安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ビリー・ミッチェル「THE COLOSSUS OF DETROIT」、雑誌「男の隠れ家11月号」の特集「音楽喫茶」と「ウイスキーのすすめ」

2022-10-06 19:30:00 | テナー・サックス

雑誌「男の隠れ家2022年11月号」の特集が、「音楽喫茶」と「ウイスキーのすすめ」だったので購入しました。レコードをかけている名曲喫茶やジャズ喫茶が多数紹介されていて、楽しく読みました。レコードで聴いたアルバム。

BILLY MITCHELL (ビリー・ミッチェル)
THE COLOSSUS OF DETROIT (XANADU 1978年録音)

   

ビリー・ミッチェル(ts, 1926~2001年)は、好きなテナーサックス奏者の一人です。高校生の時に、1960年代のカウント・ベイシー楽団における演奏をレコードで聴いて、名前を覚えました。何枚かアルバムを持っていますが、これは、中でも傑作だと思われるものです。

メンバーは、ビリー・ミッチェル(ts)、バリー・ハリス(p)、サム・ジョーンズ(b)、ウォルター・ボウルデン(ds)。バリー・ハリス以下のリズム陣が充実しています。

曲目は次のとおり。

1  Recorda-Me (Joe Henderson)
2  I Had The Craziest Dream (Harry Warren)
3  I Should Care (Alex Stordahl)
4  Unforgettable (Irving Gordon)
5  How Am I To Know? (Dorothy Parker)
6  Be My Guest (Billy Mitchell)
スタンダード曲が多いですが、ジョー・ヘンダーソン作「Recorda-Me」を取り上げたのが注目されます。

ビリー・ミッチェル(ts)には、30代で録音した「This is Billy Mitchell」(1962年録音、Smash)という名作はありますが、1970年代後半にXANADUレーベルに優れた録音を残していて、これもその一枚です。黒っぽい音色でスイングしている「Recorda-Me」や「Be My Guest」、バラード「Unfogettable」など全体にわたり、情緒過多にならない、じっくりとしたアドリブが楽しめます。バリー・ハリス(p)らリズム陣も整っていて、タイトルどおりのアルバム。

(参考)Recorda-Meが聴けます。

Billy Mitchell Recordame The colossus of Detroit - Bing video

 

【男の隠れ家 2022年11月号】

   

表紙。クラシックやジャズをかけるお店が紹介されていますが、クラシックをかける名曲喫茶中心に掲載。

   

渋谷の名曲喫茶「ライオン」。昭和元年(1926年)創業というのがすごい。

   

神田神保町のアルゼンチン・タンゴのお店「ミロンガ・ヌオーバ」。

   

高円寺の名曲喫茶「ネルケン」。

   

阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」。

   

高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」。

   

レコード店やカフェのオーナー・スタッフの思い入れのあるレコードの紹介もあります。渋谷のジャズレコード専門店「JARO」の柴崎さんは、ジャッキー・マクリーンの「New Soil」とケニー・ドリューの「This is New」。どちらもサイン入り。すごい。

(ウイスキーのすすめ。)

   

『心地よく響くサウンドと共にゆっくりとお酒を楽しむ。そんな大人の時間を過ごすなら、嗜みたいのはやっぱりウイスキー』とあり、代表銘柄などが紹介されています。

   

ウイスキーの代名詞的存在は、スコッチウイスキー。The Macallanは、日本の輸入シングルモルトの1位に長い間なっているそうです。マッカラン以外もたくさんの銘柄が紹介されています。

   

日本のウイスキーは、今や世界的人気を誇るそうです。シングルモルトウイスキー山崎。

   

日本のウイスキーも、いろいろな銘柄があります。「白州」は飲んだことがあります。「余市」を飲んでみたい。