匂いを感じる。
この戯曲はあまりにも有名すぎるので、ネタばれありでストーリーは簡単に説明していいだろう。
イタリアの町でモンタギュー、キャピュレットの2つの家は抗争を重ねていた。ところが、モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットが仮面舞踏会で知り合い、恋に落ちる。そして勢いで教会で結婚してしまう。しかし、両家の抗争はエスカレートして殺人事件まで起きる。当然両家は2人の恋を認めない。ジュリエットは死んだふりをするために薬を飲み、周りを錯乱させ2人で逃亡する魂胆だ。仮死状態になる薬でしばらくすると目覚めるのだ。本当は手紙でそのことをロミオに伝えたはずなのに伝わらない。ジュリエットが死んだ姿を見てロミオは自ら命を絶ってしまう。そしてジュリエットが目覚めて自分の意図が伝わらずに死んでしまったロミオを追う。
なんて話は、これをベースにいくつもの映画や戯曲がつくられている。
舞台がはじまった。
16世紀から18世紀にかけてのイギリス史って割と関心がある。演出もイギリス人のようだし、昔の服を着てでてくるのかと思ったら違う。。。。。
いきなり奏でられる音楽はロック系のリズムだ。どうも現代劇風にアレンジしているようだ。セリフも現代風日本語にしてある。いきなり両家の対立の場面が出てくる。町のチンピラのケンカみたいだ。どちらかというと不良グループの対決である「ウェストサイドストーリー」の影響が強い。かといってミュージカルではない。
しばらくして主演が出てきた。佐藤健君だ。いかにも現代風カッコマンの話し方だ。ある意味彼にとっては自然なのかもしれない。演劇のことはくわしくないが、自然流でいい感じだ。劇は初めてだという。テレビに映画に普段活躍しているわけだから問題はないだろう。普通の現代劇のように展開する。あの莫大なセリフもきっちりこなすのはすごいなあ。キスの連発は美女相手でもさすがに疲れるかな?
石原さとみさんはキンキン声をあげて必死に演じているという感じだ。こっちの方がいっぱいいっぱいなのかなあという印象だ。
仮面舞踏会は1930年代から50年代と思しきダンスパーティだ。アップテンポなジャズに合わせて踊るという設定、これはこれで悪くないけど、出演者のジルバダンスがちょっと下手すぎる。30年代から50年代を舞台にしたアメリカ映画あたりでこういうダンス場面はよく出てくるけど、どれもこれも完ぺきなダンスである。ちょっと興ざめするなあ。踊っている最中に、全員が動きをストップさせて恋に芽生える2人だけにスポットライトを当てる演出はなかなか良かったけどね。
あとはセリフに「下ネタ」が多すぎる印象。チ○ポとか女性のアソコの話をするのはちょっと下品な印象を与える。不良を印象ずける意図なのかな?一言ならともかくちょっとやりすぎ。しかも「このババア」なんてセリフ、上にも言ったように観客の半分が40代以上の女性なんだから、ちょっとやばいんじゃないのという印象を持った。それともおばさんたちみんな気にしないのかなあ?
そして有名なバルコニーのシーンとなる。昔のバルコニーは現代のアパートのそれと同じような幅2Mに満たない程度の大きさだ。でもそれじゃうまくいかないだろう。今回は舞台の上に橋を架けるようにバルコニーをセットしてある。これはうまいと思った。幅があるだけに自由にジュリエットが動き回って観客への演技のインパクトを強くすることができる。現代風に情感をこめるのには成功した気がする。
後半はあっという間に薬を飲むシーンになる。
情感こめてやっているように見えるけど、心に何もしみてこない。演劇はよくわからないので偉そうなことは言えないが、そのまま普通に終わってしまった印象だ。
うーんこんなもんかな。
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ジュリエットに仕えた乳母をキムラ緑子さんが演じていた。これはうまい気がした。舞台を全力で走りまわりながら演じていた。先日見たばかりの「わが母の記」で樹木希林を面倒見る主人公の妹役をやっていた。先日の感想で何も言わなかったが、絶妙なうまさを披露していた。もともと顔立ちが昭和30年代の匂いが強い女性だ。着物姿がぴったりだった。
あとはロレンス神父の橋本さとしさんもまともに見えた。声がいい。
佐藤健君のファンにとっては良かったんじゃなかろうか?塀をよじ登るところなんてかっこいいよ。
ただ普段映画を見慣れているせいか、映像美に惹かれることが多い。そういった部分では演劇はやっぱりちょっと自分のテイストとは違う感じだと感じた。でも今度佐藤君映画主演するそうだから見てみよう。
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観劇してブログに感想書くなんて初めて、正直劇はほとんど観ない。だからトンチンカンなコメントになるかもしれない。東京都心が不慣れな妻と娘がいくのに、付き添いで行ったようなものだ。
夜の赤坂のコリア色が強くなってからあまり行っていない。TBSが大きく変わってからは、赤坂駅周辺は正直よくしらない。でもずいぶんとセンス良くなったなあ。キャピタル東急ホテルは割と好きで、すぐそばまでは来ているんだけど。。。
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まあ女性の多いこと、それは予想していた通りであったが、どちらかというと熟女が多い。観客席に座ってまわりを見回して比率を計算してみた。だいたい86%前後が女性かな?佐藤君だから若い人が多いと思いきや全然違う。40代以上女性比率は50%以上かもしれない。1万円を超えるチケット代は若い子には手が届かないのであろう。うちのように母娘で来ているようなパターンはあれど、有閑マダムの集まりと見た。トイレ休憩の時の中年女性の大行列には驚いた。
ロミオとジュリエットというだけで何も予習してこなかった。中学生の時オリビアハッセイ主演の「ロミオとジュリエット」は映画で見た。ものすごく感動した覚えがある。当時とんでもない人気だった。
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オスカー作品「恋に落ちたシェイクスピア」で映画内で男装したグゥイネスパルトロウが演劇を演じていたのはロミオとジュリエットだった。不朽の名作ミュージカル「ウェストサイドストーリー」のベースはロミオとジュリエットだ。「サタデイナイトフィーバー」にもその匂いを感じる。
この戯曲はあまりにも有名すぎるので、ネタばれありでストーリーは簡単に説明していいだろう。
イタリアの町でモンタギュー、キャピュレットの2つの家は抗争を重ねていた。ところが、モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットが仮面舞踏会で知り合い、恋に落ちる。そして勢いで教会で結婚してしまう。しかし、両家の抗争はエスカレートして殺人事件まで起きる。当然両家は2人の恋を認めない。ジュリエットは死んだふりをするために薬を飲み、周りを錯乱させ2人で逃亡する魂胆だ。仮死状態になる薬でしばらくすると目覚めるのだ。本当は手紙でそのことをロミオに伝えたはずなのに伝わらない。ジュリエットが死んだ姿を見てロミオは自ら命を絶ってしまう。そしてジュリエットが目覚めて自分の意図が伝わらずに死んでしまったロミオを追う。
なんて話は、これをベースにいくつもの映画や戯曲がつくられている。
舞台がはじまった。
16世紀から18世紀にかけてのイギリス史って割と関心がある。演出もイギリス人のようだし、昔の服を着てでてくるのかと思ったら違う。。。。。
いきなり奏でられる音楽はロック系のリズムだ。どうも現代劇風にアレンジしているようだ。セリフも現代風日本語にしてある。いきなり両家の対立の場面が出てくる。町のチンピラのケンカみたいだ。どちらかというと不良グループの対決である「ウェストサイドストーリー」の影響が強い。かといってミュージカルではない。
しばらくして主演が出てきた。佐藤健君だ。いかにも現代風カッコマンの話し方だ。ある意味彼にとっては自然なのかもしれない。演劇のことはくわしくないが、自然流でいい感じだ。劇は初めてだという。テレビに映画に普段活躍しているわけだから問題はないだろう。普通の現代劇のように展開する。あの莫大なセリフもきっちりこなすのはすごいなあ。キスの連発は美女相手でもさすがに疲れるかな?
石原さとみさんはキンキン声をあげて必死に演じているという感じだ。こっちの方がいっぱいいっぱいなのかなあという印象だ。
仮面舞踏会は1930年代から50年代と思しきダンスパーティだ。アップテンポなジャズに合わせて踊るという設定、これはこれで悪くないけど、出演者のジルバダンスがちょっと下手すぎる。30年代から50年代を舞台にしたアメリカ映画あたりでこういうダンス場面はよく出てくるけど、どれもこれも完ぺきなダンスである。ちょっと興ざめするなあ。踊っている最中に、全員が動きをストップさせて恋に芽生える2人だけにスポットライトを当てる演出はなかなか良かったけどね。
あとはセリフに「下ネタ」が多すぎる印象。チ○ポとか女性のアソコの話をするのはちょっと下品な印象を与える。不良を印象ずける意図なのかな?一言ならともかくちょっとやりすぎ。しかも「このババア」なんてセリフ、上にも言ったように観客の半分が40代以上の女性なんだから、ちょっとやばいんじゃないのという印象を持った。それともおばさんたちみんな気にしないのかなあ?
そして有名なバルコニーのシーンとなる。昔のバルコニーは現代のアパートのそれと同じような幅2Mに満たない程度の大きさだ。でもそれじゃうまくいかないだろう。今回は舞台の上に橋を架けるようにバルコニーをセットしてある。これはうまいと思った。幅があるだけに自由にジュリエットが動き回って観客への演技のインパクトを強くすることができる。現代風に情感をこめるのには成功した気がする。
後半はあっという間に薬を飲むシーンになる。
情感こめてやっているように見えるけど、心に何もしみてこない。演劇はよくわからないので偉そうなことは言えないが、そのまま普通に終わってしまった印象だ。
うーんこんなもんかな。
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ジュリエットに仕えた乳母をキムラ緑子さんが演じていた。これはうまい気がした。舞台を全力で走りまわりながら演じていた。先日見たばかりの「わが母の記」で樹木希林を面倒見る主人公の妹役をやっていた。先日の感想で何も言わなかったが、絶妙なうまさを披露していた。もともと顔立ちが昭和30年代の匂いが強い女性だ。着物姿がぴったりだった。
あとはロレンス神父の橋本さとしさんもまともに見えた。声がいい。
佐藤健君のファンにとっては良かったんじゃなかろうか?塀をよじ登るところなんてかっこいいよ。
ただ普段映画を見慣れているせいか、映像美に惹かれることが多い。そういった部分では演劇はやっぱりちょっと自分のテイストとは違う感じだと感じた。でも今度佐藤君映画主演するそうだから見てみよう。
役者さんが可哀想だ。
これって石野真子さんですね。
チョゴリとまで思わなかったですが、彼女の存在感はあまりなかったですね。
妻子供に付き合って行ったけど、佐藤君を見に行くことが主旨ならまあいいんじゃないでしょうかという感じです。昭和40年代の舟木一夫の歌謡映画やグループサウンズ映画を見に行った気分でした。それにしてはちょっとチケット高いですね。
期待していたロミジュリと違って物凄い落胆してしまいました。
寒い下ネタももちろんですが、何より衣装が酷すぎて。。ジュリエットの母親に何故あのようなチョゴリを着せなければならなかったのでしょうか。
役者さんが可哀想だ。
>泣けないロミジュリって??
さすがにまわりで泣いている気配はまったくなかったですよね。ずいぶんとあっさり終わってしまった気がします。
それでも個人的には佐藤君がよく頑張ったとは思っているんですけど。。。
私もかく言うアラフォーのおばさまですが。
ちょっとがっかり
泣けないロミジュリって??
千秋楽前のチケットがもう1枚手元にありますが、足が重い。。。