いつかは縦走してやろうと思っていた大菩薩-小金沢連邦だが、日程がなかなかとれず、かつ縦走となると車1台では回収が厄介となる。今年の連休は当初八ヶ岳を考えていたが、4連休前半の天候が悪く、結構な雨が降ったため沢筋を行く八ヶ岳を変更して大菩薩連邦に行くことを連休に入ってから決めた。植田さんは最初から参戦を希望していたが、高山君は前日の4日にお誘いしたところ、突然ながら行くとのことで、3人で出かけることとなる。
甲府市の山梨病院駐車場に8時集合し、車2台で出発する。登山口の長兵衛山荘前に10時ごろ到着したが、駐車場は全て満車で大菩薩湖の北側にある臨時駐車場に行くことになる。さらに装備のトラブル等で、駐車場を出発したのは11時になってしまう。しかし、テント持ちなので焦る必要無し。稜線の上ではどこでも寝られる。植田さんが5リットルという大量の水を持ってくれ、テントは高山君が持ってくれたため、いつもの1人テント泊に比べると今回の私の荷物は軽くて済んだ。それでもなお、カメラ・三脚関係で5kg弱の負荷は結構な重さだ。

大菩薩湖北側の臨時駐車場。ここから長兵衛山荘までは歩いて10分ほど。

福ちゃん荘前を通過。軽装の人ばかりの中で、我々だけ異様な重装備。
大菩薩峠を経由したほうが傾斜が緩くて楽だが、たかが大菩薩嶺、ここは急登の唐松尾根を登る。されど大菩薩嶺、かつ重い荷物、全くピッチ上がらず、たっぷり休憩を交えながら2時間少々かかって午後1時15分にようやく雷岩に到着した。ここから山頂までは10分ほど、お昼は過ぎているが雷岩周辺はまだ人がたくさんおり、さらに続々と登って来る。若い女性の登山客がたいへん多くなったのには驚く。

雷岩への最後の急登。お昼を過ぎて続々と下山者がやって来る。こちらの尾根を登っているのはほんの数組だけだった。

雷岩。眺望良い広場になっており、休憩には最適。

雷岩から見る大菩薩湖と富士山

大菩薩嶺山頂。まずは山梨百名山1座目。
雷岩で昼食をとり、いよいよ縦走本番が始まる。本日の幕営予定は小金沢山山頂。月光の富士山を見ながら寝ようという計画だ。3時間くらいで到着できるはずだが、この遅足で果たしていかに?? 大菩薩峠に向かって下りて行くと、途中で同じ職場の女性山仲間が登って来たのにばったり出くわす。山男ではない彼氏よりも山岳部だった彼女のほうが大きなザックを背負っているのがいかにも彼女らしかった。

これから歩く小金沢-大蔵高丸の山並み。真ん中あたりにあるのが小金沢山、その向こうの一段低くなっているのが大蔵高丸。

途中の岩は富士山を撮影する前景に最適。

賽ノ河原と避難小屋。しっかりした小屋で、中は非常にきれいに清掃されていた。
午後2時45分、大菩薩峠の介山荘に到着、ここでまたしばし休憩し、甘酒をいただく。時間が時間だけに少し急がなければならないのかもしれないが、まあ、日没までには小金沢山に到着できるはず。いざとなったら途中で幕営するか、あるいは得意の夜歩きをするだけだ。熊沢山への登りは若干きつかったが、その先は笹原の広がる眺望の良い快適な稜線歩きとなる。丸川峠から狼平あたりの笹原は広大で、昼寝でもしたらさぞかし気持ち良いことだろう。その先再び樹林帯に突入し、小金沢山への最後の登りを登り着くと視野が開け、眺望の良い小金沢山山頂に到着した。想定していたよりも早く到着でき、5時15分ごろに着いた。

熊沢山から見る小金沢山

丸川峠付近の広大な笹原。小金沢山と富士山が並んで見える。

小金沢山への樹林帯の登り。若干道のわかりにくいところもある。

小金沢山山頂

山頂から見る夕暮れの富士山

牛奥ノ雁ヶ腹摺山と川胡桃沢ノ頭のコルのところに富士山が見える。距離が遠く、面白い前景も無く地味な富士山に見える。
連休を利用して私たちと同じような事を考えている人がいるようで、山頂から1段下のところに既にテントが一張設営されていた。私たちもテント設営し、夕食をとる。東の空には月が登って来ていた。本日の月は本年最も地球に接近する月で、大きく見えるので「スーパームーン」と名付けられていたが・・・いつも山上で見る月とあまり変わり映えがしない。あいにく空には雲がかかりはじめてしまい、星空は期待できなくなってしまった。夜8時まで月や東京都の明かり、甲府盆地の明かりなどを眺め撮影して寝ることにした。翌朝、もし空が晴れれば、富士山の上に立ち昇る天の川が見られるはずなのだが・・・目覚ましは午前3時にセットする。(5月6日に続く)

東の空に昇ったスーパームーン

スーパームーンと東京の明かり

小金沢山山頂に設営したテントと甲府盆地の明かり

小金沢山から見る月光富士 霞がかかって鮮明には見えてくれない。

月光照らす立ち枯れの木々
甲府市の山梨病院駐車場に8時集合し、車2台で出発する。登山口の長兵衛山荘前に10時ごろ到着したが、駐車場は全て満車で大菩薩湖の北側にある臨時駐車場に行くことになる。さらに装備のトラブル等で、駐車場を出発したのは11時になってしまう。しかし、テント持ちなので焦る必要無し。稜線の上ではどこでも寝られる。植田さんが5リットルという大量の水を持ってくれ、テントは高山君が持ってくれたため、いつもの1人テント泊に比べると今回の私の荷物は軽くて済んだ。それでもなお、カメラ・三脚関係で5kg弱の負荷は結構な重さだ。

大菩薩湖北側の臨時駐車場。ここから長兵衛山荘までは歩いて10分ほど。

福ちゃん荘前を通過。軽装の人ばかりの中で、我々だけ異様な重装備。
大菩薩峠を経由したほうが傾斜が緩くて楽だが、たかが大菩薩嶺、ここは急登の唐松尾根を登る。されど大菩薩嶺、かつ重い荷物、全くピッチ上がらず、たっぷり休憩を交えながら2時間少々かかって午後1時15分にようやく雷岩に到着した。ここから山頂までは10分ほど、お昼は過ぎているが雷岩周辺はまだ人がたくさんおり、さらに続々と登って来る。若い女性の登山客がたいへん多くなったのには驚く。

雷岩への最後の急登。お昼を過ぎて続々と下山者がやって来る。こちらの尾根を登っているのはほんの数組だけだった。

雷岩。眺望良い広場になっており、休憩には最適。

雷岩から見る大菩薩湖と富士山

大菩薩嶺山頂。まずは山梨百名山1座目。
雷岩で昼食をとり、いよいよ縦走本番が始まる。本日の幕営予定は小金沢山山頂。月光の富士山を見ながら寝ようという計画だ。3時間くらいで到着できるはずだが、この遅足で果たしていかに?? 大菩薩峠に向かって下りて行くと、途中で同じ職場の女性山仲間が登って来たのにばったり出くわす。山男ではない彼氏よりも山岳部だった彼女のほうが大きなザックを背負っているのがいかにも彼女らしかった。

これから歩く小金沢-大蔵高丸の山並み。真ん中あたりにあるのが小金沢山、その向こうの一段低くなっているのが大蔵高丸。

途中の岩は富士山を撮影する前景に最適。

賽ノ河原と避難小屋。しっかりした小屋で、中は非常にきれいに清掃されていた。
午後2時45分、大菩薩峠の介山荘に到着、ここでまたしばし休憩し、甘酒をいただく。時間が時間だけに少し急がなければならないのかもしれないが、まあ、日没までには小金沢山に到着できるはず。いざとなったら途中で幕営するか、あるいは得意の夜歩きをするだけだ。熊沢山への登りは若干きつかったが、その先は笹原の広がる眺望の良い快適な稜線歩きとなる。丸川峠から狼平あたりの笹原は広大で、昼寝でもしたらさぞかし気持ち良いことだろう。その先再び樹林帯に突入し、小金沢山への最後の登りを登り着くと視野が開け、眺望の良い小金沢山山頂に到着した。想定していたよりも早く到着でき、5時15分ごろに着いた。

熊沢山から見る小金沢山

丸川峠付近の広大な笹原。小金沢山と富士山が並んで見える。

小金沢山への樹林帯の登り。若干道のわかりにくいところもある。

小金沢山山頂

山頂から見る夕暮れの富士山

牛奥ノ雁ヶ腹摺山と川胡桃沢ノ頭のコルのところに富士山が見える。距離が遠く、面白い前景も無く地味な富士山に見える。
連休を利用して私たちと同じような事を考えている人がいるようで、山頂から1段下のところに既にテントが一張設営されていた。私たちもテント設営し、夕食をとる。東の空には月が登って来ていた。本日の月は本年最も地球に接近する月で、大きく見えるので「スーパームーン」と名付けられていたが・・・いつも山上で見る月とあまり変わり映えがしない。あいにく空には雲がかかりはじめてしまい、星空は期待できなくなってしまった。夜8時まで月や東京都の明かり、甲府盆地の明かりなどを眺め撮影して寝ることにした。翌朝、もし空が晴れれば、富士山の上に立ち昇る天の川が見られるはずなのだが・・・目覚ましは午前3時にセットする。(5月6日に続く)

東の空に昇ったスーパームーン

スーパームーンと東京の明かり

小金沢山山頂に設営したテントと甲府盆地の明かり

小金沢山から見る月光富士 霞がかかって鮮明には見えてくれない。

月光照らす立ち枯れの木々