国民不在の官僚の仕事観
植草一秀氏は、「財務省のキャリアは自分の省庁のことを「わが社」とよぶ」と指摘しているが、いわゆる4大省庁はみなそうだろう。警察庁のキャリアも自庁のことを「うちの会社」と呼んでいるくらいだ。
さて、「わが社」に対する愛着と忠誠の一方で、「わが国」の利益がおろそかになることが危惧されており、実際、深刻な状況にある。例えば、このタイミングでの消費税の増税は間違いなく景気の悪化をもたらし、アベノミクスの効果を無に帰する危険性をはらんでいるが、「わが社」の利益のためには実現する必要がある。しかも、増税を止める力のある政治家はすべてガードして身動きをとれなくしてある(ここが凄いところである。)。
戦前も、陸軍が「わが社」の利益を追求する余り、暴走することがたびたびあった。陸軍内部の抗争も激しかった。「わが社」を守って「我が国」がつぶれることがなければいいが・・・。
植草一秀氏は、「財務省のキャリアは自分の省庁のことを「わが社」とよぶ」と指摘しているが、いわゆる4大省庁はみなそうだろう。警察庁のキャリアも自庁のことを「うちの会社」と呼んでいるくらいだ。
さて、「わが社」に対する愛着と忠誠の一方で、「わが国」の利益がおろそかになることが危惧されており、実際、深刻な状況にある。例えば、このタイミングでの消費税の増税は間違いなく景気の悪化をもたらし、アベノミクスの効果を無に帰する危険性をはらんでいるが、「わが社」の利益のためには実現する必要がある。しかも、増税を止める力のある政治家はすべてガードして身動きをとれなくしてある(ここが凄いところである。)。
戦前も、陸軍が「わが社」の利益を追求する余り、暴走することがたびたびあった。陸軍内部の抗争も激しかった。「わが社」を守って「我が国」がつぶれることがなければいいが・・・。