この不景気の時代に自分達でお金を出し合って立派な建物を作った人々の群れを見て来ました。昨日の午後の事です。建築費用は一億円以上です。
キリスト教の信者が自分達の教会を建てたという話です。何処にでもあるような話ですが、まあ以下もお読み下さい。
キリスト教とは関係の無い部分でも感動しました。それは「日本にも自由と平等の思想がやっと根づいた!」という感動だったのです。実はこの記事の題目にしたかったのですが、あまりにも抽象的な題目なのでやめました。
具体的に言えば、お金の集め方と建物の設計の進め方が実に民主的なのです。
この教会の100名前後の会員がまったく平等に建築事業に参加し、自由に設計の内容にアイデアを出し合い機能的で耐震性に優れた建物を完成したのです。
寄付の集め方に無理が無く、2004年から少しずつ集めたのです。そして設計の内容を相談する会合を数多く開いて全ての人々の意見を何度も聞いたのです。
災害時には近隣の人々の緊急避難所として使いやすいような構造にしました。昨日の献堂感謝礼拝には信者でない近隣の人々も見学を兼ねて出席していました。
このプロテスタント教会の牧師さんは、丸山和則さんという方です。アメリカの大学でMBA(経営学修士)の資格を取ったビジネスマンが数年前に牧師に転身した人です。2008年に小金井の教会の牧師になりました。そして着任以来たった4年で新しい会堂を作ってしまったのです。
丸山牧師の事はこのブログで、勢いの良いビジネスマンが牧師になってしまったーこの不思議さ! という記事でご紹介してあります。
MBAを持っているので、経営力や営業力が優れているのは当然です。しかし私が感動したことは彼の体に「民主主義」という血潮が流れていることです。信者全員が平等に会堂建設を楽しみながら参加したのです。
昨日の献堂感謝礼拝に行きましたとこころ受付に数多くの人々が実に嬉しそうに立って迎えてくれたのです。瞬間的に確信しました。「ああ民主的に進めた事業だな」という確信です。
宗派の違う小金井市にある11の教会も支援しました。私達の通っているカトリック小金井教会の主任司祭のディン神父さまも強力な支援をしました。関係している聖ヨハネ布教修道女会の協力を得て、建築中の8か月間の礼拝式に使う場所を紹介したのです。昨日の献堂感謝礼拝にも参加していました。
寄付は宗派の違う全国100ケ所以上の教会からも寄せられました。
最後にキリスト教的な感想を一つだけ書かせて下さい。 現在、イスラエルという戦闘的な国家がある中近東の荒れ野にイエス様が生まれました。2000年くらい前のことです。その一人の人の教えを遥か遠く離れた日本で現在も大切にされているのです。人々が一切の外国からの援助無しで立派な教会堂を建てたのです。イエス様が建てたのです。不思議ではありませんか?このような実例は日本に数多くあるのです。イエス様がお望みなら何でも出来るのです。 丸山牧師も日本キリスト教団小金井教会の信者もイエス様に導かれて動いただけなのです。 下に昨日撮った写真を示します。