後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「ゴッホの油彩画の追加です」

2019年08月04日 | アート・文化

1番目の写真は「ひまわり」です。1888年8月から1890年1月にかけての作品です。南仏のアルル滞在時に盛んに描かれた。花瓶に挿された向日葵の「ひまわり」は7点存在し、2007年現在6点が現存している。

2番目の写真は「糸杉と星の見える道」です。ゴッホがこの世を去る2か月前の1890年5月、フランス南部のサン=レミ=ド=プロヴァンスにある精神病院で療養中の作品です。

3番目の写真は「星月夜(ほしづきよ)」です。南フランスの聖ポール療養院で1989年にゴッホが見た星空です。
ゴッホが入院した聖ポール療養院(Saint Paul de Mausole)は、現在でも診療が行われており、ゴッホの病室や回廊も公開されているそうです。

4番目の写真は「医師ガシェの肖像」です。1890年6月の作品です。医師ガシェは絵画愛好家でありゴッホと親しくセザンヌやピサロらと交友があったほか、自らも絵画を描いていました。

5番目の写真は「カラスのいる麦畑」です。この作品は、ゴッホが拳銃自殺を図った1890年7月に完成されたもので、「巨匠最後の作品」です。

ゴッホの生前に売れた絵はたった1枚『赤い葡萄畑』だけでした。それでも弟テオドール(通称テオ)の援助でなんとか生活していたのです。
ゴッホは油彩900点、素描1100点を遺しました。
傑作とされる作品はほとんどが晩年の約2年半(1888年2月から1890年7月)に制作されたものでした。
しかし彼の絵画は世界中で人々に感動を与えているのです。不思議です。私も彼の絵が大好きです。

好きという軽々しいものではなく魂がゆさぶられるのです。生きる勇気が猛然と湧いて来るのです。人間の素晴らしさを感じるのです。そして何と言っても美しいのです。
1989年、1990年にオハイオのコロンバス市に住んでいたときゴッホの絵があるシカゴ美術館やピッツバーグ美術館に何度も車を走らせたこともありました。
ゴッホの絵は世界の宝です。

「ゴッホの絵とその風景の現在」

2019年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は日曜日なのでゴッホの絵でもご覧になってのんびりとお過ごし下さい。
私の好きな絵を3枚だけお送りします。

1番目の写真は1888年作の「黄色い家」です。この家は1944年に戦災で破壊され現存していません。
南仏アルルに活動の拠点を移したゴッホは、ラマルティーヌ広場(Place Lamartine)沿いのこの黄色い建物の一部をアトリエと住居として間借りしていました。

2番目の写真は番目の写真は1888年作の「アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)」です。
南仏アルルの跳ね橋をモチーフにした作品は複数あります。橋の手前で洗濯する女性たちが描かれた作品の一つがクレラー・ミュラー美術館に収蔵されています。
実際のモデルとなった橋はアルルの中心部から約3キロほど南西の運河に架かっていましたが現存していません。観光用に作った橋がありますが絵画の雰囲気とはまったく違います。

3番目の写真は1888年作の「夜のカフェテラス」です。
南仏アルルの星空の下、人でにぎわうカフェテラスが描かれています。オランダのクレラー・ミュラー美術館蔵です。

4番目の写真は「夜のカフェテラス」のモデルになったカフェの現在です。ゴッホのカフェという名前でしごく繁盛しているそうです。

5番目の写真は観光用に再現された「アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)」です。ゴッホの絵と比べるとガッカリします。
もっとゴッホの絵をご覧になりたい方は、http://www.art-library.com/gogh/index.html にあります。

今日も暑い日なのでゴッホの絵でもご覧になって家の中でのんびりとお過ごし下さい。

それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平穏をお祈り申し上げます。 後藤和弘