人間というものは、苦しくなると、目先の利益だけしか追い求めなくなる。弁護士がこれをやると、「事件あさり」ということで、懲戒事由ともなりうる。
だが、サラリーマンに目を転じてみると、むしろ、自分が属する組織から「目先の利益を追い求める」ことを強いられているという感じがする。営業ノルマがそうだ。ひどいのになると、違法行為を会社が指示しているケースもある。
消費者事件の被害者から相談を受けるとよく経験するのだが、悪徳業者の社員というものは、大抵すぐに辞めてしまう。だから、詐欺的行為を行った担当者を不法行為で訴えるのは、結構難しい。
こうした社員は、もちろん好きでこんな仕事(というよりは犯罪)をやっているのではない。おそらく、会社・上司からノルマを押し付けられているのだろう。
そして、こうした会社の殆どはつぶれる運命にある。
だが、サラリーマンに目を転じてみると、むしろ、自分が属する組織から「目先の利益を追い求める」ことを強いられているという感じがする。営業ノルマがそうだ。ひどいのになると、違法行為を会社が指示しているケースもある。
消費者事件の被害者から相談を受けるとよく経験するのだが、悪徳業者の社員というものは、大抵すぐに辞めてしまう。だから、詐欺的行為を行った担当者を不法行為で訴えるのは、結構難しい。
こうした社員は、もちろん好きでこんな仕事(というよりは犯罪)をやっているのではない。おそらく、会社・上司からノルマを押し付けられているのだろう。
そして、こうした会社の殆どはつぶれる運命にある。