東京の観光地としては高尾山と薬王院、そして裏に続く城山、小仏峠、景信山、陣馬山も魅力的な所の一つです。四季折々どの季節に訪れても素晴らしい所ですが特に紅葉の頃が良いと思います。
そこで今日は高尾山と薬王院、その裏山をご紹介したいと思います。現在は春ですが紅葉の頃の風景を示します。
高尾山は、東京の西の郊外にある山です。標高は599mの山です。
山頂付近に神仏混淆の薬王院というお寺があり、お寺の本堂の背後に飯綱権現神社があります。古くから修験道の聖地でした。
11月の中旬になるとイロハカエデ、ブナ、オオモミジの木々が美しく色づき山全体が紅葉になり素晴らしい所です。ミシュランの3つ星に認定されたこともあり、海外からの観光客も多く訪れます。
それでは以前、私が撮って来た写真と、https://yamahack.com/1945 からお借りした写真をまじえて高尾山の紅葉の風景写真を7枚お送り致します。
1番目の写真は高尾山に上げるケーブルカーの出発駅周辺の紅葉です。
7枚の写真のうち2番目、3番目、と7番目の写真は自分で撮りました。残りはお借りした写真です。
2番目の写真はケーブルカーの出発駅の右手にある高尾山登山道の入り口周辺の紅葉です。
3番目の写真はケーブルの線路下から見上げた高尾山の南面の紅葉です。
4番目の写真はケーブルの山頂駅から少し登った所にある展望台から見下ろした八王子の街の風景です。
5番目の写真は山頂の薬王院の周囲の紅葉です。
6番目の写真は薬王院を通過して高尾山の最高部へ行く登山道の回りの紅葉です。
7番目の写真も同じく高尾山の頂上へ行く登山道の回りの紅葉です。
高尾山の山頂からは尾根づたいに城山、小仏峠、景信山、陣馬山へ歩いて行けます。
小仏峠は旧甲州街道の峠で、それを東に3Km位下るとバス停がありJR中央線の高尾駅に出ます。西に下ると10Km位歩くとJR中央線の相模湖駅に行けます。
秋にこの山々を歩くと全て紅葉した雑木林の山道です。高尾山の山頂から陣馬山までの行程は約90分です。遥か下に中央高速道路や相模湖が見える気持ちの良い山道です。険しくないので家族連れがよく歩いています。
高尾山は1967(昭和42)年に明治の森高尾国定公園に指定されました。
山内には、約1200種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息していると言われています。春の山桜、夏の青葉などいつ登っても楽しい山です。
さてこの高尾山には神仏習合ということが明快に理解出来る薬王院があります。真言宗智山派のお寺ですが、本堂のご本尊様が神道の飯綱権現という神様なのです。神仏習合です。
この本堂のすぐ上に立派な飯綱権現神社が建っているのです。
この本堂のご本尊様と飯綱権現神社の両方に真言宗のお経をあげているのが僧侶なのです。
この神道の飯綱権現の本部は長野県の飯綱山を神様と信仰する飯綱権現神社なのです。高尾山薬王院は興味深い神仏習合のお寺なのです。
今日は紅葉の高尾山、薬王院、城山、小仏峠、景信山、陣馬山などをご紹介しました。このハイキングコースは紅葉の時期も良いのですが、新緑の頃もウグイスが鳴いていてとても良いものです。高尾山と裏山は四季折々楽しい素晴らしい山です。
なお高尾山へはJR中央線の新宿から1時間の高尾駅で下車、そこで京王線に乗り換えると終点が高尾登山ケーブルカーの駅のすぐ傍です。交通の便が良いので是非お出掛け下さい。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)