安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チェンバロが置いてあり、クラシックが流れる「Coffee House むじか」を訪れました。(群馬県玉村町)

2021-10-26 19:30:00 | お出かけ・その他

ネットで見つけた、チェンバロが置いてある自家焙煎の喫茶店「Coffee House むじか」に寄りました。群馬県玉村町は、前橋市の近くで寄りやすい場所です。珈琲は自家焙煎で、豆もいろいろな種類があります。

ショパンコンクールにおける反田恭平さんの演奏が流れていて、その話題で話が弾みました。チェンバロをごく近くで聴けるので、お休みしている演奏会が再開されれば聴きにきたいと思いながらお店を後にしました。   

外観。

店内。外観からは想像できないほどゆったりとしていました。天井が高いのもよさそうです。

カウンターや厨房があります。コロナ対策でビニールを張ってあるので、音は吸収されてよくないとマスターが話していました。

入口の方を見たところ。

チェンバロ。カバーを開けて見せてあげると言われましたが、たいへんそうなので、ネット見ていて、演奏会が開催されたら、聴きに来ますと話しました。

これはお店のホームページからお借りしました。拡大してあります。

スピーカー。

先のショパンコンクールにおける反田恭平さんの本選の模様が流れていました。パソコンと小さなスピーカーですが、パソコン手前の椅子に座ると良い音がします。低音が今一つなのは、止むを得ません。

深煎りです。なかなか美味しい珈琲です。それにしても群馬県の方はクラシック音楽がお好きな方が多いのでしょうか。このようなお店があることに感嘆しました。

【Coffee House むじか】

住所:群馬県佐波郡玉村町上福島1153番地
電話:0270-75-5080
ホームページ:Coffee House むじか (musica-cafe.com)


JAZZ Cafe ANITA(ジャズ・カフェ・アニタ)を訪れました。(ジャズ喫茶 群馬県伊勢崎市)

2021-10-25 19:30:00 | ジャズ喫茶

拙ブログにコメントをいただく「ただぽん」さんに教えていただいた「Jazz  Cafe ANITA」を訪れました。伊勢崎市にあるお店ですが、関越道の本庄児玉ICから近く、埼玉県にいったん入り群馬県に向かいました。

今年(2021年)5月の開店です。店名からもわかるように、マスターはジャズ歌手のアニタ・オデイのファンで、1950~60年代のジャズが流れています。大きなスピーカーで、音量も比較的大きく、楽しめました。

外観。窓が広くとられています。

入口

店内。明るい雰囲気です。

カウンター。いろいろな種類のお酒(洋酒)がおいてあるので、コロナの時短が解除されれば、バー的な使い方もできそうです。

入口の近くに、アニタ・オデイのポートレート写真が飾ってあります。前橋のジャズ喫茶「木馬」のマスターが撮った写真とのことです。

スピーカー。スピーカーやアンプは、「ARAI-lab」製だそうです。ARAI-labオフィシャルサイトへのリンク

   

アンプもARAI-lab製です。

CDプレーヤーなど。

レコードプレーヤーもあります。

CDの収納棚。基本的にCDをかけているようです。

レコードもあります。

アニタ・オデイ(vo)のヴァーヴレーベルのアルバムがかかりました。続いて、デューク・ジョーダン「Flight To Denmark」がかかりました。

デューク・ジョーダンの「Flight to Denmark」のジャケットが引き伸ばされて貼ってありました。

珈琲。少し深めです。チョコレートがついてきました。

開店記念で作った缶バッジをいただきました。「ツタ」を育てていて、それを図柄にしたようです。次回は、群馬県太田市の「Km BLUE」とこちらの伊勢崎市「JAZZ Cafe ANITA」をセットで訪れるつもりです。

【JAZZ Cafe ANITA(ジャズ・カフェ・アニタ)】

住所:群馬県伊勢崎市富塚町226-4
電話:0270-31-3412
営業曜日・営業時間:金土日の11:00~18:00  
ホームページ:JAZZ ・ Café・ ANITA - カフェ・喫茶 (business.site)


グラント・グリーン「NIGERIA」と長野東急デパート「金龍飯店」で夕食の話題

2021-10-24 19:30:00 | ギター

先日、長野東急デパート7階のレストラン街に行ったのですが、お店が2店撤退して、そこは、結婚相談所や美容系のお店になっていました。レストラン街としては淋しくなりましたが、まだ元気そうな「金龍飯店」で夕食にしました。活気が溢れているアルバム。

GRANT GREEN (グラント・グリーン)
NIGERIA (BLUE NOTE  1962年録音)

   

グラント・グリーン(g, 1935~79年)は、1960年にニューヨークに出てきて、すぐに注目を集めブルーノートに多くの録音を残します。本作は、1961年12月と62年1月にソニー・クラーク(p)と録音した3枚のアルバムのうちの一枚です。今回、廉価で復刻されたので、CDを購入しました。

メンバーは、グラント・グリーン(g)、ソニー・クラーク(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)。ソニー・クラークとともに、アート・ブレイキーの参加が注目で、セッションに活気を与えています。グリーンとブレイキーの共演は、この一作だけです。

曲目は次のとおり。

1  Airegin (Sonny Rollins)
2  It Ain't Necessarily So (Geroge Gershwin)
3  I Concentrate On You (Cole Porter)
4  The Things We Did Last Summer (Jule Styne)
5  The Song Is You (Jerome Kern)
6  Nancy(With The Laughing Face)(JImmy Van Heusen)
7 Airegin(Alternate Take) (Sonny Rollins)
ソニー・ロリンズ作「Airegin」以外は有名スタンダードです。個人的には、「The Things We Did Last Summer」(過ぎし夏の思い出)をやってくれているのが嬉しい。

グラント・グリーン(g)がソニー・クラーク(p)と録音した3作は、録音当時発売されず、お蔵入りしていました。内容がよいので、多分に営業上の理由だと思われます。本作の特徴は、アート・ブレイキーの参加で、煽ったり、ラテン系リズムを入れたりと、ドラムプレイが面白く聴けます。グラント・グリーンは絶好調で、すごいグルーヴ感を出している「It Ain't Necessarily So」や、テーマの繊細な歌い方から引き込まれる「The Things We Did Last Summer」など、聴きどころたくさんです。

【長野東急デパート7階 金龍飯店】

住所:長野県長野市南千歳1-1-1 ながの東急百貨店
電話:026-224-4028
ホームページ:金龍飯店 (kinryuuhanten.com)

ながの東急デパート外観。

7階のお店のインフォメーション。レストランが4つで、あとは、結婚相談、エステなどのお店です。以前は、レストランばかりでした。撤退したあとに、お店が入ってよかったです。空き店舗が一番困りますので。

右のイタリアントマトは時短営業しています。

金龍飯店入口

店内。閉店近いので、僕の他には一組のお客様がいただけです。

牛肉と中国野菜の炒め物定食を注文。

牛肉や野菜の量が多くてびっくり。ごはんを小盛りにしてもらってよかった。

麻婆豆腐ではありませんが、豆腐の料理。よい味でした。


ショパンコンクールの開催期間中、イリーナ・メジューエワ著「ショパンの名曲」(講談社現代新書)を読んでいました。

2021-10-23 19:30:00 | クラシック

第18回ショパン国際ピアノコンクールに、反田恭平さんが2位、小林愛美さんが4位に入賞しました。素晴らしい結果です。反田さんの本選でのピアノ協奏曲第1番の演奏をYouTubeで観たのですが、その音色やオーケストラとの一体感などすごくて、眠気も吹き飛びました。

(時事通信の報道記事)

   

ショパン国際ピアノコンクールで演奏する反田恭平さん=18日、ワルシャワ(EPA時事)

【ワルシャワ時事】ポーランドのワルシャワで行われていた第18回ショパン国際ピアノコンクールの本選の結果が21日発表され、東京都出身の反田恭平さん(27)が2位、山口県宇部市出身の小林愛美さん(26)が4位に入賞した。反田さんは、日本出身者のこれまでの最高位である1970年の内田光子さん(現在は英国籍)の2位に並んだ。日本人の入賞は16年ぶり。

ショパンコンクール開催中は、イリーナ・メジューエワさんの「ショパンの名曲」(講談社新書)という本を読んでいたので、以下そのレビューです。

   

表紙。本年(2021年)5月20日発行です。

   

著者の略歴。ロシア出身ですが、現在は日本を本拠として活動中。CDも多数発売されています。

   

帯裏面の本書の紹介。目次は、ジャンル(曲種)ごとに1章から9章まで、10章は「ショパンとの出会い」として特に2曲について書かれています。

(内 容)

ショパンのピアノ曲について、ジャンルについておおまかに説明したあと、それぞれを代表する作品について詳細な説明を試みたものです。「おすすめの演奏」は、古い録音ですが、そこから文化が聞こえてくるような音(サウンド)が聴けるようなものを選んだとのことです。

(感 想)

音楽を言葉で説明するのはたいへんですが、ショパンが、いかに工夫して繊細に曲を書いているのかが伝わる記述が多く、感銘を受けました。ポリフォニーについて、繰り返し言及しているのも印象的です。

取り上げる曲や、おすすめの演奏の選択などショパンの曲を聴く際の参考になります。おすすめの演奏では、アルフレッド・コルトーとゲンリヒ・ネイガウスを多く推薦していました。

ショパンの曲の魅力に迫って、譜面も使いながらわかりやすく述べていると思った例を1~2挙げます。

(ノクターン 変ホ長調 作品9-2)

映画「愛情物語」(To Love Again)でも使われた有名曲です。明快さの中での細やかさという一例で、『小節13の右手を見てください。(譜例1-2 小節13)。長いスラーの中にもう一つ細かいスラーが書かれています。音響に関する細かさの一例です。』と述べています。(本書 17ページ)

第10章では、メジューエワさんの私的なショパンとのかかわりなど、親密な記述があります。

   

(舟歌 嬰ヘ長調 作品60)

『1846年ショパン晩年に作曲された傑作で、崇高な美しさに満ちた作品です。・・・とても印象的な序奏で始まります。冒頭(譜例10-3 小節1~3)、左手のオクターブ「ド♯」と右手の「ソ♯」を含むメロディ和音が、世界を一気に開きます。詩人ショパンは~』とあります。(本書 250ページ)

この曲は、僕も大好きです。なお、ルービンシュタインの演奏で、本書に取り上げられた曲目を聴きました。

   

アルトゥール・ルービンシュタイン「ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン」(CD10枚組)     


そば処 みよ田 (蕎麦 長野市南千歳MIDORI長野3F)

2021-10-22 19:30:00 | グルメ

長野駅ビル「MIDORI」3階にあるレストラン街「おごっそダイニング」では、秋のグルメフェアを開催しています。そば処「みよ田」では、きのこの天ぷらを出していたので、それを食べに入りました。

「みよ田」は、日穀製粉株式会社の経営になるもので、そば粉などは、日穀製粉の製品が使われていると思われます。極細のそばと、きのこの天ぷらは美味しく、飽きのこない一品のように思いました。

長野駅ビルMIDORIの3階のレストラン街

秋のグルメフェア開催中でした。

「みよ田」外観

もり蕎麦ときのこの天ぷらのセット

蕎麦。細いものですが、つゆが絡みやすく、これはこれで美味しい。

きのこの天ぷら。種類いろいろでした。

器は二段重ねになっていて、海苔も入っています。

きのこの種類は、まいたけ、しいたけ、はよくわかりましたが、後はわかりませんでした。

そば湯は、最初からもってきてくれます。

とろっとした感じのものです。

そば湯もいただきました。昼食や軽めの夕食に使いやすいお店です。宴会などもできます。

【そば処 みよ田】

住所:長野県長野市南千歳1丁目22番地6 MIDORI長野3F
電話:026-227-9161
ホームページ:店舗のご案内 | 食楽彩々 そば処 みよ田 (nikkoku.co.jp)