映画とライフデザイン

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映画「フィギュアなあなた」 佐々木心音

2013-06-28 05:57:31 | 映画(日本 2013年以降主演女性)
映画「フィギュアなあなた」を劇場で見た。

最近劇場に足を運ぶのは、単館ものばかりだ。
嘆きのピエタ」「さよなら渓谷」いずれも観客が多い。映画の質も上級だ。
この映画は「ヌードの夜」の石井隆の新作というだけで喰いついた。東京周辺は池袋だけ。やはり面白い。まったく受け付けない人もいるだろうけど、エロティックな世界を十分楽しめた。

何より佐々木心音のダイナマイトバディには圧倒された。

主人公健太郎(柄本佑)は、雑誌社に勤める孤独なオタク青年だ。しかし、企画したものはいつも不発。そこで上司(竹中直人)から強い叱責を受け、総務に異動させられてしまう。リストラを宣告されたヤケ酒の果てにガラスバーでダンサー(檀蜜)を見ていた。

泥酔のあげくそこで最初のケンカだ。無理やり退場させられたあと、すれ違いざまに奇妙なカップルに出くわす。男装と思しき女(風間ルミ)はチンピラのようだ。思わず手を出してしまい逃げる。

チンピラに追われ、迷い込んだ廃墟ビルは昔飲み屋だった店が並んでいる。
懸命に中を徘徊すると、マネキン人形が死体の山のように積み上げられている中でセーラー服を着た少女のフィギュアを発見する。健太郎は生きているようなフィギュアに触り始めるのだ。
そうしているうちにさっきのカップルがやってくる。隠れていたが、見つかり男から半殺しの目に会う。そうしているうちに現れたのが、この廃墟ビルを棲家にしているヤクザだ。この中で麻薬取引しているらしい。三者入り乱れているうちにその美少女フィギュアが目を開けて動き出すのだ。。。。

石井隆というと夜のイメージが強い。しかもドツボにはまったネオンの狭間という感じだ。
前作「ヌードの夜」では気持ちよく、佐藤寛子を脱がせた。これがまたよかった。

今回は佐々木心音だ。普通に健康な男性であれば、彼女に魅力を感じない男はいないだろう。
今は23歳で一番きれいな時だ。肌の張りがはちきれそうだ。
そんな彼女にアクションをやらせたり、空中に浮かしたりして石井隆がいじりまくる。

この衝撃は映像で感じるほかないだろう。

それを目の前にしてダメ男の主人公が狂い始める。このダメ男ぶりは笑える。
新宿と思しきネオンの谷間で、泥酔して現実かどうかわけのわからない世界に入っていく。
廃墟のビルの中でのハチャメチャな映像がいかにも石井隆ワールドだ。


現実か真実かを彷徨うその映像はずっと目を楽しませる。
レベルの高い日活ロマンポルノというところか。
最後はフェリーニの映画のようなドンチャン騒ぎまで映しだしていく。

一つだけ面白かったのが、風間ルミの存在だ。
クレジットを見て、この名前見たことあるな。と思いながら見ていたら、チンピラ女(いや男)として登場。そうか女子プロレスの風間ルミだ。
主人公や廃墟ビルに張り付くヤクザを蹴りまくるキックは往年のプロレス技同様、激しい。腹が出ているのによくもまあ軽快なキックが出ること!これはこれで見ていて楽しい。一緒にいる女に愛撫したりするシーンは見ていて笑う。

予告編を見ていたら、石井隆は今度は檀蜜とコンビを組んで新作「甘い鞭」を出すらしい。
楽しみだ。

フィギュアなあなた
佐々木心音のバディに圧倒される


フィギュアなあなた


マリアの乳房
佐々木心音のナイスバディ

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