山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

あの花はいかに? 恒例のコシノコバイモ  平成26年4月20日

2014年04月23日 | 番外編
 武田神社の桜はもうすっかり散ってしまい葉桜になっている。若干時期が遅くなってしまったかもしれないが、数日前に登山道脇に立つ石仏を見るツアーが開催されたと聞き、花は大丈夫なのか気になっていた。雪の影響も心配だ。朝からどんより曇り空、さらに午前中に片付けたい用事があり、時間制限もある。山頂までは行かずコシノコバイモだけを目的に登山道に入る。

 ツアーのために整備したのか、あるいは雪で流れたのか、いつもならば葉っぱがたくさん落ちている登山道は綺麗になっているように感じた。入口入ってすぐのところのイチリンソウはまだ蕾だったが、1輪だけ咲くカタクリはもう散っていた。コシノコバイモの咲く場所までひたすら歩く。


    階段が綺麗になったように感じる。


    イチリンソウはまだ蕾。


    ヒトリシズカ群生


    ヤマエンゴサクは若干花付きが悪い様に感じる。


    まだ残雪の残る沢沿い。


    ミヤマエンレイソウ


    沢にかけられていた橋は雪の影響か壊れていた。


    いつもの場所でコシノコバイモ発見。しかし既に花が散っている。


    こちらはまだ花が落ちたばかりの株。下に白く見えるのが散ったばかりの花びら。


    花が痛み始めているが、まだ散っていない株を発見。


    こちらは3株固まって咲いていた。


    初めてこの場所を訪れた時は歩く人も無く落ち葉が多量に積もった道だったが、昨年からツアーが入るようになりずいぶん変わった。


 踏まれている株があるのではないかと心配したが心配無用だったようだ。昨年10人ほどでこの花を見に来た時に、ツアーのための道路整備と看板整備のボランティアの人たちと出会った。この道には希少な植物が咲くことをお話しし、保護をお願いしておいた。十分に配慮して歩いていただいているようだ。花数は昨年と同じくらいだと思うが、昨年と同じ場所に発見できない株もあれば、別の場所で固まって咲いている場所もあった。カタクリは天候が悪く花は開いておらず、ヒナスミレは雪の影響か、点々と咲いているものの小さな株ばかりだった。峠の手前で折り返して下山する。


    ヒナスミレが点々と咲くが株は小さなものばかり。


    カタクリは天候が悪く、花は開いてくれない。


    山の上には雲が巻き、時折霧雨が混じる。峠まで行かずに引き返す。


    下りの際に、ロープ脇に咲いているのを発見。


    さらにその下の登山道脇にも一株。昨年発見できなかった場所で見つけるとうれしい。


 黙々と下山して行くと、単独の登山者がひとり登って来た。こんなところを歩くなんて物好きな人がいるものだと思ったら、なんとその登山者は相棒のうーさんだった。花見隊は花を見に行く思考回路が隊長に似てきたようだ。
コメント (6)
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