安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

キャノンボール・アダレイ TAKES CHARGE

2017-12-17 10:01:44 | アルト・サックス

安曇野市の自宅に小さな畑があって、野菜や豆類を父が作っています。最近、畑を耕すのはほとんど僕がやっていますが、今まで使っていた田んぼ用の古い耕運機が重いし危ないので、家庭菜園用のミニ耕運機を買いました。力がないので、深く耕すには、何度か往復する必要がありそうですが、これで十分そうです。とりあえず、枯れた豆類を片付けて、整地だけやりました。重いものを軽々と運べそうなミュージシャンの作品。

CANNONBALL ADDERLEY (キャノンボール・アダレイ)
CANNONBALL TAKES CHARGE (Riverside 1959年録音)

   

キャノンボール・アダレイ(1928年~1975年)は、1959年秋に弟のナットとクインテットを結成し、ファンキージャズの人気者になっていきますが、58年から59年にかけては、マイルス・デイヴィスのコンボに属しており、「カインド・オブ・ブルー」の録音に参加しました。その翌週の1959年4月23日、27日と5月12日に録音されたのが、このアルバムで、ファンキー前夜の充実した演奏が楽しめます。

メンバーは、キャノンボール・アダレイ(as)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)、パーシー・ヒース(b)、アルバート・ヒース(ds)。5月12日の録音は、ケリーはそのままにベースとドラムスをヒース兄弟が担当しています。キャノンボールのワンホーンにケリーの伴奏ですから、僕にとってはこの上ない組み合わせです。

曲は、スタンダードの「If This Isn't Love」、「I Guess I'll Hang My Tears Out to Dry」、「Serenata」、「I've Told Ev'ry Little Star」、「Poor Butterfly」、「I Remember You」に、キャノンボールの自作「Barefoot Sunday Blues」の7曲。CDには、「Barefoot Sunday Blues」と「I Remember You」の別テイクが収録されています。バートン・レイン作「If This Isn't Love」が取り上げられるのは珍しいですが、曲よし、演奏よしで、アルバムの最初に収録されただけのことはあります。

キャノンボール・アダレイは、この時期、優れたアルバムをいくつも録音しているためか、この「Takes Charge」は、あまり注目されませんが、内容は飛び切りです。アダレイ(as)が艶やかでふくよかなサウンドによるスピード感溢れる演奏をしているのに加え、ケリー(p)がバッキングで対旋律を弾いたりリズミカルで素晴らしく、アップテンポの「If This Isn't Love」や「I've Told Ev’ry Little Star」では、そのあたりがよく味わえます。バラードの「I Gess I'll Hang My Tears Out To Dry」における落ち着いたプレイ、ファンキー時代を先取りしたような「Barefoot Sunday Blues」など、エキサイティングで楽しいアルバム。

【購入したミニ耕運機と畑】

ISEKIのミニ耕うん機「KFR 300」。耕うん爪は前にあり安全に配慮されたものですが、扱いを誤ると怪我をするので、気を付けて使います。

ヤンマーの古い耕運機で、主に田で使っていました。こちらは販売店に引き取ってもらいました。

豆類の茎やその他雑草があって、片づけてからではないと、耕すのは無理なので、抜根などの手作業をやりました。

耕うんしたあとです。腰が痛くなった気がしたので(笑)無理はせずとりあえず終了。深くないので、もう一回耕すつもりです。