ソ連時代のウクライナはロシアとペラルーシと共にソ連の主要な一部で軍事産業が発達し、また穀倉地帯としてソ連の食料を支えていました。
ですからこそ現在のロシアはウクライナをなりふり構わず取り戻したいのです。この歴史的背景でロシアがついにウクライナ東部へ平和維持軍を派遣して軍事占領してしまったので。
そして2つの人民共和国の独立宣言を高らかに宣言したのです。2つの人民共和国とは「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」のことです。
ここでウクライナの首都、キエフの写真2枚と平和な農村の風景写真2枚を示します。「ウクライナの風景写真」を検索して、お借りしました。
写真に示したような平和な都市や農村が今や戦争の危機に瀕しているのです。
ソ連時代のウクライナとロシアとペラルーシの一体化の歴史を考えるとプーチンさんの気持ちは分かります。
しかし時代が変わっているのです。プーチンさんの時代錯誤で戦争の悲劇が起きるのです。
以下に Reutersの報道を転載します。
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「ロシア、ウクライナに「平和維持軍」派遣へ 親ロ2地域の独立承認」
2022年2月22日、By Reuters Staff
https://jp.reuters.com/article/purin-ua-east-idJPKBN2KQ1UM
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認する大統領令に署名した。その上で2地域に軍を派遣するよう国防省に命じた。米欧は強く反発し、対抗措置を取ると表明した。
派遣する部隊の規模は明らかになっていないが、法令によると、ロシアは2地域で軍事拠点を設ける権利があり、派遣される軍は平和維持の任務に当たる。欧米側がこうしたロシアの軍事行動をウクライナへの本格侵攻の始まりと捉えるのかは不明。
ロイターの記者は、プーチン氏による部隊派遣の指示後、ウクライナ東部ドネツク州の首都ドネツク周辺で軍用車両が隊列走行しているのを確認した。
ロシア国営テレビはこれに先立ち、プーチン大統領が親ロシア派の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を認める大統領令に署名する映像を放映した。
プーチン大統領はテレビ演説で、ウクライナはロシア史の不可分の一部で、ウクライナ東部は古代ロシアの領土だったと述べ、怒りの表情を見せた。ロシア国民が今回の決定を支持すると確信していると語った。
さらに、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟はロシアへの直接的な脅威になるとし、NATOがロシアの安全保障要求を完全に無視したと非難した。
プーチン大統領は、ロシアがウクライナに対しどのような行動を取るかにかかわらず、西側は「制裁の根拠を見つけたとするか、あるいは捏造するだろう」とした。
ロシア大統領府(クレムリン)によると、プーチン氏はこれより先、独仏の首脳との電話会談でウクライナ東部に関する決定を伝え、両国の首脳は遺憾を表明したという。
原則的に合意していた米ロ首脳会談の開催も危うい状況となった。ロシアの通貨ルーブルは下げ止まらず、1ドル=80ルーブルを突破した。
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以上のようなロシア軍の進駐は中国にも影響があると思います。
中国は台湾の占領を願っています。しかし今回のロシアのように、中国は一気に台湾を軍事占領しないで台湾領の離島を軍事占領すると思います。
台湾領の離島とは南シナ海の台湾の飛行場のある島や中国本土の近い台湾領の島々のことです。
こうなれば日本にある米軍基地からアメリカの戦闘機が飛び立ちます。
このようにウクライナ情勢はアジアの平和の危機に連動しているのです。
実に怖ろしい世界の状態です。注意深くウクライナ情勢を考えるべきではないでしょうか?
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)