乳頭山には随分昔に登ったことがある。夏の頃、頂上付近は広い湿原があって、なかなか素晴らしい景観の山だった。晴れていれば何でもない山道でも、ひとたびガスに巻かれると方向を失うような印象があった。冬山ともなれば登山道も雪に埋もれてまして頂上付近は迷いやすいだろうなということは想像できる。
今回の遭難事件報道を見るかぎり、登山開始に当たって、かなり安直な判断であったのではないか思う。行けるところまで行ってみよう、何回も登っているから大丈夫、そういう行動が事故につながる。かなりベテランの登山家でも思わぬ落とし穴に落ちて(雪山を軽く見て)、生命を失う事も多くある。
今回、仕事の上では一段落した高年齢の人たちが、たいした分別もなく雪山に入り込み、遭難騒ぎを起こした。しかし、肉親をはじめ、警察など多くの人々に心配をかけたことに対して、あまり反省の色がないことにあきれた。昨今、中高年の登山者に遭難事故が多い。若い頃から山登りをしている人でも、年々その衰えを自覚しつつ登山する。まして、60過ぎて初めて山登りをした中高年は、少し山を安易に考えてはいないだろうか。
小生は実は若い頃から一応山登りを趣味としていた。北アルプス南アルプスや東北の山などけっこう登った。そして、転落事故などによって死んだ登山者の搬送を、目の当たりにした経験も何度かあった。だから、山は怖いなと今でも思っている。
喩えれば、晴れた日に風もなく車の通行量も少ない道ならば、高速道路でさえも、取ったばかりの初心者でも、事故への不安もなく運転が出来る。だからといって、自分の運転技術を過信してはならないだろう。ひとたび豪雨や吹雪に見舞われたときには、平穏無事な運転は出来るはずもないのだから。
まして、今回のリーダー格の人間は、多くの初心者も含めたパーティーを率いる資格はないような発言を平気でしている。こういう場合こそ、受益者負担の原則で捜索にかかったお金をきちんと請求すべきだ。こういうときにこそ、自己責任という概念があるのではないだろうか。
今回の遭難事件報道を見るかぎり、登山開始に当たって、かなり安直な判断であったのではないか思う。行けるところまで行ってみよう、何回も登っているから大丈夫、そういう行動が事故につながる。かなりベテランの登山家でも思わぬ落とし穴に落ちて(雪山を軽く見て)、生命を失う事も多くある。
今回、仕事の上では一段落した高年齢の人たちが、たいした分別もなく雪山に入り込み、遭難騒ぎを起こした。しかし、肉親をはじめ、警察など多くの人々に心配をかけたことに対して、あまり反省の色がないことにあきれた。昨今、中高年の登山者に遭難事故が多い。若い頃から山登りをしている人でも、年々その衰えを自覚しつつ登山する。まして、60過ぎて初めて山登りをした中高年は、少し山を安易に考えてはいないだろうか。
小生は実は若い頃から一応山登りを趣味としていた。北アルプス南アルプスや東北の山などけっこう登った。そして、転落事故などによって死んだ登山者の搬送を、目の当たりにした経験も何度かあった。だから、山は怖いなと今でも思っている。
喩えれば、晴れた日に風もなく車の通行量も少ない道ならば、高速道路でさえも、取ったばかりの初心者でも、事故への不安もなく運転が出来る。だからといって、自分の運転技術を過信してはならないだろう。ひとたび豪雨や吹雪に見舞われたときには、平穏無事な運転は出来るはずもないのだから。
まして、今回のリーダー格の人間は、多くの初心者も含めたパーティーを率いる資格はないような発言を平気でしている。こういう場合こそ、受益者負担の原則で捜索にかかったお金をきちんと請求すべきだ。こういうときにこそ、自己責任という概念があるのではないだろうか。