いまどき「訴状を書けない弁護士」は当たり前!?
弁護士会内部で問題となっていたが、「訴状を書けない若手弁護士」が多くなっているそうだ。
私のころは、前期修習で2コマほどかけて訴状の起案と講評があり、ロースクールでも「リーガル・ライティング」という科目の中で訴状の起案があった。訴状の書き方に限れば、基本的事項の習得にはそれほど多大な時間を要するわけではない。
訴状を書けない原因について、黒猫さんは、司法修習の制度変更(前期修習の廃止)や弁護修習の期間短縮などにあると指摘しているが、それだけではないだろう。私が見る限り、主張整理や事実摘示(要件事実などを言葉で表現すること)もなっていない人が多いと思う。これは、新60期以降、民事裁判の講義において要件事実の表現が「箇条書き」でよいという方式に変更されたことが大きく影響している。
要するに、「言葉」に対する厳しさがどんどんなくなってきている。
弁護士会内部で問題となっていたが、「訴状を書けない若手弁護士」が多くなっているそうだ。
私のころは、前期修習で2コマほどかけて訴状の起案と講評があり、ロースクールでも「リーガル・ライティング」という科目の中で訴状の起案があった。訴状の書き方に限れば、基本的事項の習得にはそれほど多大な時間を要するわけではない。
訴状を書けない原因について、黒猫さんは、司法修習の制度変更(前期修習の廃止)や弁護修習の期間短縮などにあると指摘しているが、それだけではないだろう。私が見る限り、主張整理や事実摘示(要件事実などを言葉で表現すること)もなっていない人が多いと思う。これは、新60期以降、民事裁判の講義において要件事実の表現が「箇条書き」でよいという方式に変更されたことが大きく影響している。
要するに、「言葉」に対する厳しさがどんどんなくなってきている。