雑誌「男の隠れ家2022年11月号」の特集が、「音楽喫茶」と「ウイスキーのすすめ」だったので購入しました。レコードをかけている名曲喫茶やジャズ喫茶が多数紹介されていて、楽しく読みました。レコードで聴いたアルバム。
BILLY MITCHELL (ビリー・ミッチェル)
THE COLOSSUS OF DETROIT (XANADU 1978年録音)
ビリー・ミッチェル(ts, 1926~2001年)は、好きなテナーサックス奏者の一人です。高校生の時に、1960年代のカウント・ベイシー楽団における演奏をレコードで聴いて、名前を覚えました。何枚かアルバムを持っていますが、これは、中でも傑作だと思われるものです。
メンバーは、ビリー・ミッチェル(ts)、バリー・ハリス(p)、サム・ジョーンズ(b)、ウォルター・ボウルデン(ds)。バリー・ハリス以下のリズム陣が充実しています。
曲目は次のとおり。
1 Recorda-Me (Joe Henderson)
2 I Had The Craziest Dream (Harry Warren)
3 I Should Care (Alex Stordahl)
4 Unforgettable (Irving Gordon)
5 How Am I To Know? (Dorothy Parker)
6 Be My Guest (Billy Mitchell)
スタンダード曲が多いですが、ジョー・ヘンダーソン作「Recorda-Me」を取り上げたのが注目されます。
ビリー・ミッチェル(ts)には、30代で録音した「This is Billy Mitchell」(1962年録音、Smash)という名作はありますが、1970年代後半にXANADUレーベルに優れた録音を残していて、これもその一枚です。黒っぽい音色でスイングしている「Recorda-Me」や「Be My Guest」、バラード「Unfogettable」など全体にわたり、情緒過多にならない、じっくりとしたアドリブが楽しめます。バリー・ハリス(p)らリズム陣も整っていて、タイトルどおりのアルバム。
(参考)Recorda-Meが聴けます。
Billy Mitchell Recordame The colossus of Detroit - Bing video
【男の隠れ家 2022年11月号】
表紙。クラシックやジャズをかけるお店が紹介されていますが、クラシックをかける名曲喫茶中心に掲載。
渋谷の名曲喫茶「ライオン」。昭和元年(1926年)創業というのがすごい。
神田神保町のアルゼンチン・タンゴのお店「ミロンガ・ヌオーバ」。
高円寺の名曲喫茶「ネルケン」。
阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」。
高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」。
レコード店やカフェのオーナー・スタッフの思い入れのあるレコードの紹介もあります。渋谷のジャズレコード専門店「JARO」の柴崎さんは、ジャッキー・マクリーンの「New Soil」とケニー・ドリューの「This is New」。どちらもサイン入り。すごい。
(ウイスキーのすすめ。)
『心地よく響くサウンドと共にゆっくりとお酒を楽しむ。そんな大人の時間を過ごすなら、嗜みたいのはやっぱりウイスキー』とあり、代表銘柄などが紹介されています。
ウイスキーの代名詞的存在は、スコッチウイスキー。The Macallanは、日本の輸入シングルモルトの1位に長い間なっているそうです。マッカラン以外もたくさんの銘柄が紹介されています。
日本のウイスキーは、今や世界的人気を誇るそうです。シングルモルトウイスキー山崎。
日本のウイスキーも、いろいろな銘柄があります。「白州」は飲んだことがあります。「余市」を飲んでみたい。