おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

川の駅水の郷さわら

2012-03-31 19:00:27 | つぶやき
 98歳になる義理の母の見舞いに、香取まで。ついでに、最近オープンしたという「川の駅水の郷さわら」へ立ち寄りました。今頃になっての春一番、南からの強風と荒れ模様の中でした。車も風にあおられて、緊張。東関東自動車道での往復でした。
 「何とかの駅」というご当地施設はあちこちにありますが、利根川に臨むこの施設。遊覧船乗り場はありましたが、そのほかはこれから色々とできる気配。はたしてどれほどの集客力が生まれるのか、ちょっと気になるところ。
 それにしても、利根川。ここまで来るとかなり大きな川です。坂東太郎の面目躍如でした。佐原産の農作物等の売り場は、買い物客が大勢いました。
入江風になっています。左の奥には佐原ドック。
水辺に近づくと、一羽の真っ白な水鳥、餌をくれると思ったのか、近づいてきました。
一本だけぽつんと。樹の下には祠が。新しい施設を建設する中で、由緒ある木が残されたのでしょうか。
市場の中。けっこうな賑わいです。
新鮮なイチゴなど買ってきました。
フードコーナーの入口付近のガラスにこんなポスターが貼ってありました。ユニークですね。裏に回ると、そこには何もなかった!撤去されたようです。残念。
 98歳。これで最後の面会かもしれません。
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宮仕へ終了宣言

2012-03-30 17:45:00 | つぶやき
 小生、本日をもつて宮仕へを無事終了することになりました。大学を出て41年、公立高校の教師を勤め、その後2年間、教育委員会で嘱託として公立学校への外部人材支援事業に携はり、ここに任期満了とあいなりました。
 このかん、たいした病もせず勤められ、諸先輩、後輩にも恵まれたこと、またたくさんの有能な生徒諸君に出会へたことを深く感謝してをります。「すまじきものは、宮仕へ」とか俗に言はれますが、ほとんど嫌なこともなくここまで来られたのは、望外の幸せでせう。迷惑のかけ放題だつたことをお詫び申し上げます。
 43年間、定時制高校をスタート、中堅校、進学校と渡り歩き、結果としては、かなりいい思ひをしてきました。職場への通勤で苦労することも全くなかつた(行きも帰りも始発電車で座り、自転車で通ひ、歩きで・・・)のは、珍しいケースだと言はれています。何しろ一番大変だつたのが、大学通ひでしたから。
 教育界も大阪や東京等、「日の君」問題だけでなく、進学実績やらあれこれ世間のといふか政治(家)の注目を寄せて(ある意味では理不尽な)ゐますが、はてさて今後も無関心ではいられません。
 「邯鄲一睡の夢」といふ故事がありますが、たしかに人生、特に働き始めてからの20代から60代はあつといふ間に過ぎていつた感じです。若い諸君には、人生を一日一日、大事にしたはうがよろしい。
 周りからはボケるんではないかと心配されてゐますが、なんとかかうしてブログでもやりながら、幸ひに、頼まれボランティア仕事も抱えてゐますので、さうさうは・・・。
 まづは、一言、今日までの感謝と御礼のご挨拶まで。 
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カネノナルキ(金のなる木)

2012-03-29 21:57:42 | つぶやき
 めっきり春らしくなった今日。散歩途中、近所の家の庭先にあった木。丈夫そうな幹、硬い葉に小さな赤い花が群がりさいています。
 この木。「ウキペディア」によると

 南アフリカ原産の常緑低木で、樹高は無霜地帯の露地で栽培すると3メートル以上になる。葉は多肉質、長円形で長さ3cmくらい、明るい緑色で金属樣の光沢があり、辺縁部は赤く、特に秋から冬に鮮やかな色になる。葉に斑の入る種類もある。開花期は冬である。
 英語ではdollar plantといい、葉が硬貨に似ているのが名前の由来である。日本では昭和初期に渡来した。栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨がなったように見せかけ、一種の縁起物的な販売方法をとったため、「金のなる木」や「成金草」の園芸名で俗称されることが多くなった。丈夫な観葉植物としてよく栽培されている。
 とありました。
 この栽培法は、すごいいですね。英語名からヒントを得てそうしたのでしょうか。京都のお寺で、竹を四角にしたり、三角にしたりで独特の形に竹を育てて、それを売りにしているお寺がありました。そういえば、鈴虫を冬でも育てて「鈴虫寺」と観光名所?にしていたお寺もありましたが、さて、今は、どうなっているのでしょうか。
 花よりも葉の姿から命名されているのですね。
クリスマス・ローズ。うつむき加減で咲く花です。
 このクリスマスローズ。「ヤサシイエンゲイ」によると
 
 クリスマスローズを含む、キンポウゲ科ヘレボラス属はヨーロッパから西アジアにかけておよそ20種、中国に1種が知られる、毎年花を咲かせる多年草です。「クリスマスローズ」の名前は本来ヘレボラス属の中でも「ニゲル」という一つの種につけられた名前ですが、日本ではヘレボラス属全体を指すのが一般的です。言い換えれば、前者は「狭い意味でのクリスマスローズ」、後者は「広い意味でのクリスマスローズ」ともいえるでしょう。
 日本では春に開花するオリエンタリスを元とした園芸品種が広く普及しており、それを見てなぜクリスマスと名前が付くのか首をかしげる方も時々おられますが、狭い意味でのクリスマスローズ「ニゲル」が12月末頃に開花すると言うと、納得していただけると思います。ちなみに、イギリスではオリエンタリスのことはレンテンローズと呼びます。これはレント(四旬節)の頃に咲くので名付けられました。
 クリスマスローズ(ニゲル)が日本に入ってきたのは明治初期と言われています。観賞用ではなく、薬草として試験的に植えられたのが栽培の最初とされます。
 属名のヘレボラスはヒポクラテスなどが用いた名前で由来は諸説ありはっきりしません。一説には、ギリシア語のヘレイン(殺す)とボーラ(食べ物)の2語からなり、これは茎葉、根などにに有毒成分のサポニンを有するところにちなむとされます。「食べたら死ぬ」とか、「狩猟に用いられた」などがその理由とされています。
 だそうです。
ヤブツバキの花。
落ち葉の上に、ひっそりと。
白梅。やっと咲きそろったという感じです。今年の春の訪れはたしかに遅いようです。
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この木、何の木、気になる木・・・

2012-03-27 21:40:30 | つぶやき
 この木の名前はなんでしょうか? このあいだの日曜日。知人に誘われて、静岡の富士宮に出かけました。桜がきれいな場所のようですが、まだ桜の季節には早すぎ。整然と整った建物が立ち並ぶ、その南のはずれにあったのが、この木です。他の何よりも気になりました。目立つほど、大きく、高く、太く、立っている。東京では見たことがない(気がつかない)木。いったいどういう名前の木なのかな。名前を聞くのを忘れただけですが。
遠くに白雪の富士山。
古く、しっかりした太い幹。
緑も濃く、富士に対峙して風格のある木。「富士には月見草がよく似合う」と言ったのは、太宰治ですが。
遠く駿河湾を望む。
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春らしさはどこ?

2012-03-26 22:03:13 | つぶやき
 今日も肌寒い一日でした。冬のコートを装っての通勤です。こう寒いとかえって今年の夏は、去年よりもずっと暑そうな予感。3月も末、送別会帰りの人たちが目につきます。花束を抱えてのご帰宅姿がちらほら。公務員の世界では、この3月で定年退職となる習わし。民間では、誕生日が退職日となることもあるとか。どちらがいいのだか。
 年金は思ったほど貰えず、65歳を過ぎてもまだまだ働く意欲も充分な方々も・・・。
 昨日あたりの暖かさで一気に桜も開花といきたいところでしたが、まだ梅の花がやっと満開になった、新宿中央公園です。ちょっと寄り道の、浅草で見かけたポスターが気になってパチリ。でも、どういうお店の宣伝なのでしょうか。「ヲタ芸」とか「平日コスプレ」とか、じいさんがあらぬ興味を持ってもしかたがありませんが。
ヒカンザクラ。ほんの少し花が咲き始めました。
ヤブツバキの花。少し散っています。
梅の木。
紅白の梅の木が咲き誇っています。
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春一番は、なかったらしい。

2012-03-22 18:29:44 | つぶやき
 今年、関東地方などでは「春一番」はなかった、とのこと。立春からお彼岸までの間に吹く暖かい南風、どうも観測されなかった。同じ風でも、昨日もまだまだコートが必要な北風が吹いていました。桜の開花もちょっと先のようす。それでも、日の入りの時間もだんだん延びて西日がまだ残る中での帰宅となってきました。確実に季節は移ってきてはいます。今日も朝方はひんやりとしていましたが、昼過ぎからは春霞といったような気候でした。これで、一気に桜も開花ということに。四国では、全国に先駆けて、もうすでに桜の開花宣言。
 一方で、花粉は、北風、南風に関わりなく、強い風に乗って、容赦なく一段と激しく飛び散っています。昨日は、かなりひどくて、花粉症には、実に大変辛い一日でした。寒くてコートを着て、マスクをして、目をしょぼつかせて、くしゃみを始終・・・、ま、やめときますが。
 今年は、「梅は咲いたか、桜はまだか」というふうよりも、梅も桃も桜も同時に咲き競うところも出てきそうな・・・。まさに「三春」。福島の「三春」は、そう名付けられたからとか、いや「見張る」から来ているとか、「御春」とか。三春地方は、見事な桜があちこちで見られる、すてきな土地です。福島原発の影響で、生活も観光もままならないとしたら、気の毒です。
 そういいつつ、いよいよ華やかな春の季節。巣立ち、旅立ち、さまざまな人生模様の始まる季節が来ました。年中行事のように繰り返される、そういうありきたりにも見える風物詩・季節の移り変わり、それをふつうに味わえることができない人々もいる中で、こうして季節を感じることができることも、大事なことのように思います。
 去年の大震災から早1年。東北地方には、まだまだ本格的な春は巡ってはきませんが、それでも、少しずつ新たな歩みが始まっているようです、決意も新たに。
 久々の新宿中央公園の昼下がり。まだまだ冬木立のようす。それでも、目を凝らすと木々の芽も吹き始め、小さな草にも小さな花が咲き始めていました。ついこのあいだ放映された、TV番組の「もやもやなんとか」。先日の雪の日の録画で、中央公園の運動広場?も登場していましたが、昨日あたりなら、まだまだよかったでしょうね。
 広場では、どういう連中なのか、ブサイクな鬼の衣装と侍の格好をした男性二人と一昔前の、ピッタリミニスカート女性一人が、撮影だか何だかで興じていました。春先。こうして浮かれる人間どもも、出てくるのでしょうね。
 消費税、原発、北朝鮮、イラン・・・、国内外・世情もかまびすしい雰囲気になってきました。
紫色の小さな花がそこかしこに。名前は、オオイヌノフグリ。言い得て妙な名前です。タチイヌノフグリも同じような草花。
まだまだ冬の雰囲気。
それでも緑が濃くなってきています。
花芽が少しずつ。 
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民間業者に委託ってあり?

2012-03-20 13:17:24 | つぶやき
起訴状写しや法廷録音データ紛失=反訳業者に発送途中―横浜地裁(時事通信) - goo ニュース
 どうも解せないお話です。まさか反訳を外部の民間業者に委託しているとは。発送業者も民間。それも、ビニール袋に入れて、と。ビニール袋がどういうごついものか知らないが。
 一方で、こういう方法で発送している、と公にしたようなもの。民間の現金輸送車が襲われて現金を奪われる事件も多いが、この裁判が重い刑罰に係わる内容だったら、と思うと・・・。もちろん、どんな裁判も公開が原則だから、傍聴者などから世間の耳目に触れても構わないものだが、それにしても、事件の内容次第では・・・。
 日本のどこの裁判所(下級・上級を問わず、)でも、裁判関係の資料について、こういう取り扱いをしているのか? 
 何でもありの自由な国とはいえ、今の日本、極秘の内部資料が流出するのが当たり前の国柄、官民問わず、ではあるが。
 契約金をめぐる讀賣と朝日。話題は、誰が内部資料を持ち出したのか、やったのか(抜き取ったとのか)、と。ナベツネは名指しで前球団代表の名を挙げて「盗難」事件として刑事告発する勢い。もしそうでなかったら、反対に名誉毀損で訴えられる。
 こうして、「場外乱闘」気味な様相、ことの本質を差し置いての。
 今回の不祥事? も誰がやったのか、犯人探しで終わってしまうのか。
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読書「象徴天皇という物語」(赤坂憲雄)「国民の天皇」「天皇制国家と宗教」

2012-03-18 21:26:39 | 読書無限
 先日、憲法改正を党是とする自民党政策のたたき台として憲法原案の中に、「天皇を元首と定める」という案が登場した。自民党内、あるいはマスコミも含めて、ではさっそく現憲法の「象徴として」の天皇の位置づけをめぐる議論・論争にも展開していくかと思いきや、今のところ、どうもそうならず、天皇に関する現憲法の規定・意図のうちに収まりそうな気配です。
 たしかに自民党をはじめ、保守、改憲派の主眼・意図は、「自主憲法制定」にありますが、その狙いの中心が、「第1条」及び「第9条」改「正」にあるのは言うまでもありません。「第9条」について、最近も「大阪維新の会」をはじめ、視点が向けられていますが、皇室問題は、小泉首相時代に第2条「皇位継承」問題が大きな話題(皇室典範に関する)になりましたが、男子が生まれるや下火になり、第1条については、自民党内からも今の象徴天皇というあり方でいいのだ、というのが多く出されてきているらしい。
 けれども、現天皇の病気、衰え、皇太子の立場、皇太子妃の病状など、そう先ではない大きな課題として取り上げられることは必至で、その上に立つと、現行の政治体制として、天皇をどう位置づけるかについては、今もなお極めて重大な事柄のはずです。大きな関心がありつつも、あえて? 触れずにいる、スルーさせている言論界。いささかの不満を禁じ得ません。
 特に、明治憲法下において、天皇は絶対的な政治権力を有していたとする立場などから、昭和天皇の戦争責任問題(それも、天皇の生存中は多くは語られず、天皇の死を契機にした、遅ればせの議論にすぎなかった)が持ち出されましたが、いっとき、マスコミ界を賑わしただけでした。
 まして、戦後の民主主義制度・理念とは相反する、国家の制度・機構の根幹をなすものとして「天皇」制をとらえ、これを廃絶すべきだという一部の主張・議論は、敗戦後の一時期を除いて、多くの国民の関心を呼ぶことはありませんでした。さらに、戦争責任論については、当事者である昭和天皇の死をもって、その後はほとんど議論されずに終わってしまっています。
 この著、24、5年前、昭和天皇の病気をきっかけとした自粛ムード、天皇の死、大葬、皇位継承などにまつわる儀式、大嘗祭を始めおびただしい祭祀・・・、めまぐるしく動く中、1990年に刊行されたものの文庫化(ちくま学芸文庫)です。
 「象徴と宗教のはざまにひき裂かれた、天皇という名の古さびた王権はいま、ようやく空虚の中心へと到る道行きを歩みだしたのかもしれない。空虚の中心、それは過去ではなく、未来の風景としてのみ有効性をもちうる、天皇のイメージでなければならない。神から象徴へ、そして空虚へと到る道行きの涯てに、かぎりなくただの人間に近づいてゆく天皇の、わたしたちと変わらぬ等身大の姿が、いま、くっきりと像を結びはじめたところだ。何年先の未来になるのかはしれない。が、それは不可逆にわたしたちが辿る道行きである。あらゆる王権の歴史に、・・・例外はない。」
 末尾の一文である。実に気負った表現ですが、「道行き」という表現が意味深です。当時37歳、少壮の学者である筆者の先見の明を感じずにはいられません。天皇夫妻と皇太子夫妻・子の陳腐な人間模様。それを苦虫を潰してあれこれ論評する識者たち、マスコミ・・・。女性週刊誌などで書いている程度では済まされない、政治的現実が否応なしに再び登場する、23年前を教訓としてそれにどう対応するか、そういう時期に差し掛かっています、今の私たちは。
 こんな時だからこそと、まとめて3冊読み進めています。「象徴天皇という物語」の他の2冊。いずれも「名著」だと思います。

・「天皇制国家と宗教」(村上重良)講談社学術文庫 
・「国民の天皇」(ケネス・ルオフ)岩波現代文庫

日本国憲法
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
第二条【皇位の継承】皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
第三条【天皇の国事行為に対する内閣の助言と承認】天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。
第四条【天皇の権能の限界、天皇の国事行為の委任】1 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。
第五条【摂政】皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。
第六条【天皇の任命権】1 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。
第七条【天皇の国事行為】天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。
第八条【皇室の財産授受】皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。
第九条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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読書「ゴランノスポン」(町田康)新潮社

2012-03-17 18:12:30 | 読書無限
 表題は、たぶん「ご覧のスポンサーは・・・」をもじったもの。のごとく、テンポの良さが売り。友人の葬儀も、飲み会でのドンチャン騒ぎもほぼ同じ視点でハイテンポに描いている。さすがパンクロックの雄? 
 さりげなくもない日常を、さりげなく突き放してみる姿勢は、爽快感すら与える。それにしても、次々と事件が起こっても、主人公たちは何の動揺もなく(動揺も一瞬)ここなしていく。そこには、ときに因果応報的なオチもあるのが、古風なお作法。中でも、「末摘花」は面白かった。源氏物語中の一挿話をもとにしている。それにして、この作者、光源氏の置かれた立場・環境(義母との関係とか、のちの紫の上とかをめぐる苦悩=ふっと浮かんでは、すぐ消える)を押さえつつ、話を進めていくのには、感心した。橋本治も真っ青(文体を含めて)!
 「先生との旅」も、オチがありきたりにもかかわらず、ベトベトギタギタ雰囲気が随所に出てきて、結構面白い。他の作品もひねりがあるようなないような・・・、作者、次々と矢継ぎ早に言葉が浮かび、つなぎ合わせていく天才とみた。少なくとも読者にそう思わせる技量はたいしたものだ。作者の、言葉との暴力的な格闘(らしきもの)をさしおいても、読後の気分は、そう悪くはない。
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オモシロねたにすぐ飛びつくテレビの及び腰の方が興味深い

2012-03-16 12:00:20 | つぶやき
巨人、機密文書流出!警察動かす(サンケイスポーツ) - goo ニュース
 朝日と読売。二大新聞のメンツをかけて大騒動。と思いきや今朝の新聞のテレビ欄。ざっと見た限り、どこの番組でも取り上げない感じ。もちろん、夜まで見る暇はないので、結果的にどうなるかわからない。プロ野球中継という番組編成上の都合もあるし、果たしてどう取り上げるか? こっちのほうが、興味津々。(もっとも、吉本隆明さんの死去報道が薄くなることが心配ですが。)
 この二大新聞。部数争いでは読売が断然有利だが、朝日も負けてはいない。原発をめぐっても真っ向から対立。憲法でも、政治路線でも、ことあるたびに対立してきた両新聞。ことにナベツネの怒り心頭ぶりは、並でないはず。
 開幕2週間前のこの報道。巨人の代表・スター選手が次々と「巨額の金に目がくらんだ」かの表現。球団側も「常勝巨人」という幻想のために、金に糸目をつけず「金で釣ったか」のような表現。これでは収まりがつかないでしょう、読売側も。
 まだろくに働いてもいない若者が一気に20億円の収入ですから、大衆のやっかみ半分も計算しての報道? 名前の上がった選手たちが気の毒といえば気の毒。調整(心身共に)に余念なく、さあ!開幕と、心を躍らせている若者なのに。
 これだけのマル秘の重大内部資料(個人データ。外部に漏れたら大変。春先の契約更改の報道も、金額は推定と表現しているのに。)が流出すること自体、球団の危機管理体制が問われる。さしずめ(誰も思ったはずの)クビになった○武さんあたりが疑われているのだろう。
 まさに「江戸の敵を長崎で」という古典的な仕返し劇。朝日もそれをうまく利用しただけなら報道(記者)スタイルとしてははたしてどうなのか。 
 それに、こうした汚れきったプロ野球とは違うぞ、まさにピュアで清々しいアマチュアスポーツだ、として報道している「高校野球」。朝日新聞が絶賛するほどのスポーツなの? 
 県外からごっそり集めた甲子園常連校などで発覚した「野球留学生」「特待生」問題。この時も金の問題が出ていたはず。地元出身の選手がほとんどいない。その問題が取り上げられた時の高野連(朝日の息のかかった)の対応。何となく現状追認みたいなかたちで収めた。この時の朝日の報道ぶりは、及び腰の極みであった。
 今や、世間では、高校野球が金に縁のない、ピュアなスポーツだなどとは思ってもいない。
 日本のオピニオンリーダーと「自負する」二大新聞の今後が見ものです。下手に手を出すとやけどしますぜ、マスコミ諸君。ここは、「夕刊フジ」に頑張ってもらうしかない。
 
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JR金町駅北口徒歩8分。東京理科大学校舎建築現場、て長ったらしく再訪

2012-03-15 19:47:12 | 歴史・痕跡
 2年前に行って以来、久々にJR金町駅北口下車。元三菱製紙の跡地に行きました。東京理科大学の校舎の建設がどんどん進んでいました。
周囲も整地されて、公園工事等も盛んに行われ、工事車両の往来が激しくなっています。
 それでも、常磐線からの三菱製紙工場への貨物引込線の跡、イトーヨーカドーの裏手から広大な建設敷地に向かって、かつてのまま、曲線を描いて残されていました。2年前残っていたレンガ造りの建物2棟、そして、オブジェのような鉄の球体がそのまま残っていました。製紙工場時代に用いられた大型機械のようです。何だかホッとしました。
 レンガ造りの建物は、地震でレンガの壁が崩壊した箇所もあったので、保存されるかどうか。球体は、公園のなかに記念物として設置されるようです。貨物線路の跡も、駅からの緑道のような姿で残されるのでしょうか。理科大だけでなく、その他の土地もマンション建設予定地だったりして、このあたりは、大きく変貌することになりそうです。
常磐線から分岐した線路(分岐点は、自動車教習場の駐輪場の脇あたりで、本線上には、信号機等の痕跡が残っている。)はヨーカドーの建物(貨物線時代には自動車教習場。現在は、ヨーカドーの屋上にある。)沿いに進んだ線路は、ゆるく北西にカーブしながら工場に向かっていきます。
マンションや個人住宅の間を通り抜けていきます。
途中、道路で消失していますが、少し盛り上がったまま続いています。
葛飾区の境界を示す標識。線路跡は、JRの敷地、それとも三菱製紙のもの?
水元公園へ向かう道路から金町駅方向を望む。
線路は広い道路を横断して工場の中に入っていきました。昭和30年代には、この道路の真ん中に水元小合溜からの用水路があって、引き込み線は鉄橋で渡っていきました。
東京理科大学校舎建設現場。大きな建物が二棟以上出来る予定で、広大なキャンパスになりそうです。
敷地の南側、常磐線沿いに残っているレンガ造りの建物2棟。
かなり大きな亀裂が入っていました。それにしても、壁の大きなペイント描き、見事と言ってはいけないか。
大きな鉄製の球体。あちこち移動しながらやっと落ち着く先を見出したようです。
大きな公園の水辺のところに安置される予定。
三菱系では、「三菱ガス化学」のしゃれた建物が存在しています。
広大な敷地の東北の隅。こじんまりとした花の木稲荷神社奥の片隅に平成15年に建立された「三菱製紙工場跡」と記された黒御影石の小さな碑がありました。この場所では、誰も気づかないようですが。
その付近から工事現場を望む。
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読書「人魚はア・カペラで歌ふ」(丸谷才一)文藝春秋

2012-03-14 21:22:56 | 読書無限
 これほど己の嗜好に合はせ、ものせる方は稀有な存在です。本文中にもあるやうに、その基本は、人間的関心がなせる技(術?)。古今東西、その(人間的)関心の広がりと深さはとどまるところを知らず、ただただあきれるばかり。あきれるといつても飽きがくるといふのではなくて、ますます興味関心を持たせられるほどといふこと。
 事物へのこだはり、そこに薀蓄を傾ける情熱と執念にああ脱帽、といふ感じですか。
 取り上げる題材は、まさに「雑学」。野坂昭如さんが昨日だかに、朝日新聞に投稿してゐて久々に読みましたが、病いにある方とは思へない、鋭い舌鋒でした。野坂さんにおほくを望めない今、丸谷才一さんが「雑学」にプラスして「ゴシッ(ここはツにはならないのです)プ」「冗談」の3点セットで自らのたまふところの「雑文」を、失礼、随想を書かせたら第一人者でせう。ただの教養主義に陥らず、きちんとした文明批評になつてゐるのですから。
 人間、いくつになつても貪欲なほどの知識欲、好奇心が「生きる」ことには、一番必要なことでもあるでせうから。
 この「随想集」、2009年4月号から2011年9月号まで「オール読物」に掲載されたもの。この間に政権交代、東日本大震災といふ歴史的事件に遭遇したにもかかはらず、一言も触れずひたすら「避けて通つて」いるふりをしてゐます。
 「帝国」の行方とか「歴史の書き方」とか「小股の切れ上がつたいい女」とかの考証にひたすら「うつつを抜かし」てゐることに読者はどう感じるか、それを百も承知の上で、丸谷さんはお書きになつてゐるのです。
 目をとほしたところ、二箇所のみ。「われわれは今、日本国が前代未聞の変なことになつて、自民党も駄目なら民主党もいけない。大国難に際会してると感じ、古風なメシア信仰にすがつてゐるのである。何だかかはいさうな日本人」(P251)「アニメとカラオケとパチンコしか文化がないのに、もうすぐ亡びさうな国もある」(P357)。
 ぽんと投げ込まれたこの表現をどう読み解くか、読者に突きつけられてゐます。もちろん、一笑に付すもよしですが、はたして・・・。
 ところで、この方の小説で「裏声で歌へ君が代」といふ台湾独立運動をベースにしたものがあります。発端が、たしか営団地下鉄(東京メトロ)の新御茶ノ水駅、あの長く深いエスカレータを彷彿させる場面での邂逅だつたのが、印象的でした(つまらない感想ですが)。
 実は、裏声それ自身は、なかなかテクニックの必要な、地声では出しにくい高音部の発声方法らしい。大阪では、教員たちは、起立するだけでなく、口を動かして歌つているかどうかが校長・教頭によつてチェックされたさうです。
 どうせならとてつもない「裏声」で「君が代」を歌ふといふのは、いかがでせう。「たつた一人の反乱」であつても起こす。地声ではないことに意味がありますから。亡くなつた忌野清志郎さんにすばらしい変調・君が代がありました。さうなると、今度は、ピアノ(大方は、ピアノだと思ふ)伴奏にきちんと合はせて唱和しろ!といふ職務命令が出されることになるでせう。
 もうぢき90歳に手が届きさうなこの方。生涯、文人としての気概を持つて現役宣言、といふ趣の書でした。

  
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早春賦

2012-03-13 23:50:00 | つぶやき
春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃
 
 かなり古めかしい歌ですが、好きな歌のひとつ。ちなみに作詞者の吉丸一昌さんは、東京府立第三中学校(現在の都立両国高校)の教師だった人。府立三中の校歌もこの人の作。今も歌われ続けている、なかなかすてきな校歌のようです。
 「早春賦」は、東京音楽学校の教授だった吉丸一昌さんが、大正の初期に長野県安曇野を訪れ、穂高町あたりの雪解け風景に感銘を受けて書き上げたとされています。
 歌詞の「春は名のみの」とは、暦の上での立春のこと。「立春」は、二十四節気の1つで、冬至と春分の中間にあたり、この日から立夏の前日までが暦の上での「春」となります。節分がその冬と春の境目の日。立春の前日が節分。作曲者の中田章さんは、『夏の思い出』『ちいさい秋みつけた』『雪の降る街を』などで有名な中田喜直のお父さん。
 昨日今日の天気は、1月遅れの春という感じ。やっと梅が咲き始めたという、遅さ。それでも、確実に春らしくなってきています。
バックは、都庁第一庁舎。
やっと梅の花も咲き始めてきました。
歩道沿いの菜の花。
椿の花。朽木の間に落ちていました。
白梅。
一段とみずみずしい緑色に染まりつつある。
芽吹き始めた木々。サルスベリは、葉もなくのっぺりと突っ立っていましたが。
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総論賛成・各論反対。言い得て妙な表現ですが。

2012-03-11 21:16:57 | つぶやき
がれき処理、製紙業界などにも協力要請へ…首相(読売新聞) - goo ニュース
 かつて、東京で、ゴミ戦争という事態になった。さまざまな廃棄物が江東区の埋め立て地などに持ち込まれ、騒音、悪臭、粉塵被害などで迷惑をかけられた住民・行政が立ち上がった。
 そこで、各区でゴミ処理工場を設置し、「自区のごみは自区内で」となった。そして、渋谷でも墨田でも杉並でも建設された。そのとき、建設予定地では住民の反対運動が活発になった。方向性は理解するが、それを自分の住む地域に持ち込まれてはかなわない・・・、行政への不信もつながって、大騒動になった。その後もオキシダント騒ぎなどもあって、落ち着くまでに大変な時間と費用がかかった。一方で、広域ゴミ処理施設の建設などが中途半端になって、先日の小金井市のような事態になってしまった。
 今回のがれき処理。根底にあるのは、行政(この場合は国・民主党政権・野田さんたち)に対する不信が根強くあるのではないか。困ったことです。さらに、がれきの安全性への不安が重なって、ますます難しい事態に。まさかこれを政争の道具に使用とする魂胆は野党側にはないと信じますが。地元誘致、受け入れのための財政援助(アメ政策)などをとったら、まるであの悪名高き「原発誘致」みたいな「金」次第になってしまいそうな。こうなったら、本当に困った事態です。 
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みぞれ、のち曇り。寒~い。

2012-03-10 14:57:35 | つぶやき
 寒い一日になりました。朝方は雪。そして冷たい雨。午後からは曇り。気温も上がらず・・・。3月10日、午後。このところ、東京地方、寒い日が続きます。
 近所の小学校。雨の中、買い物帰りに通りがかると、「公開授業」の看板。このところ、公立の小学校でも土曜日にも授業を。公開授業ということならと、ちょっとお邪魔しに。といっても、校庭の花壇の春の花々を見ようと思い立って。小学校には、子どもたちの世話などで、小さな花壇がたくさんあります。植えられた木なども、職員の手入れが行き届いていて、紅白のウメが冷たい雨の中でこじんまりと咲いていました。ボケの花の紅色もさりげなく雨に打たれていました。
 明日は、日本中いや世界中を震駭させた、東日本大震災から丸1年。いまだに復興も遅遅とした歩み。原発事故もまだまだ。これから20年、30年という年月との闘いが待っています。一方で、1年を過ぎても、国をはじめ政治も経済もいまだ見通しがつかず、混沌。「がんばれ日本・東北」「絆」等々の言葉が、むなしく聞こえてきますが・・・。
 最近、息子さんを津波でなくした気仙沼の老婦人の話を聞きました。当日、港で働く息子の頭を久々に刈ってやって別れてまもなくのことだったそうです。一家の担い手を失った悲しみ・苦しみを何とか乗り越えつつ今日まで来た、とか。
 そうした中、自然は着実に春の歩みを始めていました。学校の近くの住宅公団。サクラ並木も花芽もふくらんできつつあるようで、全体がボーッと色づき始めてきました。冬から春へ、季節の変化。人の営み、来し方行く末に思いをはせることも時には必要だと。
昇降口のそばに植えられていたウメの木。古木の感じがあります。
ウメの木のそばにあったキンカンの木。小さな黄色い実がなっていました。先日、知人からキンカンの甘漬けをいただきました。白湯の中にキンカン一粒を落としてかき混ぜて飲んだら、苦みもほどよく、美味でした。
まだ枝振りも細いボケ。
運動場に沿って花壇があり、色とりどりの春の花が植えられています。
チューリップ。やっと3、4センチに成長したところ。
 帰りしなに、公団沿いにある自然食品店で、「ふぐ雑炊」を買って食しました。冷えた身体が温まりました。その店には、飛魚をだしにした醤油など珍しいだし醤油などが並んでいます。

 
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