JR東日本の新幹線車内用PR冊子「トランヴェール」の2017年12月号の特集は、『あったか鍋を訪ねて東北へ』というもので、福島「さくら鍋」、宮城「せり鍋」、山形「ひっぱりうどん」、岩手「どんこ鍋」、秋田「石焼鍋」、青森「八戸ブイヤベース」という6つの鍋を紹介しています。「せり鍋」や「八戸ブイヤベース」といった新しい鍋も出ていますが、全て美味しそうなワンダフルな鍋ばかりで、東北各地へ出かけたくなりました。Wonderfulなアルバムを。
TORISHA O'BRIEN (トリーシャ・オブライエン)
THEY SAY IT'S WONDERFUL (trishaobrien 2003年録音)
今年(2017年)、ヴォーカルアルバムについては、衝動買いをいくつもしました。好みに合わず積んであるだけのものもたくさんありますが、このトリーシャ(トリシャ)・オブライエンの第一作は、気に入ってよく聴いています。ジャズヴォーカルですが、ポピュラー系よりで、メロディを大事にする歌い方と、なんといっても、潤いを帯びた美しい声ときれいな発音に魅了されました。
自主製作盤で、伴奏は知らない名前が並びますが、曲ごとに適切な編曲、メンバーで臨んでいるようで、なかなかよいです。メンバーは、トリーシャ・オブライエン(vo)、Bob Fraser(g) 、Rock Wehrmann(p)、Dave Morgan(b) 、Mark Gonder(ds) 、Howie Smith(as,ts)、 Jack Schantz(tp,flh)、Gene Bertoncini(g,Dindiのみ)。彼女が主に活動をしているオハイオ州における録音です。
曲はスタンダードです。「Where or When」、「Crazy He Calls Me」、「 On the Street Where You Live」、「They Say It's Wonderful」、「Les Feuilles Mortes (Autumn Leaves)」、「Let's Fall In Love」、「I've Grown Accustomed to His Face」、「Am I Blue」、「Like a Lover」、「Loverman」、「Dindi」、「I Wish You Love」、「Bewitched, Bothered and Bewildered」、「But Beautiful」、「Guess Who I Saw Today」、「Falling In Love Again」、「Smile」の全17曲。主にフランス語で歌う「枯葉」をはじめ有名曲が並びました。
スタンダード曲を堪能できる一枚で、ライブハウスで実演を聴きたくなります。トリーシャ・オブライエンの上品な歌に加えて、そえぞれの曲の伴奏が的確です。ギターだけの伴奏で歌われる「I've Grown Accutomed to His Face」や「Smile」、フランス語が美しく響く「Autumn Leaves」、バラードでややブルームードの「Crazy He Calls Me」などミディアムテンポ以下のものが特に印象的です。アップテンポでベースだけの伴奏で出る「On The Street Where You Live」(君住む街で)も爽快な出来映えで、17曲も入っていますが最後まで飽きないアルバム。
【Trisha O'Brien ホームページ】
【JR東日本トランヴェール2017年12月号】
表紙
馬肉のすき焼といった感じでしょうか。
この「せり鍋」は、ここ数年の間にでてきたものだそうです。せりの産地が仙台の近くにあります。
芋煮は知っていましたが、「ひっぱりうどん」は初めてです。
三陸の味だそうです。
石を使って煮るようです。
新しい鍋です。