地方の方々が東京に観光に行くとき何処を訪れるでしょうか?多分、皇居や銀座、そして原宿、新宿、渋谷、浅草などと思います。しかしもし一泊なさるなら翌日は郊外にある興味深い観光名所を是非訪れるのも良いと思います。
今日から「東京の観光」と題する連載で東京の郊外にある面白い、そして感動的な観光名所をご案内したいと思います。例えば都立神代植物公園、都立薬用植物園、深大寺、夕焼け小焼けの里、高尾山と薬王院、御岳と玉堂美術館、奥多摩湖と奥多摩周遊道路などなどです。
今日は連載の第一回目として都立神代植物公園をご紹介したいと思います。
神代植物公園は都内で唯一の植物公園です。1961年10月に開園しました。東京の郊外にある調布市にあり、園内には約4,800種類、10万本、株の植物がブロックに分かれ植えてあります。サクラ、ハナミズキ等の花木をはじめ巨大なカツラ、クヌギ、ケヤキなどの武蔵野の雑木などもあります。
四季折々美しい花々も咲いています。特にバラ園は、2009年に世界バラ会連合優秀庭園賞(WFRS Award of Garden Excellence)を受賞しました。広大でバラの種類も充実しています。春と秋にはバラフェスタが開催され夜のライトアップもあります。
毎年、家内と一緒に春と秋のバラのフェスタを見に行ったものでした。
バラ庭園に植えれたバラは種類が多く、春バラは409品種5,200余本もあり、秋バラは約300品種5,000余本が植えてあります。
下手な写真ですが私が撮りましたバラの花の写真を3枚お送り致します。



バラの花も良いものですが植物が好きな方々には南洋の熱帯植物に憧れている人も多いと思います。神代植物公園には特に大きな温室があります。

4番目の写真はバラ園の向こうにある大温室の写真です。

5番目の写真は大温室の内部の様子です。
私は戦前生まれ戦後育ちです。幼児のころから絵本や物語で熱帯の南洋はすばらしい所だと教わって来ました。そこには見たことも無い熱帯の花々が咲き乱れ、食べたことの無いマンゴーやパパイアが実っているのです。私は幼い頃から熱帯植物に強い憧れを持っていたのです。
それで神代植物公園の大温室にひどく感動するのです。入ると実に幸せな感じがします。
神代植物公園の大温室は日本でも最大級です。広さは3200平方メートル、約1000坪もあります。
サボテン類などの貴重な乾燥地の植物や、世界自然遺産である小笠原諸島の植物も含めて、色鮮やかな花を咲かせる熱帯植物や、食虫植物など、世界中の珍しい植物を収集し、合計約1,300品種も展示しているのです。
その上、チリのビーニャ・デル・マル植物園との協定でチリ植物のコーナーもあるのです。それは世界中の熱帯植物を展示してある大温室なのです。
植物のお好きな方が見たら必ずや感動すると思います。
写真にこの大温室に咲いている花々を示します。全て自分で撮った写真です。




さて温室と言えば新宿御苑にも大温室があります。多数のランの品種を収集してあることで有名な温室です。
その他、都立夢の島公園内にも大温室があります。伊豆七島の八丈島にも都立の熱帯植物園があります。勿論、全国には数多くの熱帯植物の温室があり公開しています。
熱帯の花々や観葉植物が好きな人が多いのです。熱帯植物は人間を情熱的し幸せにしてくれるのです。何故か頭(こうべ)の下がる思いがします。
今日は「東京の観光」という連載の第一回目として都立神代植物公園をご紹介致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)