安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

季石庵 (和食・宴会 長野市)

2017-12-26 20:23:27 | グルメ

先日、友人と二人で今年(2017年)の回顧と来年(2018年)の展望を語り合う飲会を季石庵(きせきあん)で開きました。単なる飲み会ですが、登山・ハイキングなどの計画も検討しました。同店は、長野市内の和食・居酒屋「やま茶屋」の系列で、宴会主体に営業を行っています。

やま茶屋グループは、山菜やキノコ、信州牛、信州サーモンなど、地元の食材を使った料理を出しくれるお店で、値段も比較的リーズナブルです。季石庵には早い時間に入ったので、静かな店内で落ち着いて、きのこ鴨鍋や蕎麦など美味しくいただきました。

外観。長野駅に比較的近く、仕事帰りなどに使いやすい立地です。

カウンター

店内。ゆったりとしています。二階には宴会用の部屋があります。

ビールで乾杯

お通し

玉子焼き。なかなかいけました。

きのこ鴨鍋

鴨肉と豆腐

きのこ鴨鍋のアップ。ボリュームありました。

牛肉の赤身炙り

コースではなく、単品で注文しました。最後は、蕎麦で。

【やま茶屋 季石庵(きせきあん)】

住所:長野県長野市北石堂町1394
電話:026-226-6251
ホームページ:yama39.com (やま茶屋のホームページ)


ZOOT CASE vol.1 (ズート・シムズ ファンクラブ会報紙・創刊号)

2017-12-25 18:02:37 | 読書

2016年9月18日にズート・シムズファンクラブが誕生し、会員持ち寄りによるレコードコンサートなどが開催されています。このたび、会報紙である「ZOOT CASE」創刊号が出来上がり、手元に届きました。

   
ズート・シムズ(1925年10月29日~85年3月23日)は、5回来日し全国で公演も行っていて、日本にもファンが多いテナーサックス奏者です。

   

ズート・シムズファンクラブの会員は118名(2017年9月現在)です。

創刊号は31ページからなり、目次は次のとおり。

ズートの奥さんからの手紙
私の愛するズートの作品・このプレイ
ジャズ・コージー・スポット
コラム
プロから見たズート研究 
ZOOT FAN ROOM                
貴方がプロデューサー!ズート夢のセッション

「ズートの奥さんからの手紙」は、ズート・シムズ一家と親交がある当ファンクラブ会長の金坂弘幸氏が奥様からいただいたもので、お礼とお祝いが記されていて、ファンには嬉しいものです。「私の愛するズートの作品」では、それぞれ3枚のアルバムが挙げられています。

   

「ジャズ・コージー・スポット」はジャズ喫茶の紹介、「プロから見たズート研究」はテナー・サックス奏者の右近茂さんによるズートの奏法解説、「Zoot Fan Room」は、会員宅のオーディオ装置などの紹介です。掘り下げた記事も多く、ジャズやオーディオのファンに興味が湧く内容です。

   

      

進行中の企画は、レコードコンサートや会報発行に加え、ズートシムズ未発表音源EPレコードの製作です。下記にリンクを張りましたので、会の活動を知りたい方や入会希望の方は、ファンクラブのホームページをご覧ください。

【ズート・シムズファンクラブ】

ホームページ:zootsimsfunclub.net


ウディ・ショウ IMAGINATION

2017-12-24 10:00:50 | トランペット・トロンボーン

中房から引湯してきたお湯がよい安曇野市有明の穂高老人保健センターが今年の9月末に閉じてしまいました。市の行政改革の一環ですが、僕ばかりでなく父もその温泉を楽しみにしていたので残念です。代わりに隣の松川村の「すずむし荘」に行きますが、先日は、「りんご」の無料配布が行われていて、一個いただき得した気分になりました。期待せずに買ったのですが、内容がよくて得した気分になったレコード。

WOODY SHAW (ウディ・ショウ)
IMAGINATION (MUSE 1987年録音)

   

トランぺッターのウディ・ショウ(1944~89年)は、1960年代から70年代にかけて、ハードバップを基本としつつ前衛に近いプレイも行い、代表作もその時期のものがあげられることが多いようです。それらもいいのですが、80年代に入って、オーソドックスで柔らかめなプレイを行っているものも捨てがたく、ショウの最終リーダー作である本アルバムはお気に入りの一枚です。

メンバーは、ウディ・ショウ(tp)、スティーヴ・トゥーレ(tb)、カーク・ライトシー(p)、レイ・ドラモンド(b)、カール・アレン(ds)。メンバーの名前だけを見ると、ショウ、トゥーレ、ライトシーなので、オリジナル楽曲主体に難しいことをやっているのではないかという考えが頭をよぎりますが、いい方に外れました。

曲はスタンダードが、「If I Were A Bell」、「Imagination」、「You and The Night and the Music」(あなたと夜と音楽と)、「Stormy Weather」、ボビー・ティモンズ作「Dat Dere」、スティーヴ・トゥーレ作「Steve's Blues」の6曲。1曲を除き、よく知られている曲ばかりです。「Imagination」と「You and The Night and The Music」は、アート・ペッパー(as)のプレイが忘れられませんが、それと肩を並べるような演奏が行われています。

ショウ(tp)の音色は天井から降り注いでくるような輝かしいもので、それだけで価値のあるアルバムです。「If I Were A Bell」では、冒頭から軽快にメロディを綴るショウ(tp)に惚れ惚れしますし、バラードの「Imagination」ではショウが水も滴る美音でメロディを吹き、トゥーレ(tb)もその気分を受け継いで演奏していて絶品といっても過言ではありません。ミディアムテンポの「Stormy Weather」におけるショウのソロはグルーヴィーで聴きごたえがあり、スタッカートを使ったテーマが面白い「Steve's Blues」は、歯切れのよさが印象的で、トゥーレ(tb)もユーモアを湛えたプレイを行っています。

【すずむし荘】

住所:長野県北安曇郡松川村3363-1082
TEL:0261-62-8500
営業:10時~21時  日帰り温泉は毎週木曜日休み

レストランや宿泊部門もあります。

ロビー

りんごの総重量を当てるるクイズが出されていて、ごく近い方がいたようです。そちらの景品とは別に、温泉を利用した人に一個りんごの配布がありました。

いただいたりんご。さっそく食べてみましたが、味はよかった。

【ジャズ喫茶 M-Gate】

住所:長野県北安曇郡松川村85-28
電話:0261-62-2384

温泉の後は、ジャズを聴きに近くのM-Gateへ寄りました。

日曜日の午後遅めの時間のせいでしょうか。お客様が数人いました。

ビル・エヴァンスのアルバムなどがかかっていました。

ブレンドとシフォンケーキ。


冬の軽井沢散策 【矢ケ崎公園・浅間山遠景・フレスガッセなど】 

2017-12-22 20:07:14 | お出かけ・その他

12月16日に軽井沢大賀ホールで開催された、バッハコレギウムジャパンの「メサイア」公演に行きましたが、少しだけ早めに着いたので、散策して遅い昼食もいただきました。本来もっと早く行って、離山ハイキングに行くつもりだったのですが、所用で遅くなったので、付近の散策だけです。軽井沢のこのあたりは、静かで好きな場所です。

 矢ケ崎公園の池を挟んで大賀ホール。

真ん中にあるのは、離山、そのうしろに浅間山。

浅間山アップ。この時点では、まだ雪はわずかです。

こちらは、反対(南)がわの、プリンスホテルスキー場。拡大してあります。

ビーフシチューを食べたいと考えて、最初、入ろうと思った「旦念亭」

本来喫茶店です。満席で、入場できませんでした。次の候補の、おなじみのフレスガッセへ。

フレスガッセ

街の食堂という感じが好みです。手造りハムが有名。

店内

トンカツ定食

香ばしく揚がっていて、洋食という感じがよかった。

【フレスガッセ】

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東29-15
電話:0267-42-8169
営業:11:00~14:30、17:00~19:30 定休:木曜日
ホームページ:フレスガッセ(食べログのページです)

矢ケ崎公園の池に映る夕陽を撮影しました。


鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」(12月16日 軽井沢大賀ホール)

2017-12-21 20:01:02 | 演奏会・ライブ

昨年に続き、軽井沢大賀ホールでヘンデル作曲「メサイア」を聴いてきました。演奏は、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンです。今回は、ソリストに森麻季が出演するので、それも楽しみです。

   

(出 演)

鈴木雅明(指揮・チェンバロ)
ソプラノ:森 麻季
アルト(カウンターテナー):テリー・ウェイ
テノール:櫻田 亮
バス:ドミニク・ヴェルナー
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)

(曲 目)

G.F.ヘンデル:オラトリオ「メサイア」全曲
【アンコール】
鈴木優人編曲:久しくまちにし(讃美歌94番)Veni, veni, Emmanuel(2011)

(感 想)

バッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」は、昨年も聴きましたが、今年も素晴らしい演奏を繰り広げてくれました。今回昨年と異なっていたのは、指揮者の鈴木雅明さんが、チェンバロを弾きながら指揮を行ったことで、腕の動きに合わせて楽曲が動くのがわかり、すこぶる興味深く聴きかつ観ることができました。

独唱の中では、ソプラノの森麻季とバスのドミニク・ヴェルナーにとりわけ印象付けられました。チェンバロの典雅な音色と森の透明感のある声が調和するなど、第1部のアリアはよかった。第2部の終わりに出てくる、ハレルヤコーラスは、かなり力強くて、バッハ・コレギウム・ジャパンの合唱隊の素晴らしさが出ていました。

ヘンデルの「メサイア」は、ドラマティックなオペラ的な演奏効果もあり、長い演奏時間ですが、飽きずに楽しめます。今回は歌の入らない弦楽合奏の部分において、しっとりとした豊かな響きを聴くことができ、それにも感激しました。来年も公演があるなら、また来るつもりです。

【バッハ・コレギウム・ジャパン】

ホームページ:bach Collegium Japan

【軽井沢大賀ホール】

ホームページ:ohgahall

少し離れたところからの大賀ホール

大賀ホール入り口

近寄って撮影

休憩時間中のロビー。飲み物の販売もあります。