映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

2020年好きだった映画

2020-12-29 19:25:30 | 映画 ベスト
2020年観た映画作品は161本(旧作DVDと名画座含む)
その中で10作ピックアップする。優劣つけがたいがサブで10作をピックアップしてみる。
これは自分の好みが入る。映画の質がいい悪いは別である。

1.パラサイト 半地下の家族

2.フォードvsフェラーリ

3.盗まれたカラバッジョ 

4.ルディ・レイ・ムーア

5.ペイン・アンド・グローリー

6.ある画家の数奇な運命

7.燃ゆる女の肖像

8.はちどり

9.ラストレター

⒑.1917 命をかけた伝令

「パラサイト半地下の家族」はドキドキハラハラで最後まで走り抜く。何度ものけぞった。同時期にフェラーリvsフォードが公開された。今年の1位2位が最初に出尽くしたのかと思った。「盗まれたカラバッジョ」は歴史的名画の盗難事件をめぐる顛末を書いた名目上の著者とゴーストライターをめぐってのサスペンスで実に面白かった。さほど注目されていないが、好きだ。「1917 命をかけた伝令」は伝令を伝える兵士を追いかける抜群のカメラワークにうなった。久々の岩井俊二映画「ラストレター」中山美穂と豊川悦司が出てきたとき、背筋に電流が流れた。同じストーリーで中国で撮った「チイファの手紙」も良かった。

その後、コロナで映画を見に行けない時間が長かった。
Netflix映画のルディ・レイ・ムーアエディマーフィ健在がわかってうれしかった。70年代前半の黒人ソウルフル映画の系統は大好きだ。ペトロ・アルモドバル監督作品ペイン・アンド・グローリーも期待を裏切らない。独特の色彩感覚の映像と異常性愛の異種感覚にしびれる。現代ドイツ史の裏側を描くある画家の数奇な運命では歴史の事実の中に登場人物を効果的に放っていた。燃ゆる女の肖像では最後の場面でヴィヴァルディの四季を聴いたとき今年最高のゾクゾク感を感じた。はちどりでは瑞々しい若き14歳に同化してしまった。レベルの高い韓国クライムサスペンスの末梢神経を刺激する感覚とは違う素敵な映像を堪能する。

1.シチリアーノ 裏切り者

2.鵞鳥湖の夜

3.アイリッシュマン

⒋クイーンズ・ギャンビット

5.ヒルビリー・エレジー

6.ラストディール

7.朝が来る

8.リチャード・ジュエル

9.火口のふたり

10.赤い闇 スターリンの冷たい大地で

クイーンズ・ギャンビットをベスト10にいれるのか迷ったけど、一応ドラマシリーズだから外した。これは面白かった。ヒルビリー・エレジーの二人の女優は来年のアカデミー賞女優部門で受賞するのでは?河瀬直美監督の作品はこれまであまり好きじゃなかったけど、「朝は来る」はよかった。

「盗まれたカラバッジョ」もそうだけど、美術品が絡むミステリーって好きだな。フィンランド映画ラストディールも自分の好きなタイプの映画だ。現代中国の闇の世界を描いた映画っていい作品が多い。鵞鳥湖の夜もその一つで、これは良くできている。スターリンの粛清に絡んだ映画はいくつかある。「赤い闇 スターリンの冷たい大地」で飢えに苦しむソ連の貧民を深い雪の中で描いた映像がいい。

これとは別に「さようなら、コダクローム」も好きな映画だ。胸にしみる。
今年は昭和30年代から40年代にかけての邦画をずいぶんと見たなあ。今年の現代日本映画で好きになる映画がすくないのは極めて残念、題材に興味が持てない。

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