後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「北海道の桂の木の写真」

2024年11月12日 | 写真
すっかり秋めいてきた阿寒湖は朝晩の冷え込みによりカツラの黄葉と甘~い香りがします。写真の出典は、https://www.npfj.or.jp/akanko/blog/25345/ です。

日本の北海道、本州、四国、九州の各地[3]、さらに中国、朝鮮半島に分布する。街路樹や公園樹として植えられ、アメリカなどでも植栽されている。日本で自生するものはブナ林域などの冷温帯の渓流などに多く見られる。水際に多く自生し、湿地を好む典型的な樹種で、日当たりの良い乾いた尾根ではほとんど見られない。カツラの大木の下には、必ず水脈があるといわれる。

「思い出多い桂の林と庭に植えた桂の木」

2024年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム
中年の頃に雑木林の広がる甲斐駒岳の麓を散策したことがあります。ある晩秋の日にスウェーデンの学生さんと家内の3人で、黄葉した大きなカツラの木が一面に生えている林を通り抜けました。
甘い香りがあたりにに漂い、それが晩秋の山の冷気とあいまって何故かとてもロマンチックな気分になりました。
それ以来、桂の木の林のある場所を数ケ所覚えていて晩秋になると行く習慣がついてしまいました。
ある時は四季折々によく行く裏高尾の日影沢の大きな桂の林の黄葉を見に行きました。
残念ながら桂の木はみな落葉してしまっています。しかし落葉した桂の葉から例の砂糖菓子のような甘い芳香が一面に漂っています。
その芳香と日影沢の清流の水音とが相まって、香りと音楽の競演のような世界を作っていました。音楽は強いて言えばチャイコスキーのヴァオリン協奏曲でしょうか。
そんな風景を見ながら神代植物公園の桂の木の林や甲斐駒岳の麓も桂の林を想っていました。
桂の木に魅了された私は庭にその木の苗を植えました。そうしたらみるみるうちに成長して大木になってしまいました。小さな庭にそぐわない大木です。仕方なく泣く泣く切ってしまいました。切ってから何十年もたちますが、あの桂の木が懐かしく思います。
ここに以前に裏高尾で撮って来た写真を4枚示します。

さてこの裏高尾の桂林は林野庁が昭和3年に約1400本の桂の木を植えたものなのです。
現在でも、写真にあるように林野庁が木道を整備し、一般へ公開している場所なのです。
桂には楽しい思い出がたくさんあるので、私の大好きな木です。
しかし庭に植えて失敗し苦い経験があります。
それ以来、山の桂の林を見つけて楽しむことにしました。
そんなことを思い出す老境の日々です。皆さまは桂の木がお好きでしょうか?
撮って来た桂林の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)