またお会いしましたわね。ちょっと会いすぎじゃない、最近。
えっ、土曜は無理よ、無理。ご自分のご都合通りにはいきませんわよ。
大昔に来たことがあるかな、っていう感じ。こんな所にあったのね。駅前もずいぶん変わった、っていうか考えてみたら来たことがなかったわ。堀切には。一駅なのにね。
暑いし、歩くのもおっくうだから、どうしようかと思ったけれど、結局、来っちゃたわよ。蓮實さんの『伯爵夫人』も返さなくちゃいけないし。
『伯爵夫人』が人質のようなものだったわね。
つい最近、新聞にデカデカと出たじゃない、今が見頃って写真で紹介されていたわ。大勢の人が来るんじゃない。混んでるのはイヤよ。
改装工事中で、今だけ開園しているのか。ショウブのシーズンだけなのね、じゃ、混むのもしかたがないか。入園無料ていうのもいいわね。
じじばばが確かに多いわね。平日の午前なんて年寄りの暇人しかいないわよ。若いサラリーマンがここで仕事中の休憩、なんてちょっとおしゃれだけど。
でも、たいしたものね、これだけたくさん! 色とりどりですごいわね。
広くないのが、かえっていいわね。
でも、今日みたいな炎天下じゃなくて、やっぱり梅雨時が似合うわよね。ちょっと雨に打たれていた方が、菖蒲も。
意外と荒川に近いのね、向こうに見えるのは「首都高」でしょ。
日陰がないのね、ここは。休むところも。
一つ一つに名前が付いているのね、違いがわからないけど。でも、言い得て妙な雰囲気のネーミングね。けっこう凝った名前があるわね。名は体を表すって、ことなのかな。
この田は一年か、ここは2年目、3年目。それ以上はなさそう。ということは3年というスパーンなのか、この花たちも。
けっこう手入れが行き届いているわね。
堀切菖蒲園
東京都葛飾区堀切二丁目にある葛飾区所管の公園(植物園)。花菖蒲の名所として知られる。
京成本線堀切菖蒲園駅の南西500mほど(徒歩約10分)の綾瀬川沿いに位置している。貴重な江戸系花菖蒲を中心に200種6000株の花菖蒲が植えられており、見ごろは、6月の中旬である。ほりきり葛飾菖蒲まつりの期間(6月初旬~20日頃)は、地元住民・商店街・行政等による運営協議会によって、パレードなどのイベントが行われる。また、公園内には食事(予約制宴会)ができる集会施設「静観亭」がある。
開園時間:9:00〜17:00 ※ 6月1日から25日までは、8:00〜18:00
料金:入園無料
休園日:12月29日から1月3日まで
駐車場:荒川河川敷にある駐車場(位置)を利用(土・日・祝日および菖蒲まつりの期間中の平日)
歴史
始まりには二説ある。
①室町時代、堀切村の地頭久保寺胤夫が家臣の宮田将監に命じ、陸奥国郡山の安積沼から花菖蒲を取り寄せて栽培を始めた。
②江戸時代、百姓の小高伊左衛門が趣味で各地の花菖蒲を集めて庭で栽培したのが始まり。
江戸時代には「江戸百景」に数えられ、名所案内や紀行文、鈴木春信・歌川広重の浮世絵に登場する。
戦前まで、堀切には武蔵園・吉野園・観花園・小高園・堀切園などの菖蒲園があった。
昭和34年(1959年)堀切園を東京都が購入、東京都立堀切菖蒲園として公開。昭和50年(1975年)葛飾区に移管され、現在に至る。
歌川広重。
(以上、「Wkipedia」参照)
お昼どうする? お蕎麦屋さんか、近いの?
あじさいもすてきね。
「人と木」というのも面白いネーミングね。「ひととき」でしょ。こんな住宅地にあるなんて、隠れ家的存在ね。お蕎麦が美味しいわ。これ、ゴボウの七味揚げっていうの、ピリ辛で美味しいわ。
さてこれからどうするかって、お任せしますわ、疲れたし。それよりも『伯爵夫人』について感想会をやりましょうよ。
6月16日(金)。晴れ。
注:6・28現在、工事中のため閉園(2018年3月まで)。