新司法試験の短答式結果 76%が第2関門へ
科大学院の修了者が受験する「新司法試験」で、法務省は7日、5月の試験を受験した4607人のうち、約76%に当たる3479人が短答式試験に合格したと発表した。合格者の平均年齢は30.2歳で、女性は25%。論文式試験の採点を経て、9月13日に発表される最終合格者は1800~2200人に絞られる見込み。
合格率76%というのはこれ以上ないといってよいほど緩やかな基準。だが、バーディーの母校のロースクールの合格率は、60%そこそこであった。学内にショックが走っているようである。
問題を見た限りでは、かなり基本的なものばかりで、旧試験のような「鬼面驚かす」式のものは殆どない。なのにこの結果。
原因を考えるに、やはり、葉玉弁護士が再三指摘しているような勉強法、すなわち、条文・判例・基本書の熟読というあたりまえの勉強法が身についていなかったのだと思う。
これは他人事ではない。なにしろ、優秀な裁判官ですら、修習生に「条文素読み」を勧めているのである。「あたりまえ」が「あたりまえ」でなくなりつつあるのかもしれない。
科大学院の修了者が受験する「新司法試験」で、法務省は7日、5月の試験を受験した4607人のうち、約76%に当たる3479人が短答式試験に合格したと発表した。合格者の平均年齢は30.2歳で、女性は25%。論文式試験の採点を経て、9月13日に発表される最終合格者は1800~2200人に絞られる見込み。
合格率76%というのはこれ以上ないといってよいほど緩やかな基準。だが、バーディーの母校のロースクールの合格率は、60%そこそこであった。学内にショックが走っているようである。
問題を見た限りでは、かなり基本的なものばかりで、旧試験のような「鬼面驚かす」式のものは殆どない。なのにこの結果。
原因を考えるに、やはり、葉玉弁護士が再三指摘しているような勉強法、すなわち、条文・判例・基本書の熟読というあたりまえの勉強法が身についていなかったのだと思う。
これは他人事ではない。なにしろ、優秀な裁判官ですら、修習生に「条文素読み」を勧めているのである。「あたりまえ」が「あたりまえ」でなくなりつつあるのかもしれない。