おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

ベイビーダンス

2009-02-27 22:44:58 | お芝居
 久々に芝居を、立て続けに見ました。野田の「パイパー」と声優さんたちの芝居と「ベイビーダンス」と・・・。
 勿論、野田と無名の声優と俳優座の研究生の芝居ですから大違い。台本も俳優も舞台も・・・。
 でも。何だか現代演劇の壁みたいなものを感じました。ちょっともう何十年も芝居をやってやらせている人間からは残念な・・・。
 天才・野田も衰えを感じました。内容も、演出も始まったとたんにもう底がが割れているような、先が読めてしまう底の浅さが・・・。
 声優のまさに嘘くさい発声と人畜無害な内容と・・・。それから、俳優座の研究生たち。やはり、もうまったく無理がありました!
 今や「事実は小説より奇なり」という現実にあって、火星未来劇であれ、代理妻であれ、もう現実の荒廃は底なし。
 したがって、お芝居も対話劇にならざるをえなくなり、舞台ではむなしい討論が続く、そして、所定の時間が来て、おしまい!
 お芝居は、今は、現実的な力をアクションを、今の社会に人間に強く迫ることはないのか!
 有名な女優のたわいない動作に笑い、無名の役者のけなげな思いにしらっとする。たぶん、舞台演劇は死に瀕しているのではないか。
 自戒!
コメント
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