映画「探偵はBARにいる3」を観てきました。札幌在住の作家、東直己さんの原作「ススキノ探偵シリーズ」を映画化したものですが、2作目を観たときに、長いシリーズにしてほしいと念願していたので、待望の新作です。
この映画の主役は、札幌の街といってもよく、そこが特に気に入っています。雪が積もった札幌、とりわけ、ススキノの街の光景には、いかにも怪しげなことが起こりそうな雰囲気があり、フィクションなのに実際にありそうな場面が続きます。札幌市民もエキストラなどとして参加しており、日本ハムの栗山秀樹監督が出演しています。
実際にロケをした場所の紹介がパンフレットに掲載されています。この地図をもってあちこち歩き回るのも楽しそうです。
探偵役の大泉洋、その相棒の高田を演じる松田龍平は、いいコンビになっています。熱血な探偵とクールな高田のやりとりが面白く、ユーモアも漂わせて、3作目で一段とよくなっています。ヒロイン役には北川景子が初出演し、華やかさに加え幅広い演技を行い、作品にかなりな魅力を加えています。
原作はハードボイルドですが、ストーリーには人情味も入るなど温かみもあり、登場人物のキャラクターや舞台設定、アクションの面白さなど、よくできたエンターテイメント映画です。今回の監督は、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などを手掛けた吉田照幸が抜擢されました。
面白い映画で、いい出来でした。記念にパンフレットも買いました。
【探偵はBARにいる公式ホームページ】