仏教に興味のある方は必見の展覧会です。一部屋に19像の展示があり、比較的に小規模な展覧会ですが、道の奥深い青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の平安時代の素朴な、そして篤い信仰がひしひしと感じられるような仏像展です。
奈良や京都の洗練された華麗な仏像ではありませんが何故か力強く、圧倒的な感動を覚えます。撮影禁止なのでこの展覧会のHP(http://michinoku2015.jp/highlight.html)から4枚の写真をお借りしてお送りします。はじめの写真は今日私が撮った会場入り口です。
二番目の写真は、国宝「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)および両脇侍立像(りょうきょうじりゅうぞう)」 平安時代・9世紀/福島・勝常寺(しょうじょうじ)蔵 :
東北が誇る国宝仏。土地にゆかりのあるケヤキの巨材を用いて、一木造(いちぼくづくり)の技法で造られています。3体とも圧倒的なボリュームと風格を有し、みちのく仏教文化の繁栄をいまに伝えています。東京での公開は15年ぶりです。
三番目の写真は、重要文化財「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」 平安時代・貞観4年(862)/岩手・黒石寺蔵:
鋭い眼差し、厳いかつく堂々とした体つきですが、人々を包み込むような優しさがあります。一木造の像内は刳(く)られ、貞観4年(862)の墨書があります。7年後に東北を襲った貞観地震を知る像で、長く地域の人々に寄り添ってきました。
四番目の写真は、重要文化財「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」 平安時代・9世紀/宮城・双林寺蔵/画像提供:東北歴史博物館:
ケヤキの一木から彫りだされた像で、正面からみると衣のしわが細かく表され、軽やかな感もありますが、厚い胸の表現には、平安前期彫刻の力強さがよく表れています。
五番目の写真は、重要文化財「十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう)」(丑神(ちゅうしん)、寅神(いんしん)、卯神(ぼうしん)、酉神(ゆうしん)) 鎌倉時代・13世紀/山形・本山慈恩寺蔵 :
本山慈恩寺は、山形県寒河江(さがえ)市にあります。ここはみやこの影響を早くから受け、仏教文化が栄えました。本像もおそらくは中央の仏師による鎌倉時代の像で、姿は個性にあふれています。東北を代表する十二神将です。
奈良や京都の洗練された華麗な仏像ではありませんが何故か力強く、圧倒的な感動を覚えます。撮影禁止なのでこの展覧会のHP(http://michinoku2015.jp/highlight.html)から4枚の写真をお借りしてお送りします。はじめの写真は今日私が撮った会場入り口です。
二番目の写真は、国宝「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)および両脇侍立像(りょうきょうじりゅうぞう)」 平安時代・9世紀/福島・勝常寺(しょうじょうじ)蔵 :
東北が誇る国宝仏。土地にゆかりのあるケヤキの巨材を用いて、一木造(いちぼくづくり)の技法で造られています。3体とも圧倒的なボリュームと風格を有し、みちのく仏教文化の繁栄をいまに伝えています。東京での公開は15年ぶりです。
三番目の写真は、重要文化財「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」 平安時代・貞観4年(862)/岩手・黒石寺蔵:
鋭い眼差し、厳いかつく堂々とした体つきですが、人々を包み込むような優しさがあります。一木造の像内は刳(く)られ、貞観4年(862)の墨書があります。7年後に東北を襲った貞観地震を知る像で、長く地域の人々に寄り添ってきました。
四番目の写真は、重要文化財「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」 平安時代・9世紀/宮城・双林寺蔵/画像提供:東北歴史博物館:
ケヤキの一木から彫りだされた像で、正面からみると衣のしわが細かく表され、軽やかな感もありますが、厚い胸の表現には、平安前期彫刻の力強さがよく表れています。
五番目の写真は、重要文化財「十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう)」(丑神(ちゅうしん)、寅神(いんしん)、卯神(ぼうしん)、酉神(ゆうしん)) 鎌倉時代・13世紀/山形・本山慈恩寺蔵 :
本山慈恩寺は、山形県寒河江(さがえ)市にあります。ここはみやこの影響を早くから受け、仏教文化が栄えました。本像もおそらくは中央の仏師による鎌倉時代の像で、姿は個性にあふれています。東北を代表する十二神将です。