安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

丸井亭(鰻 長野県飯田市)

2018-08-21 20:19:45 | グルメ

先日、飯田市に行った際に昼食を丸井亭でいただきました。店の二階で、宴会はやったことはあるのですが、一階のお店で食べるのは初めてです。午後1時30分ころに入店したので、先客は一組いましたが、ゆったりと座れました。名古屋が近いせいか、「ひつまぶし」もありましたが、鰻ざくが食べたかったので鰻定食の松にしました。

鰻をお皿にのっけてしまうと、若干小さめで痩せている感じに見えて、鰻定食よりも鰻重の方がよかったかもしれません。鰻のたれは甘目でしたが、鰻ざくの酢のさっぱりとした味と調和がとれて、長野県産のこしひかりを炊いたご飯が進みました。

道路の反対側から撮っています。

入口

店内

「ひつまぶし」もありました。

お茶は大きな急須に入って出てきました。これはよいです。

うなぎ定食(松)です。

ごはんの蓋をとりました。

鰻ざく

きも吸い

【丸井亭】

住所:長野県飯田市知久町4-1226
電話:0265-22-0349
ホームページ:maruitei (facebookです)


ハイレゾCDを普通のCDプレイヤーで聴いてみました。

2018-08-20 20:19:39 | オーディオ

CD(コンパクト・ディスク)については、既にSACDという新しい規格のものがありますが、最近、専用機器を使用すると元となっているマスター通りのハイレゾ・クオリティで再生することができるというハイレゾCDが発売されました。

   

PR冊子の表紙

   

裏表紙ですが、ハイレゾCDとはなんぞやという解説も載っています。

ハイレゾCDは、全てのCDプレーヤーで再生可能で、CD自体の素材や製法を見直し、読み取り制度も向上させたので、普通のCDプレーヤーでの再生でもよい音が期待できるようです。universal musicから100枚のハイレゾCD名盤シリーズが発売になり、聴き比べサンプラーも発売(1,080円)されたので、ジャズ編とクラシック編を購入してみました。

   

(曲目)

枯葉、 セイ・イット、イパネマの娘、モーニン、酒とバラの日々、オールド・デヴィル・ムーン (MONO)、クレオパトラの夢、 ザ・キャット。

収録曲は、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキーなどのアルバムから選ばれています。8曲だけですが、コンピュレーションのCDとして車の中で使うのもいいかと思い購入しました。聴いた感想ですが、しばらくぶりに聴いた「モーニン」におけるリー・モーガン(tp)のプレイに痺れました。そんなわけで、音質のことは二の次になりました。

   

 (曲目)

    1. 交響詩≪ツァラトゥストラはかく語りき≫~冒頭(日の出)
    2. 交響曲第5番ハ短調作品67≪運命≫~第1楽章:Allegro con brio
    3. 交響曲第40番ト短調K.550~第1楽章
    4. ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11~第3楽章:Rondo (Vivace)
    5. 交響曲第9番ホ短調作品95≪新世界より≫~第2楽章:Largo
    6. 交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章:Adagietto (Sehr langsam)
    7. 組曲≪惑星≫作品32~第4曲:木星-快楽をもたらすもの

演奏は、カラヤン指揮ウィーン・フィル、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル、マルタ・アルゲリッチ(p)、ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルなどです。クラシックのサンプル盤は、曲の抜粋なので、聴いているうちに全曲聴きたくなりました。

普通のCDプレーヤーによる再生で、専用機器を使っていないので劇的な変化はありませんが、オーケストラのアンサンブルが精緻になった気がします。例えば、ドヴォルザーク「交響曲第9番新世界より」やホルスト「木星」を聴いてそう思ったのですが、実はベルリン・フィルやウィーン・フィルのアンサンブルがよいので、そのように感じたのかもしれません。

使用したCDプレイヤー:パイオニア PD-70AE

今後普及が進み、ハイレゾCDの値段が安くなれば、まだ持っていない音源について、専用機器とともに購入するかどうか検討してもいいなと考えています。特にオーケストラなど大編成の管弦楽の再生にいいかもしれません。


モダン・ジャズ・カルテット BLUES ON BACH

2018-08-19 20:05:37 | ヴァイブ、オルガン他

このところクラシックも聴いていて、短い夏休みの間にバッハの管弦楽組曲やラフマニノフの交響曲、ソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコの唄などのCDをかけていました。バッハの作品は、ヘルムート・ミューラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団のテンポの速いメリハリのきいた演奏によるもので、爽快感があり暑い夏にピッタリでした。ジャズもバッハの音楽に関連あるものです。

THE MODERN JAZZ QUARTET (モダン・ジャズ・カルテット)
BLUES ON BACH (ATLANTIC  1973年録音)

   

モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)は、ジョン・ルイス(p)の音楽的志向を反映してクラシカルな演奏を行ったことも多かったのですが、このアルバムは、バッハの音楽に焦点を当てたものです。ルイスとミルト・ジャクソン(vib)の書いたブルースも間に挟まれいて、基本はモダン・ジャズです。

メンバーは、ジョン・ルイス(p,harp)、ミルト・ジャクソン(vib)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)。録音は1973年ですが、翌74年にはグループは解散するので、この録音あたりで、メンバー間の音楽的な方向性の違いが明確になったのかもしれません。もっとも、81年には再編成されるので、MJQの人気が変わらずにかなり高かったということでしょう。

曲はバッハの音楽に基づくものとオリジナルのブルースです。バッハの曲をルイスが編曲したものが、「Regret?」、「Rise Up In The Morning」、「Precious Joy」、「Don't Stop This Train」、「Tears From The Children」の5曲、オリジナルのブルースが「Blues In B Flat」、「Blues In A Minor」、「Blues In C Minor」、「Blues In H (B)」の4曲で、バッハ由来の曲とブルースは交互に収録されています。

モダン・ジャズ・カルテットは、素材をクラシックに求めても、ミルト・ジャクソン(vib)やジョン・ルイス(p)の即興パートがあるので、ジャズとして面白く聴けます。バッハの曲の編曲作品では、「Jesu Joy of Man's Desiring」(主よ人の望みの喜びよ)を基にした「Precious Joy」が有名メロディとともに、M・ジャクソン(vib)のソロが、哀感を湛えていて味わい深い。4曲のブルースは、バッハの編曲作品と違和感もなく、特に「Blues In A Minor」は、パーシー・ヒース(b)のソロも入り、リラックスしたグルーヴ感が出ていて、グループとしての魅力が発揮されています。

【お盆休みに聴いたクラシック音楽(CD)】

   

バッハ「管弦楽組曲第1番~第4番」。一枚のCDに収まり、テンポ速めの締まった演奏という感じがします。

   

ラフマニノフ「交響曲全集」。ウラディミール・アシュケナージ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。

   

アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)のベスト集。「私のお父さん」、「ムゼッタのワルツ」、「乾杯の唄」などオペラの名アリアなどが収められています。


岳泉会著「岳泉会のよくばり温泉マウンテン」(バイ インターナショナル)

2018-08-18 20:11:21 | 登山・ハイキング

近くの書店で「岳泉会のよくばり温泉マウンテン」(バイ インターナショナル)という面白そうな本を見つけたので購入して読んでみました。岳泉会(がくせんかい)とは、イラストレーターやコック(料理人)、ソフトウェアエンジニアという職業の女性3人、男性1人で結成した小さな山岳会のことです。

   

表紙。頂上を目指すだけでなく、その周辺もあわせて広く山を楽しもうという趣旨で活動していて、僕の趣味にもあっているので、参考になる記述がたくさんありました。目次は、裏表紙側の腰巻にもあったので、下記にコピーして掲載します。

東京から公共交通機関を使って出かけ、長野県から秋田県まで広いカバーを範囲していて、今後の山行の参考になります。特に気になったところを記します。

   

北八ヶ岳方面には、たまに行きますが、「本沢温泉」には行ったことがなく、どの山というよりも温泉目指して出かけるのも良さそうです。

この章では、雪渓を上って白馬岳へ登頂したのは特別なことだったという著者の気持ちが強く伝わってきました。「結成5周年祝い」ということもありますが、文章や写真に高揚感や達成感が溢れています。

最も興味を惹かれた章は、尾瀬ヶ原について記したものです。この素晴らしい虹がかかる光景は、滅多にみられるものではないようですが、群馬県の尾瀬には是非一度足を運んでみたいと考えています。

   

尾瀬は水が豊富で、山小屋にはお風呂、しかも温泉があるようです。温泉が尾瀬にあるということは、初めて知りました。

この本では、実際に使用している山道具やウェアを写真付きで紹介しています。山へ行きだすと、いろいろほしくなりますが、買い方やどういうものを買えばよいかわからないことも多いです。特に東京在住の方には具体的に参考になります。

4人で山岳会を作って、山へ行き始めたという点も、これから登山や高原に行こうと考えている方には参考になります。文章だけでなく、写真、イラストを使い多彩な表現をしていて、手にとりやすい本です。


YARDBIRD再訪 (ジャズ喫茶 岐阜県可児市)

2018-08-17 20:07:00 | ジャズ喫茶

約2年ぶりに、岐阜県可児市にあるジャズ喫茶「YARDBIRD」を訪れました。同店は、音楽を聴くことに集中できるジャズ喫茶なので、少々遠いのですが、たまに行きたくなります。岐阜県方面にはなかなか行けなかったのですが、やっと再訪できました。

以前と変化なく、暗めの空間で大きな音量でジャズが流れています。キース・ジャレット、ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィスなどと、ジャズの巨人のアルバムを聴くことができ、満足しました。古いスイング・ジャーナルが新たに備えられていたので、別冊「幻の名盤読本」を読んでみました。

駐車場は、8台停められます。

外観

玄関を入ると、もう一つドアがあります。

店内  

   

スピーカーは2組あって、これはサーフィンベガ VE-15

   

   

当日は、こちらのスピーカーで鳴らしていました。スピーカー:JBL 4365

お店の入口側にレコードなどの保存棚、プレーヤーなどのあるブースがあります。奥のカウンターがあるへんにマスターはいます。

プレーヤー:ハンス アコースチック T-20

プレーヤー:トーレンス TD521。CDもありました。ちらっと見えるのは、キアラ・パンカルディ(vo)の「I Walk a Little Faster」 

   

寄贈を受けられた古いスイング・ジャーナルが備え付けられていました。

この「幻の名盤読本」は持っていないので、中身を久しぶりに読んでみました。

超幻の名盤が紹介されています。今は国内盤のCDやレコードなどで聴けるようになりましたが、現在でもオリジナルは希少です。1974年当時は、国内盤レコードも出されていたかったのでしょう。

上記の続き。レイ・ブライアントのものは、シグネチュアという幻のレーベルだったため、復刻されていなかったのでしょう。ワーウィックやシグナルもそうかもしれませんが、ジューン・クリスティのものは、キャピトルレーベルのものだけに幻の名盤とはちょっと不思議。

かかったアルバムです。まず、キース・ジャレット「My Song」

ビル・エヴァンス「Live In Tokyo」。このアルバムでは、「T.T.T.T」の演奏にすごいスリルを感じます。

ジョン・コルトレーン「Soultrane」。レッド・ガーランドのピアノの音がよく聴こえ、雄弁なソロをとっているのがわかる再生音です。次に、マイルス・デイビス「Kind of Blue」がかかりました。

最後は、ソニー・スティット「So Doggone Good」

メニュー。

ブレンドコーヒー。

マイルス・デイヴィスの音を聴きながらビール(ノンアルコール)。最高でした。

コースター。デザインがいいので、次回行ったときに、入手できるか聞いてみよう。

【YARDBIRD(ヤードバード)】

住所:岐阜県可児市桂ケ丘二丁目180番7
電話:090-8469-5557
営業時間:13:00~20:00  定休日:火曜日、第一月曜日、第一月曜日業時間 PM1:00~PM8:00
ホームページ:yardbird