芝金顕彰碑。
ほととぎす今一声のきかまほし
月はさゆれど姿を見せず
エエぢれったい何としよう
しんきくさいじゃないかいな
百花園には、庭づくりに協力した文人墨客たちの足跡が、石碑に残されています。芭蕉の句碑を含め、合計29基の石碑が点在し、そのうち14基は句碑で、俳句が読まれています。その他は、歌碑、仏画碑、記念碑、追善碑などです。
鶴久子歌碑。
空蝉の 世のうきことは きこえこぬ いわおの中も 秋風のふく
他にもたくさんあり、このブログでもたびたび紹介しています。
竹並木にも句碑などが。
竹叢。
さて、
萩のトンネル。園内の萩は、もう散ってしまっている。
たむけやま。
季節によって色合いが異なります。
その向こうに、スカイツリー。
ぴらかんさ。
はぜのき。
実から取れる油は、 古くから和ろうそくの原料として使われてきた木です。 美しく紅葉する木として庭木でも親しまれてきました。ウルシの仲間で、枝葉をちぎった時に出る白い樹液は、かぶれるので要注意。
ジンジャー。
りんどう(竜胆)。
リンドウは秋の山野草の代表的なものです。本州、四国、九州に分布し、人里に近い野山から山地の明るい林床や草原に見られます。人気が高く、薬草としても広く知られています。
春に細い芽が伸びてきて、ササの葉に似た細い葉をつけ、茎は次第に立ち上がります。夏が過ぎると茎は次第に横に倒れ、秋が過ぎたころから、先端に小さな蕾をのぞかせます。蕾は渦状に巻いた状態で、日を追うごとに伸びます。そして、暖かい日ざしのなかで、青紫色で5裂した筒状の花を数輪開きます。花後にはさや状の果実がつき、秋も深まるころには葉が枯れて休眠に入ります。
園芸的改良が盛んで多くの品種が見られ、鉢花や切り花などでも流通しています。
(この項「」HPより)
とらのおすずかけ。
スズカケソウの仲間は3種あるが、3種ともごく限られた地域でしか見られないもので、 江戸時代に園芸植物として栽培されていたスズカケソウは岐阜県の一部にあるそうだが、キノクニスズカケは紀伊半島の1部で、そしてこのトラノオスズカケは四国の南部と九州に自生するとされている。
まことに変わった和名がついているが、3種に共通する鈴懸は、球形の花序の付きようが、(鈴懸衣)山伏などの修験者が着用する法衣の上につける結袈裟(ゆいげさ)についた、丸くて大きな房に似ていることから来ているそうで、房状の果実がぶら下がるプラタナスの和名が鈴懸の木となっているのも同じ理由からのようだ。
このトラノオスズカケは、球形ではなくて長楕円形になった花序を葉腋につけるが、花は近くによってもあまり目立たず、トラノオ(虎の尾)とはあまりにも大げさな命名に思える。
植物の名前ではミズネコノオやネズミノオなどとともにトラノオがつく和名もいくつかあるが、尻尾状に見えるもので、猫や鼠に比べて太く荒っぽい感じのものを虎の尾と表現したのだろうか。
(この項「宮崎と周辺の植物」HPより)
きせわた。
北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の草原や草地に生育する。和名の「きせわた」は「着せ綿」の意で、花冠の上部に白い毛が多くあり、それを「花に着せる綿」に見立てたという。(「Wikipedia」より)
だんぎく。
ダンギクは海に近い、日当たりのよい岩山の崖や急斜面に見られる多年草です。全体に柔らかい毛があり、茎はまっすぐに伸びて、茎の上部の葉のわきに花を密集させます。冬には根元を残して枯れ、翌春、根元や茎の残った部分から芽を出して成長を再開します。
乾燥と強光線にたいへん強い反面、やや耐寒性に欠けるため、寒冷地や積雪の多い日本海側では鉢植えにして冬は保護したほうが無難です。
(この項「」HPより)
このように、「百花園」では、珍しく、絶滅危惧種になっている野草なども栽培・展示しています。
こうして、しだいに秋の気配が深まる「向島百花園」でした。