山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

実家の庭の植物  平成27年11月21日

2015年11月24日 | 番外編
 法要のため千葉の実家に里帰りした。父の葬儀の際に庭にある古い柿の木に変わった植物が着生しているのが目についたが、あいにくカメラの電池切れで撮影が出来ずにいた。そのうちのひとつがセッコクで、遅咲きのピンク色の花が3~4個ほど咲いていた。これらの着生植物は私が子供の頃にはこの木には着生していなかったはずだ。この柿の木は甘柿で子供の頃に良く木に登って柿をとった記憶があり、枝の先にぶら下がったものを取ろうとして高さ3mほどの木の上から落下して背中を強打したことがあった。その時はこの木にはこのような植物は生えていなかった。これは昨年亡くなった母が花好きで、大多喜町にある母の実家にあったものを我が家の庭に移植したものだそうだ。草むらの中にはエビネもあったらしいが、草に埋もれてしまい無くなってしまったようだ。そしてもう1種類同じ木に別の着生植物が付いていた。これは今では自生のものはほとんど見ることが無くなってしまった着生ラン、こんなところでお目にかかれるとは驚きだ。


    柿の木に着生したセッコク


    遅咲きのピンクの花が一輪だけ咲いていた。


    柿の木の根元側に着生していたラン。


    これはなんとフウラン。もっと華奢な葉を想像していたが思ったよりも厚くて硬い葉だ。花の咲いたところが見てみたい。


    古い梅の木に着生していたヨウラクラン。これは移植ではないと思う。


    別の梅の木に着生していたヨウラクラン。子供の頃から生えていた梅の木で、何本か伐採してしまったが残った木に着生していた。


    庭には何気なくこんなものが生えている。


    アキノハハコグサかと思ったが背丈が低く枝分かれしていないことから、これは秋に咲いたハハコグサだろう。


    カタヒバ(だと思う)。リュウノヒゲが生えた土手にまで生えていた。

 母にこんな趣味があったとは全く知らなかった。生きていれば少しばかり花談義が出来たかも知れないが、採取や移植を良しとせず、自然のものはそのまま自然に残しておきたい私とはだいぶ趣向が違ったかも知れない。千葉のど田舎だけに広大な庭とすぐ隣にそれ以上の敷地面積を有する畑を持つ私の実家は驚きの花が存在していた。
    
コメント (8)
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