旧隧道を抜けると、「金谷マリーナ」になります。「浜金谷港・フェリー乗り場」も、もうすぐ。
マリーナ( marina)
ヨット、モーターボートなどのプレジャーボート類を係留・保管する機能を持つ港湾施設である。ヨットに特化したマリーナは、ヨットハーバー( yacht harbor)と呼ばれる。基本的にレジャー用の船(プレジャーボート)のみを対象とした施設。(「Wikipedia」より)
正面は、「富津館山道路」の「富津金谷IC」に通じる道路。
富津館山道路 国道127号のバイパスとして富津市と南房総市を結ぶ自動車専用道路。
東京からだと、例:「京葉道路」→(宮野木JCT)→(千葉東JCT)→(木更津JCT)経由でつながっている。
「内房線」鉄橋。なかなかの趣あり。
「大日隧道」脇の小道を上がる。
右手が「東京湾フェリー」の船着き場。
道の正面には鋸山。
国道に復帰。
「東京湾フェリー・かなや丸」が接岸中。
東京湾フェリー株式会社
神奈川県横須賀市に本社を置く海運会社。同市久里浜から東京湾を横断し、千葉県富津市金谷までを結ぶ貨客フェリーを運航している。
東京湾の入口にあたる浦賀水道を横断し、三浦半島と房総半島を約40分で結んでいる。なお、この航路は国道16号並びに太平洋岸自転車道における実質的な海上区間を成している。
2008年6月より、乗船券の支払いにクレジットカードのほかにPASMOを利用できるようになった。(「Wikipedia」より)
運営の実情はなかなか厳しいようです。
同社は現在、「かなや丸」(3580トン)と「しらはま丸」(3351トン)の2隻の貨客フェリーを運航し、金谷港―久里浜港(11・5キロ)を40分で結んでいる。通常の定期便は1日24便(12往復)で、土日や夏休みといった繁忙期は28便(14往復)に増える。
1960年5月、500トンフェリー2隻で運航を開始。利用客の増加に伴い66年から3隻態勢になった。その後、バブル景気もあって、東京や神奈川などから房総地域のゴルフ場を訪れるゴルファーらで乗客は増え続け、94年度の年間利用客は約280万人に達した。
だが、97年12月の東京湾アクアラインの開通で状況は一変する。98年度の利用客は約194万人に激減した。決定的だったのが2009年8月のアクアラインの通行料金の値下げだ。ETC利用の普通車が800円になった影響で、09年度の年間利用客は約98万人まで落ち込み、10年にはフェリー1隻を売却して2隻態勢にした。最近の利用客は年間85万人ほどという。
寺元敏光・常務取締役(55)は「公共交通機関としての使命をしっかり担いつつ、船のレジャー性を生かしたクルーズを試みた」と話す。「東京湾周遊特別クルーズ」と、船上婚活パーティー「ふねコン」を数年前から始めた。「利用客が比較的少ない時間帯に、定期便の1隻を汎用(はんよう)している」と寺元さん。
東京湾クルーズは原則、毎年5月に実施している。東京湾アクアラインを巡り、羽田空港沖合で海上からしか見られない旅客機の迫力ある離着陸の光景を観賞。横浜港に出入港する大型客船や横須賀基地に出入港する米軍艦船を見ることもできる。様々なアトラクションもあり、人気という。参加費は大人6千円(大人同伴の幼児は無料)、小学生5千円。
「ふねコン」はこれまで20回以上行っており、毎回、男女数十人が参加。カップル成立の割合は比較的高く、結婚した男女も多いという。今年は12月23日に予定しており、40代までの独身男女30人ずつの参加者を募っている。参加費は男性9千円、女性3千円。
このほか、花火大会や海上自衛隊の観艦式に参加する艦船を観賞するクルーズも好評という。
寺元さんは「気軽にフェリーに乗って海からの情景を満喫して欲しい。普段気付かない房総の魅力を再発見できるはずです」と話す。
「ふねコン」などの問い合わせ・申し込みは「東京湾フェリー」(046・830・5622)へ。(吉江宣幸)
(この項、「朝日新聞デジタル版」より)
「浜金谷駅」。
内房線も「君津」駅から先は、駅も、駅前もけっこう寂れている様子です。人通りもないし、お店もありません。朝夕を除き、「単線運転で1時間に1本」では、ほとんど乗降客もいません。この先、岩井駅以降はどうでしょうか?
跨線橋からの鋸山。
正式な名称は乾坤山(けんこんざん)という。乾坤は天地の意。日本寺の山号となっている。
山は凝灰岩から成り、建築などの資材として適している。そのため古くは房州石と呼ばれ、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われた(石切場跡は現在も残存する)。結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることからこの名で呼ばれるようになった。採取された石材は、幕末から明治、大正、昭和にかけて、主に横須賀軍港や横浜の港湾設備、東京湾要塞の資材として利用された。また、靖国神社や早稲田大学の構内にも利用されている。自然保護規制の強化により1985年(昭和60年)を最後に採石を終了し、現在鋸山は観光資源として利用されている。
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房総丘陵の一部分を占めるが、内陸部よりも海岸線(東京湾)に近い。眺望は素晴らしく、東京湾一帯から伊豆大島まで見渡すことができる。また近隣の安房三名山の富山、御殿山、伊予ヶ岳を臨むこともできる。
山頂までは、鋸山ロープウェーや鋸山登山自動車道を利用することが出来る。ハイキングでは、浜金谷駅(JR内房線)から鋸山頂上、百尺観音、地獄のぞき、日本寺大仏、日本寺を通って保田駅(JR内房線)へ下るコースがある。周辺は、地質や動植物の研究者から天然の大博物館として学術的にも注目されている。
鋸山が国道127号の上から東京湾へ落ち込むところは明鐘岬(みょうがねみさき)と呼ばれ、磯遊び、夕日観賞の観光ポイントである。
(この項、「Wikipedia」参照)