映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

ザ・プロフェッショナル  シーン・ハックマン

2010-02-05 18:26:30 | 映画(洋画:2000年以降主演男性)
ジーンハックマンはあの風貌の割りに実に器用な役者である。善悪両方やってしまう。むしろ最近では悪玉の方が多い。パワー全開だった「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事役から、イーストウッドのオスカー西部劇「許されざる者」の悪徳保安官に徐々に移行し、この「ザ・プロフェッショナル」では有能な泥棒だ。どの作品も典型的なアメリカ人を演じていることだけは共通している。

ジーンハックマンが仲間内といきなりマンハッタンの宝石屋に乱入する場面が登場する。ジーンハックマンはプロの泥棒。彼には若い彼女レベッカ・ピジョンと中年のパートナー2人がいる。盗品はそれをさばく黒幕のダニー・デヴィートを通じる。しかし、ジーンがこの稼業から足を洗う話を聞いて、予定の分け前を渋るダニーが空輸中の金塊を盗み出すように要求を出すが。。。。

騙し騙されてというのが、犯罪アクションものの得意なパターン。この仲間同士もそのまま味方とは必ずしもならない。途中緩慢な時間と思しき流れになるが、最後にかけては二転三転させて観客の期待を裏切らない。マメット監督はむしろ脚本のプロである。でもずっと盛り上げ続けるわけでないのが少し残念

ここできわだったのがレベッカ・ピジョンとダニー・デヴィートだ。
レベッカが実に素敵でかっこいい。彼はマメット監督の奥さんだという。これはうらやましい。途中裏切りに裏切りを続けるが、チャイナドレスに身を包んだ姿が華麗だ。
ダニーデヴィートはチビでせっかちな悪徳親分役が実にうまい。「バットマンリターンズ」も良かったし、数多くこの手の映画に出ている。このキャラクターは非常に貴重だ。ジョー・ぺシも同じようなキャラクターでダブる。ダニーの方が若干醜い役が似合うかな?

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