軽井沢大賀ホール2022春の音楽祭の「東京文化会館 presents 軽井沢チェンバーオーケストラ」公演を聴いてきました。出演者、曲目が興味深いので、出かけました。
(出 演)
【軽井沢チェンバーオーケストラ】
ヴァイオリン:依田真宣 (東京フィルコンサートマスター)、瀧村依里 (読売日響首席奏者)、植村太郎 (東京芸大准教授)、関朋岳 (東京音大ディプロマコース在籍)
ヴィオラ:朴梨恵 (京都弦楽四重奏団)、加藤大輔 (東京フィル副首席奏者)
チェロ:加藤陽子 (国内オケの客演首席など)、森山涼介 (東京都交響楽団)
コントラバス:高橋洋太 (東京都交響楽団)
【ソリスト】
チェロ:笹沼樹 (東京音楽コンクール2位)
ティンパニ:塩田拓郎 (東京フィル首席打楽器奏者)
ホルン:濱地崇 (群馬交響楽団)
軽井沢チェンバーオーケストラは、東京音楽コンクールの優勝・入賞者を中心に、楽壇の若き精鋭が集う室内オーケストラだそうです。大賀ホール春の音楽祭のためだけに編成されるのではないかと思います。今年は、3人のソリストを迎えていて、3人の詳しいプロフィールは下記に掲載しました。
(曲 目)
モーツァルト / ディヴェルティメントニ長調 K.136
ハイドン / チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb-1
ピアッティ / 12のカプリース Op.25 第7番 マエストーソ (チェロ ソリストアンコール曲)
〈休憩〉
モーツァルト / セレナード第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239
モーツァルト / ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
メンデルスゾーン / 弦楽のための交響曲第7番 ニ短調
バッハ (ストコフスキー編曲)/ G線上のアリア ニ長調 (オーケストラアンコール曲)
(感 想)
軽井沢チェンバーオーケストラは初めて聴きましたが、編成がホールの大きさにマッチして視覚的、音響的にも良かった。依田さんがコンサートマスターを務めていて、整ったアンサンブルや彼自身の美音が楽しめました。
今年は、ソロイストを迎えた豪華プログラムです。ハイドン「チェロ協奏曲第1番」を弾いた笹沼さんは、身体が大きく、音も深々として豪快かつ繊細、今後も活躍が期待できそうでした。仕草がやんちゃ坊主みたいなのも面白い。
モーツァルト「ホルン協奏曲第3番」を吹いた濱地さんは、群響の団員なので、応援したくなります。朗々とした力強い演奏でした。バッハ「G線上のアリア」は、曲が素晴らしく、演奏も音に厚みがあり良くて、感動しました。
【ソリストの詳しいプロフィール】
【あらかじめ聴いたCD】
モーツァルトのホルン協奏曲を聴いていきました。
モーツァルトホルン協奏曲全曲他。ペーター・ダム(ホルン)、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(1988年録音)。しっとりとしてふくよかな音色のホルンです。昔から好きなアルバム。
モーツァルトホルン協奏曲全曲他。濱地宗(ホルン)、鈴木秀美指揮 群馬交響楽団(2021年録音)。今回出演した濱地さんのソロによるCDです。レコード芸術誌上での評価も高いようです。
【軽井沢大賀ホール、ホール近くからの景色】
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東28−4
電話:0267-42-0055
ホームページ:軽井沢大賀ホールトップページ (ohgahall.or.jp)
大賀ホールに向かっているところです。
矢ヶ崎公園からの離山と浅間山、大賀ホール。
浅間山などのアップ。軽井沢ならではの景色だと思いました。