山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

細月と金星が接近した夕暮れ 令和6年12月5日

2024年12月11日 | 星空
 撮影に行く予定では無かったのだが、夕暮れの西の空を見るとあまりにも月と金星が綺麗だったので、手っ取り早く高いところに行ける立体駐車場に車を乗り入れて撮影を試みる。屋上まで行こうと思ったのだが屋上は閉鎖されていてその下から撮ったのだが、視界が悪いうえに下にある建物の灯りが眩し過ぎて条件がいまひとつだった。

    上空のフレアの左脇に走る白い筋は国際宇宙ステーションISS。カメラの設置が間に合わずこの1カットしか撮れなかった。

    撮影場所を少しずらしてみるが、建物の灯りが眩し過ぎる。

    地球照の細月と金星

    ライトがギリギリのところで撮影してみたがやはりフレアが大きく出てしまう。

 綺麗な月と金星だったが、やはり狙ってもう少し標高の高いところから撮影しないとうまく撮れない。ISSが月の上を飛ぶのも知っていたが、気合が足りなかったのが今回の失敗である。


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甲府市八王子山の夕暮れ 令和6年12月4日

2024年12月10日 | 番外編
 甲府市の市街地から見る湯村山の尾根が先週あたりから紅葉真っ盛りになっている。夕暮れ時の尾根が赤く染まる時間を狙って午後3時に千代田湖のほとりから歩き始める。

    紅葉を映す千代田湖。右奥に見えるのは羅漢寺山、さらにその右奥に半分隠れているのは金峰山。

    森の中は黄葉の盛りを過ぎて晩秋の雰囲気である。

    いつもとは少し違う場所から見る湯村山の尾根。紅葉真っ盛りである。

    夕暮れが近付く甲府盆地と富士山

    紅葉の向こうの富士山

    いつもの展望岩

    展望岩から見る紅葉と富士山

    常緑のマツグミ

    結実した実はあまり見当たらない。

    松の木が枯れると寄生しているマツグミも枯れてしまう。

    櫛形山のあたりに夕陽が沈んで行く

    神社がある八王子山の山頂

    甲府盆地はもう陽が陰っている。

    町灯りが灯り始めた甲府市街地

    富士山の残照が消えて暗くなってきた。ここまでで撤退。

 毎年の恒例となっている八王子山から見る紅葉であるが、今年もそれなりに良く染まってくれたのだが、茶色くなった葉が多く、少し遅かったかも知れない。短時間で行けて良い景色が見られるこの場所は私のお気に入りの場所である。


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富士山左側に輝くカノープスの光跡 柳沢峠 令和6年12月1日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠展望台の駐車場で車中泊し、深夜11時半に起き出して撮影を開始する。夕方カメラを設置してインターバル撮影していた1台のカメラが風で倒れてレンズを破損してしまっていたのがちょっとショックだった。南東の空高くおおいぬ座とオリオン座が昇って来ている。カノープスが現れるのは12時半ごろからのはずである。

    南東の空に昇って来たおおいぬ座と明るい恒星シリウス

    冬の大三角形の上にはシリウスよりもさらに明るい木星が輝く。

    広角レンズで捉えた冬の大三角形と木星、さらに左上には火星が輝いていて賑やかである。


    北西の空にはカシオペア座が輝いている。やや雲が出ているが空気が澄んで星の輝きは素晴らしい。

    おおいぬ座シリウスがさらに高く昇り、低空にはカノープスが現れた。

    もう1台のカメラで捉えたカノープス。低空に現れるので空が澄んでいないとなかなか見えない。

    おおいぬ座シリウスと低空のカノープス

    南中した冬の大三角形とカノープス

    縦位置で捉えた冬の大三角形とカノープス


    さらに広角で撮影するとその上に輝く木星が見える。ススキの穂がカノープスの邪魔をしてしまった。

    富士山の裾に輝くカノープス


    おおいぬ座シリウスともう沈みそうなカノープス

    カノープスは富士山中腹に静かに沈んで行った。

    シリウスとカノープスの光跡 約270コマを比較明合成

    低空に輝くカノープスの光跡 約340コマを比較明合成

 ステラナビゲーターでシュミレーションしてきた通り、柳沢峠の展望台からカノープスを捉えることが出来た。天候に恵まれたおかげで今回は肉眼でも綺麗にこの星を見ることが出来た。出来れば、もう少し標高の高い山の上からこの星を捉えたかったが、テント装備を検討して体力・気力と相談しながらまた挑戦してみたいと思っている。


コメント (2)
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夕暮れの柳沢峠 令和6年11月30日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠からハンゼノ頭あたりまで登ってテント泊を考えていたのだが、車に積んでおいたはずのバーナーがいくら探しても見つからない。前回テント泊した小楢山が寒くて辛い思いをしたばかりなのでバーナー無しで山上のテント泊は不安がある。甲府盆地の夜景と富士山の左側に現れるカノープスを見たかったのだが、今回は止めて、柳沢峠展望台に移動する。夕暮れの富士山を見に来る人たちが次々に訪れてくるが、日が暮れて人が少なくなった頃から撮影を開始する。

    雲が赤く染まった柳沢峠の夕暮れ

    右側の雲の切れ間に現れた星は金星

    刻一刻と空の色が変わって行く。

    もうすぐ沈みそうな金星

    すっかり暗くなり、人も居なくなった。展望台の1段上にもっと展望の良い場所がありそこから撮影することにする。

 時刻は午後6時を過ぎてすっかり暗くなり、展望台を訪れる人もほとんど居なくなった。この場所からもカノープスは見えるはずである。現れるのは深夜12時半ごろからのはずである。車内で一旦寝て、12時前に起きて撮影を始めることにする。


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月齢1の細月は姿を見せず 富士川町林道 令和6年11月30日

2024年12月05日 | 月富士
 この日は富士川町林道から富士山の上に現れる月齢1の極細の月が見られる日だった。早朝4時半に自宅を出発して現地に行くと、先客が1人居て既にカメラのセッティングを終えて月の出を待っていた。時間ギリギリだったので急いで2台のカメラをセットするが、富士山の山頂は雲がかかってご機嫌斜めである。さて、月の姿は見えるだろうか?

    あと10分ほどで富士時山の山頂に極細の月が現れるはずである。富士山頂に隙間が出来ることを期待するが・・・

    残念ながら雲が広がって富士山頂は隠れてしまった。

    今ごろ月が現れているはずだが・・・

    雲に阻まれて月は見えず。

    富士山の右上、雲を抜け出した極細の月がうっすらと見えているが・・・

    パソコン上で良く見ないと残念ながら見えてくれない。

    日の出が近付き雲が赤く焼ける。

    朝焼けに染まる雲

    もうすぐ富士山の中腹から朝日が現れる。この時間になると雲が晴れて山頂が姿を現した。

    少し虹色に染まった彩雲が山頂を流れて行く。

    富士山中腹から朝日が現れる。

    ダイヤにはならないが、あと数日するとこの場所からダイヤモンド富士が見られるようになる。

 期待した極細の月だったが残念ながら雲に阻まれて姿は見えなかった。雲が無ければ、おそらく髪の毛のように細い月が撮影出来たのではないかと思う。機会があれば再挑戦したい。その後の朝焼け雲や彩雲を楽しむことが出来て、それなりに良い景色が見られたと思う。これからダイヤモンド富士の撮影に何度も訪れることになるのであろう。


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