市川三郷町に出張があり、やや手こずったが午前中で仕事は終わった。コンビニに立ち寄って昼食を買い込み、午後から大柳川渓谷に散策に出かけてみる。3年ほど前の1月に一度訪問したことがあるが、その時は滝が凍り付いていてそれなりに面白い景色を見ることが出来た。今回は花仲間の情報によるとちょっと面白い植物が生えていたらしい。
大柳川渓谷遊歩道の入り口
滑り易い石畳の道を渓谷に向かって下りて行く。
道案内の看板が立てられていて良く整備されている。柱には「左 富士見山」と書かれているがおそらく道は消滅している。
吊り橋の上から見下ろす渓谷
プロペラ状の種をたくさん付けた木があったがおそらくウリカエデであろう。
長い竜仙橋の階段
階段を昇ると渓谷を渡る吊り橋になっていた。
天渕の滝
滝の岩壁に咲いているのはリュウノウギクであろう。
滝を巡るチャレンジコースという脇道があり、立ち寄ってみる。
小さな橋が架かっている。橋も岩も滑り易く気をつけて渡る。
五段の滝とまぼろしの滝の分岐点
こちらが五段の滝。水量はあまり多く無いが落差の大きな滝である。
こちらがまぼろしの滝の展望台
ところが、木の葉が茂っていて滝はわずかに姿が見えるのみだった。上に見えているのが穴観音滝、左下の木々の中にまぼろしの滝が隠れている。
元のルートに戻る。岩壁にはイワタバコの葉がいっぱい。
竜馬淵
スゲの仲間が叢生している。
ハシナガカンスゲではないかと期待したのだが、葉を触ってみると縁がザラついていた。これはコカンスゲではないかと思う。
道路に抜け出る。岩壁にぶら下がっているのはウラハグサではないかと思う。もう少し葉を良く見て来るんだった。
花序が垂れ下がっているススキ。これはアブラススキであろう。
見たかったちょっと面白い花とはこの群生している白い花
ちょうど見ごろの満開になっていた。これはツメレンゲ。
遊歩道から少し外れた岩の上に咲いていた。
渓谷は少しだけ紅葉が始まっていたが、見ごろになるのは1ヶ月くらい先になるであろう。まぼろしの滝はその名の通り、おそらく見ることは出来ないであろう。葉が散った冬にしかお目にかかれない滝である。