<新銀行東京>547億円の赤字 経営トップが退任
東京都が出資して05年4月に開業した新銀行東京は1日、07年3月期単独決算が547億円の最終(当期)赤字になったと発表した。融資先の中小企業の焦げ付きが相次いだのが原因。同行は経営トップの仁司泰正代表執行役(66)の退任など人事を刷新し、08年3月期の黒字化目標を10年3月期に2年先延ばしする中期経営計画の見直しを行う。
新銀行は、個々の企業の財務状況を詳細に調査せず、公表されている財務情報などから、機械的に貸し倒れの危険性を判定するスコアリングモデルで迅速に融資する手法を取ってきた。しかし、融資先の返済遅れや返済不能の割合は大手行の4倍近い10%に達した。
同行は、「スコアリングモデルを信頼しすぎた」(仁司泰正代表執行役)ためと分析。今後は他の地域金融機関と同様、顧客管理と与信管理を重視し、慎重な融資姿勢を取らざるを得ず、存在意義が揺らぐ。巨額の累積赤字の解消時期の見通しもなく、新銀行は岐路に立たされている。
そりゃ失敗するだろう。中小企業の財務諸表を鵜呑みにするのは青二才としかいいようがない。バーディーの元上司は、中小企業の審査業務が一人前にやれるようになるためには、信用調書を100冊書かないといけないといった。その当時、調書1冊書くのに1ヶ月近くかかったはずである。
仕事というものは、そんなに甘くはない。
東京都が出資して05年4月に開業した新銀行東京は1日、07年3月期単独決算が547億円の最終(当期)赤字になったと発表した。融資先の中小企業の焦げ付きが相次いだのが原因。同行は経営トップの仁司泰正代表執行役(66)の退任など人事を刷新し、08年3月期の黒字化目標を10年3月期に2年先延ばしする中期経営計画の見直しを行う。
新銀行は、個々の企業の財務状況を詳細に調査せず、公表されている財務情報などから、機械的に貸し倒れの危険性を判定するスコアリングモデルで迅速に融資する手法を取ってきた。しかし、融資先の返済遅れや返済不能の割合は大手行の4倍近い10%に達した。
同行は、「スコアリングモデルを信頼しすぎた」(仁司泰正代表執行役)ためと分析。今後は他の地域金融機関と同様、顧客管理と与信管理を重視し、慎重な融資姿勢を取らざるを得ず、存在意義が揺らぐ。巨額の累積赤字の解消時期の見通しもなく、新銀行は岐路に立たされている。
そりゃ失敗するだろう。中小企業の財務諸表を鵜呑みにするのは青二才としかいいようがない。バーディーの元上司は、中小企業の審査業務が一人前にやれるようになるためには、信用調書を100冊書かないといけないといった。その当時、調書1冊書くのに1ヶ月近くかかったはずである。
仕事というものは、そんなに甘くはない。