安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

BSスペシャルセクステット【近藤和彦、岡崎好朗、岡崎正典、片倉真由子、楠井五月、横山和明】ライブ(12月25日 東京都港区青山 BODY & SOUL)

2017-12-28 20:04:38 | 演奏会・ライブ
12月25日に「BODY & SOUL」で、BSスペシャルセクステットのライブを聴きました。このコンボは、お店のオーナーの関京子さんが聴きたくて組んだもので、メンバーが第一線で活躍している人ばかりです。期待しながら東京メトロ表参道駅からお店に向いました。
 
 
 
(メンバー)

近藤和彦(as,ss)
岡崎好朗(tp)
岡崎正典(ts)
片倉真由子(p)
楠井五月(b)
横山和明(ds)

小曽根 真(p) (飛び入りで、片倉真由子に代わり「Chick's Tune」で演奏)

(曲 目)

第1ステージ

O Tannen Baum(樅の木)〜Let It Snow
We Three Kings of Orient Are (われらはきたりぬ)
Chick’s Tune (チック・コリア)
Infant Eyes (ウェイン・ショーター)
E.T.A (ボビー・ワトソン)

第2ステージ

Tom Cat (リー・モーガン)
Sortie (カーティス・フラー)
Alter Ego (ジョン・ウィリアムズ)
Skylark (ホーギー・カーマイケル)
Minor’s Holiday (ケニー・ドーハム)

Body and Soul (ジョニー・グリーン) 【アンコール曲】

(感 想)

これぞモダンジャズという演奏を堪能しました。会場は満員で、拍手、喝采とも大きく、熱気が感じられました。当日は、オーナーの関さんの77歳の誕生日でもあって、「ハッピー・バースデイ」の演奏やケーキのプレゼントも行われました。さらに、ピアニストの小曽根真さんが、誕生日のお祝いにかけつけ、「Chick's Tune」に飛び入りで演奏をしてくれました。

このコンボのリーダーは、近藤和彦(as)さんで、選曲や編曲は彼が当たったようでした。クリスマスソングの「We Three Kings」を取り上げたり、ブルー・ミッチェル作の「Chick's Tune」では、ミッチェルの吹いたソロを3管のソリで再現する編曲を行っていました。岡崎正典(ts)がフューチャーされたバラード「Infant Eyes」、ボビー・ワトソンがジャズ・メッセンジャーズ在団時に書いた「E.T.A」とやや新しめの曲が前半続きました。

セカンドステージは、リー・モーガンのファンキーな「Tom Cat」から。この曲では、片倉真由子(p)のバッキング、ソロがかっこよく3管も好演。バラード「 Skylark」は、岡崎好朗(tp)の暖かな音色のソロが印象的。当夜のハイライトは、多分「Minors's Holiday」で、びしばしとソロがリレーされていく様は、すかっとして気持ちのよいものでした。

アンコール曲はバラードの「Body and Soul」でしたが、片倉の繊細なピアノでスタートし、近藤和彦(as)のアルトサックスが、とりわけ美しかった。特に後半は、僕好みの曲、演奏が続き、機会があればまた聴いてみたいグループです。

【BODY & SOUL】

住所:東京都港区南青山6-13-9 
電話: 03-5466-3348(午後5時以降)
ホームページ:bodyandsoul.co.jp

お店は地下一階です。

入口

カウンターに腰かけました。料理にも力を入れていて、僕が頼んだピザも美味しいものでした。