Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

「干される」ということ

2007年06月05日 07時31分42秒 | Weblog
 某外資系コンサル・会計事務所に勤めていたバーディーの会社の元同期(女性)が、今年4月に転職した。かねてから、「この業界はちょっとしたことで〝干される”から、将来が心配」といっていたのである。
 「干される」というのは、仕事が回ってこないという意味であり、芸能界などと同じである。
 芸能界といえば、つい先日なくなった石立鉄男さんは、かつては熱血キャラでホーム・ドラマによく出ていたものである。テレビでの露出度はかなり高かったと思う。下の記事にもあるが、全盛期の人気は木村拓哉をしのぐものがあったとされる。
 だが、ある時点から殆どテレビに姿を見せなくなった。その理由が亡くなって初めて分かったのである。
石立鉄男貫いたプライド…晩年は熱海で“隠遁生活”TVショップやVシネなど良しとせず
 俳優座養成所、文学座座員を経て、テレビドラマ「おくさまは18歳」の主演で大ブレーク。70年代にはアフロヘアと甲高い独特のセリフで、多数の主演作で人気を得た。
 が、ある時期から仕事が減りだした。
 民放ドラマスタッフが振り返る。
 「85年ごろから熱血、青春ものが陰りを見せはじめ、トレンディードラマが台頭した。石立さんのような強い個性より、マイルドな演技が求められる時代になった」
さらに追い打ちをかける“事件”も。 「89年にはあるドラマの現場に遅刻、態度に怒った藤竜也さんと殴り合いのケンカになった。以後、現場では“使いづらい”という雰囲気になったのではないか」
 もっとも、得難いキャラクターを評価する声も根強く、ドラマから遠ざかったのは別の事情があるようだ。
 「全盛期に木村拓哉さん以上の人気があった石立さんは、ギャラのランクが高かった。デジタル化で経費節減が厳命されている局側は簡単にキャスティングできない。かといって、石立さんは他の大物俳優のようにテレビショッピングやVシネマなどで、収入を得ることを良しとしなかったのではないか。無頼を貫いたということです」(先の近況を知る人物)


 要するに、ギャラの高さ、扱いにくさ、バブルに逆行するキャラなど、「干される」要素を多く抱えていたということか。合掌。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする