広瀬川は仙台市のシンボルとして親しまれている川です。『青葉城恋唄』(歌/さとう宗幸)にも唄われています。
中流では仙台市の西縁から南縁を経て東へ流れています。両岸には自然が多く残され、初夏の鮎釣り、秋の芋煮会など市民がレジャーを行うことも多い川です。仙台七夕花火祭や広瀬川灯籠流しなど祭りの会場にもなっています。
上流には紅葉の名所の作並温泉があります。宮城県と山形県の境にある関山峠付近が源になっています。全長は45Kmの一級河川です。
江戸時代に伊達氏が居城にした仙台城は、広瀬川中流の右岸にある青葉山に築かれ、川を第一線の守りにしていました。
幕末に広瀬川中流域で亜炭が発見されて以降、家庭で亜炭が広く使われてきました。しかし亜炭採掘は1950年代に終わりました。
江戸時代には、広瀬川は上流から流れる場所の地名をとって様々な名で呼ばれました。作並川、熊ヶ根川、愛子川、仙台川、長町川などです。
愛宕橋の川下にある愛宕堰からは、下流左岸の七郷堀と六郷堀を流れる農業用水が取り入れられています。これにより、左岸の仙台平野の灌漑がなされた。さらに下流にある郡山堰からは、右岸の名取郡域に用水が取り入れられてます。
水質は最近回復し、最近では釣り人もよく見かけます。1996年(平成8年)に環境庁は「残したい日本の音風景100選」に「広瀬川のカジカガエルと野鳥」を選びました。
特にカジカガエルの鳴き声は美しく私の耳に今でも鮮明に残っています。
写真はお霊屋橋と広瀬川です。
写真と文章の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E7%80%AC%E5%B7%9D_(%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C)#%E6%AD%B4%E5%8F%B2🄱bです。