後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

私は何故米軍基地の司令官の顔写真を掲載したのか?

2009年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

顔写真を名前入りでホームページに公表すれば、司令官がテロリストの攻撃を受ける可能性が大きくなります。しかし一方、基地運用の責任の所在をアメリカの納税者へ示す義務も政府にはあります。司令官になった以上、テロリストの攻撃は覚悟の上です。

翻って日本の自衛隊の基地のホームページには司令官の顔写真は公表されていません。日本民族の作る組織体ではその運用の責任を個人へ与えません。責任の所在も明確ではありません。自衛隊は国民の税金で作ったものです。しかしその実態も責任者も明確に公表しません。

どちらが良いと主張するつもりはありません。違った文化を持つ民族がある組織を作るとその管理や運用には大きな違いが出るという実例として分かり易いと思いました。その理由で顔写真と名前を掲載致しました。いかがでしょうか?(続く)


米軍基地、その早わかりーアメリカは世界の三分の二を軍事支配しているローマ帝国のような存在です!

2009年12月21日 | うんちく・小ネタ

アメリカは何故、外国に多くの軍事基地を持っているのでしょうか?本当は全世界を軍事的に支配したいのです。しかしロシア、中国、北朝鮮、そしてアメリカへ敵対する中近東のイスラム諸国はアメリカの基地建設を断り、軍事的な独立を誇っています。

それ以外の国々は世界の約三分の二くらいの面積でしょうか。そこにある親米的な国々はアメリカへ基地を提供したり、相互防衛条約などによってアメリカの軍事力と共同戦略を持っています。ロシアと中国以外の国々は一国でアメリカへ軍事的に対立したり、戦争を始めることは不可能と言われています。

アメリカが重要視している戦略はロシアと中国を東西から挟み撃ちにする十分な軍事力を日本とドイツに常時置いておくことです。

特に重要な西ヨーロッパにはアメリカとの相互軍事同盟が幾重にも結ばれています。

イギリスに航空母艦があれば、アメリカの航空母艦をヨーロッパへ常駐させる必要はありません。

日本の海上自衛隊が航空母艦を保有して横須賀に置いておけばアメリカは横須賀基地から引き揚げても安心です。

簡単に言えば、日本から米軍基地を無くす現実的な方法は日本が航空母艦を持ち、戦闘機を現在の3倍位に増加させることです。現在、保有していない長距離爆撃機を新たに保有しモスクワを爆撃出来るようにしなければなりません。そのような方針が日本にとって良いことか否かを国民が議論して賛成する範囲のことを実行するしかありません。

アメリカの世界支配の野望が有る限り、日本から基地は無くなりません。

そんな明快なことを日本のマスコミは一切報道しないのです。基地周辺で起きるアメリカ兵の粗暴な犯罪を感情的に取り上げ、そして短絡的に「基地反対!」と叫ぶだけです。そのような浅薄な報道を信じている鳩山さんのお坊ちゃんぶりで日本はどうなるのか心配です。皆様はどのようにお考えでしょうか?(続く)


米軍基地、その早わかりー横須賀海軍基地と厚木飛行場は世界最大の海外基地

2009年12月21日 | うんちく・小ネタ

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横須賀と厚木飛行場はアメリカ海軍の海外基地の中では一番大きく、すぐれた海上攻撃能力誇っています。アメリカ海軍が海外に常駐している航空母艦は、横須賀に常駐している、ジョージ・ワシントン ただ一艦だけです。守備範囲は太平洋とインド洋の全域です。アメリカ西海岸のサンデイエゴ海軍基地からの出撃よりも17日間も早くインド洋へ展開できます。

横須賀基地の強さは実は厚木飛行場が艦載機の貯蔵、修理、訓練を受け持っていることによります。厚木飛行場は日本の航空自衛隊との共用です。しかしいつも騒音問題でマスコミに取り上げられるのか艦載機のタッチ・アンド・ゴーの離着陸訓練のせいと考えられています。狭い航空母艦へ安全に着陸するには毎日の訓練が欠かせません。横須賀に常駐している航空母艦には核弾頭を持ったミサイルが常備されているのは常識的に推定出来ることです。

日本のマスコミは基地問題をその一つ一つの騒音問題と粗暴なアメリカ兵の犯罪だけを感情的に取り上げて大騒ぎをします。しかしその報道姿勢が日本人の米軍基地への理解を間違ったものにしています。日本の外交を大きく誤られせているのです。

世界中にアメリカ軍は基地をどのように配備しているか?それぞれの守備範囲と役割は何か?それに比較して日本に散在している基地はどのような規模と役割か?そのような世界的な視野を常に持って、読者へその視野からの情報を提供すべきと信じています。あなたは日本のマスコミの基地報道にどのような問題を感じていらっしゃいますか?コメントをお待ちしています。

Birdh1 横須賀を基地とする第七艦隊の司令長官の写真です。(Vice Adm. John M. Bird ) 

下にYokosuka US Navy Base のHPから取ったMissionの文章の一部を転写しました。

Commander Fleet Activities, Yokosuka comprises 568 acres and is located 43 miles south of Tokyo at the entrance of Tokyo Bay and approximately 18 miles south of Yokohama. Yokosuka is on the Miura peninsula in the Kanto Plain region of the Pacific Coast in Central Honshu, Japan. CFAY is the largest overseas U.S. Naval installation in the world and is considered to be one of the most strategically important bases in the U.S. military.

   Yokosuka boasts some of the largest and best of everything the Navy has to offer. Over 50 forward-deployed tenant commands in Yokosuka support WESTPAC operating forces, including principle afloat elements of the United States Seventh Fleet and Commander Destroyer Squadron 15, including the only permanently forward-deployed aircraft carrier,  USS George Washington (CVN-73).


淋しい山林へ分け入る

2009年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

山林へ分け入るこの道が最後の舗装道路です。この奥は細い山道が淋しい雑木林の中をクネクネと続いています。いつもこの舗装道路の最後に来ると何故か悲しさで気持ちが引き締まります。車の中に家族が幾人も乗っていてもこの感じは変わりません。どういうものか昔から回りが賑やかな時にも数秒間の寂寥感が襲ってきます。不思議です。

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細い道にある大石を避けながらゆっくり車を運転して行くと、美しい雑木林のシルエットが左右に見えます。車を止めて、白い息を吐きながら冬の林の写真を撮ります。

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日差しはあくまでも明るく輝いています。見た目には暖かそうな山林です。木枯しも吹いて居ません。静かです。小川の音しか聞こえるものが有りません。

しかし小屋の中に入ると、そこは夜の厳寒が凍りついてままです。外よりも寒いのです。あわてて薪ストーブを焚きつけます。

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薪がゴーゴーと音をたて燃え上がります。10分もすると小さなコンクリの部屋が暖かくなります。防寒着を脱ぎ、ホットして窓の外を眺める余裕が出て来ます。コーヒーでも淹れようと考えながらのろのろ動き始めます。

しかし窓の外の眺めが淋しい眺めです。冬の弱弱しい日射しが枯れ果てた雑木林に降り注いでいます。孫達は丘の上の広い牧草地で野球をしています。

薪ストーブを燃やして、その傍でウトウトして休みます。帰りの運転のためにエネルギーを貯めておこうとしているのです。次第に体力の無くなる体です。

老境の悲しさです。しかし若い時と違って、何か深い満足感が裏にある悲しさです。世の中の人々はこのような心境を悠々自適と言います。そうかも知れません。

貴方の老境には淋しさと満足感が行ったり来たりしていませんでしょうか?

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今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。藤山杜人