後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ネットの上で友人になった甲斐駒さんを懐かしく思い出しています

2009年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

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ネットの上で友人になった甲斐駒さんに昨年12月5日に初めてお会いしました。甲斐駒ケ岳の麓にある別荘へご案内して頂きました。昨年の12月5日は雨の日でした。

太い幹が立ち並ぶ雑木林の中に別荘が見えてきます。雪になりそうな冷たい雨にけぶっています。山林の木々を少しだけ切り、別荘を建てたのです。作った人の樹木へ対する慈しみの気持ちが伝わってきます。

初めてお会いした甲斐駒さんの別荘です。趣味人倶楽部というネットで知り合った方です。ネットで知り合った方に実際にお会いするのは初めてでした。

山林の中の一番高い所に建ててあるので、どの窓からも雑木林が見下ろせます。

離れの窓枠はアメリカから輸入した木造です。壁には海外旅行のときの写真が飾ってあります。以前乗っていたアメリカ製の白い大型スポーツカーの写真もあります。

お仕事は国鉄でした。首都圏のいろいろな駅の駅長さんをされました。引退後ある会社をつくり大成功されたそうです。

JRになる前の国鉄時代の、「駅長さんの面白い体験談」をいろいろお聞きしました。戦中、戦後のお話も興味しんしんでした。気がついたら外がほの暗くなりかけています。帰るとき随分下のほうに停めていた私の車まで、傘をさして送ってきてくださいました。

周辺の10軒くらいの別荘の持ち主のことや建物の特徴をさりげなく説明してくれました。ユンボという土木機械が運転出来るので、近所の別荘の周囲の整理や道づくりをボランティアとしてされている様子です。

その後、私の山林の中の小屋まで遊びに来てくれました。夏には一緒にビールと飲みましょうと言ってお別れしました。

甲斐駒さんは台湾に親しい友人が居て、よく海外旅行をしています。何度かお会いしようとしましたがすれ違いでした。そのうち私が前立腺ガンになり入院、手術をしたりして、一瞥以来お会いしていません。しかし人情の厚い方で何回も親切な励ましのメールを頂きました。

来年こそは一緒にビールを飲みたいと楽しみにしています。お懐かしい方です。

甲斐駒さん、何度も励ましのメールを頂きまして有難う御座いました。どうぞ楽しいお正月を御迎え下さい。(終り)

撮影場所:山梨県北杜市白州、横手、甲斐駒山麓にて、撮影日時:2008年12月5日午後1時から3時の間。


江戸の町並みの面影を求めて小さな旅をしました

2009年12月10日 | 写真

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今朝は母親が子供をいじめるという暗い記事を書いて、気分まですぐれなくなったので気分転換に小さな旅をしました。

電車で国分寺まで行って西武線に乗り換え川越へ行きました。江戸時代の商店を復元し保存している通りが長く伸び、なにかゆっくり時間が流れる町です。芋とセンベイの他は本当に何も無い所です。何も無いから心がくつろぐのです。ブラリと歩いて写真を撮ります。そして疲れたら公開している古い商店に入り、誰も居ない座敷に座って裏庭をボンヤリと眺めます。昼食は田舎風の店で芋ソーメンを食べました。またブラブラ歩きながら、芋ヨウカンとセンベイと豆ダイフクを家内へのおみやげに買い、電車で帰ってきました。江戸の面影が好きな方へ写真を10枚お送りします。

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日本には悲しい不幸な家族関係が多いことに吃驚しました

2009年12月10日 | うんちく・小ネタ

人間の幸福はみな同じような状態で、不幸はそれぞれ全て違うと言います。昨日ある理由で家庭内暴力で傷ついた児童の養護施設と東京都立児童相談所を訪問して実態を調べて来ました。あまりにも数多くの不幸な家族関係があるのです。昨日から暗い気持ちを引きずっています。

今日はその事を書いて、皆様と一緒に考え、少しでも児童相談所を応援したいと思い筆を取りました。問題が問題だけに個人的な実例やプライバシー情報は書きません。公開情報だけをご紹介します。

まず日本全国の児童相談所が昨年度に子供の虐待で相談を受理した総数は4万1千件です。東京都だけでも、昨年度は家庭内虐待問題で3157件の相談に乗っています。

私が暗然となった原因は子供へ暴力をふるっている人が大部分、実の母親なのです。相談件数の約70%が実の母親なのです。実の父親も暴力をふるっていますが、それは約20%なのです。義理の父母は意外に少ないのです。

私は戦前、戦後をまたいで少年期を過ごしました。その頃は戦争の野蛮さが家庭内にも浸透していたので親はすぐに子供を叩きました。叩かれる前に素早く逃げていたものです。しかし何処の家でも子供を叩くのは父親と決まっていました。それを止める役が母親でした。そして継母も子供を折檻していたものです。

ところが最近は実の母が暴力をふるい、子供が家庭に居られなくなって養護施設へ行くのです。どうしてこのようになったのでしょう?不可解千万です。と同時に目の前が暗くなります。私はこのブログで母の愛の絶対性や美しさを何度も書いて来ました。ショックです。

この状態に対して皆様のご協力をお願い致したいと思います。まず近所や子供さんの友達に家庭内暴力の存在が想像できる場合は即刻、児童相談書へ電話で通報して下さい。匿名電話で結構です。児童相談所は必ず感謝して、誠意を持って対処、保護活動を開始します。この一般通報は虐待相談の経路の30%を占めていて重要な経路になっています。

母親が自分で相談に行くケースは非常に少なく、その他の家族や、学校や、警察からの通報などもあります。各市町村立の子供家庭支援センター経由の相談も16%と多い部類です。

児童相談所に通報が有ればすぐに調査を始めます。子供の行っている学校や児童館へ連絡し子供の様子を調査します。周りの状況を確かめた後に虐待をしている母親が親しくしている人を見つけ、その人を通して交渉を始めます。それで解決しない場合は法律に基づいて子供を養護施設へ入れる措置をとります。問題が問題だけに慎重なアプローチが必要なのです。それを誤解して時々新聞は対応の遅さを非難します。しかし児童相談所は情熱的に問題解決にあたっているようです。匿名通報者も時々、あの通報はどのように進展しているか電話で問い合わせると納得が行くと思います。

現在、東京都立の児童相談所は11ケ所あり、都内の養護施設には家庭内で虐待を受けた子供が多数生活をしているのです。皆様の出来ることは家庭内虐待を暗示するような証拠を見つけたら即刻、電話で通報することです。

通報さきの電話番号は「児童相談所」か「子ども家庭支援センター」を検索すると出てきます。最後に「児童相談所」の「子ども家庭支援センター」の役割分担と連携動作についてご説明しておきます。これれは全国みな同じです。児童相談所は都道府県が設立、運営している役所の一種です。子ども家庭支援センターは市町村の自治体が設立、運営している役所の一部です。どちらに通報しても両者の連携は緊密で、協力関係が良いようです。児童相談所は法律的な保護措置を実行出来る権限がありますが、子ども支援センターにはありません。前者には家庭問題解決の専門家を多く持っています。後者は相談には優しく、親切に対応してくれますが専門家が少ないので困難な問題は児童相談所へ回します。

今日は家庭内の子供の虐待が少しでも少なくなるようにマリア様へ御祈りしたいと思います。   藤山杜人