上田駅近くに、一昨年オープンした「VACILANDO COFFEE」に初めて寄りました。ブックマークしているLivedoorブログ「雨の日だからジャズでも聴こう」の中の記事(その記事へのリンク)で知ったお店です。濃い目で美味しく、僕の好みにあった味わい深いコーヒーでした。味わい深いアルバムです。
ART FARMER (アート・ファーマー)
ART (ARGO 1960年録音)
アート・ファーマー(tp, flh 1928~1999年)のアルバムの中で、最も好きなものが本作です。学生時代に、レコード(国内盤)を買い、選曲の良さと、ファーマーの巧みなアドリブに惹かれて以来、聴き続けてきました。ところが、最近、SHM-CDを購入したところ、音質が良くてびっくりし、繰り返し聴いています。
メンバーは、アート・ファーマー(tp)、トミー・フラナガン(p)、トミー・ウィリアムス(b)、アルバート・ヒース(ds)。もっているレコードと比較し、このCDでは特にベースとドラムスの再現が改善され、トミー・ウィリアムス(b)が素晴らしい演奏をしていることに気づき、一段とよい作品だと感激しています。
曲は次のとおり。
1 So Beat’s My Heart For You (Tom Waring)
2 Goodbye Old Girl (Jerry Ross)
3 Who Cares (George Gershwin)
4 Out of The Past (Benny Golson)
5 Younger Than Springtime (Richard Rodgers)
6 The Best Thing For You Is Me (Irving Berlin)
7 I'm A Fool To Want You (Jack Wolf)
8 That Ole Devil Called Love (Doris Fisher)
「I'm A Fool To Want You」などバラードの名曲を選曲しています。ベニー・ゴルソンの「Out of The Past」とアーヴィング・バーリンの「The Best Thing For You Is Me」は、少し早いテンポです。
学生時代に買った日本盤レコードでずっと聴いていたのですが、最近、SHM-CDを購入し、聴いたところ、まず「So Beats My Heart For You」で、トミー・ウィリアムス(b)の明瞭かつ力強いサウンドにたまげ、「Out Of The Past」における彼のホーンライクなベースプレイも素晴らしく、今までファーマー(p)やフラナガン(p)のソロに痺れてきましたが、リズム陣も含めて、名盤度が僕の中で一段と上がりました。「Goodbye Old Girl」や「Younger Than Springtime」などなど、味わい深い演奏ばかりです。
購入したCDです。帯付きでスキャンしてみました。
【VACILANDO COFFEE(ヴァシランドコーヒー)】
住所:長野県上田市中央2-6-5
電話:050-5375-9149
ホームページ:VACILANDO COFFEE(ヴァシランドコーヒー) (vacilando-coffee.com)
外観
店内。内装は木質系で、落ち着いています。
自家焙煎のコーヒー専門店ですが、食べるものもあります。
ブレンドコーヒーとケークオフリュイを注文。
このコーヒーは、なかなかよいです。雑味が全くなく、滑らかな舌触りで、濃い目の味も好みです。
これは、パウンドケーキのような感じですが、フルーツなどが練り込まれています。結構ボリュームがありました。また、出かけます。