米大統領選の構図はヒラリー対ルビオ
「近年の米国は、左右のイデオロギー対立が深刻化すると同時に固定化しており、共和支持州(レッドステート)と民主支持州(ブルーステート)に明確に分かれる状況にあります。誰が大統領候補となろうとも、民主党候補がレッドステートで勝つことも、共和党候補がブルーステートで勝つことも不可能になりつつあるのです。」
「日本との関係で注意すべきは、日本の米国理解がブルーステートに極端に偏っていることです。日本で米国通と目されている識者やエリートが行う解説のほとんどは、ニューヨーク州、カリフォルニア州、マサチューセッツ州など、米国全体からすると典型的なブルーステートでの経験に基づいています。日系企業が南西部のレッドステートに立地されるようになって多少は改善したものの、今でも大学人やジャーナリストの米国観はブルーステート寄りです。それでは、米国の半分しか理解したことになりません。」
そのとおり。
日本にいると、民主党の見解をそのまま「アメリカの世論」として受信してしまう恐れがある。しかも、民主党は伝統的に日本に対しては冷たい。
残り1年を切った大統領選だが、民主党は、ヒラリーがコケればおしまいということで、かなりのリスクを背負っており、共和党は、混戦模様が長く続けば、最後に残った候補も支持拡大が間に合わないという懸念がある。なかなか難しいところである。
「近年の米国は、左右のイデオロギー対立が深刻化すると同時に固定化しており、共和支持州(レッドステート)と民主支持州(ブルーステート)に明確に分かれる状況にあります。誰が大統領候補となろうとも、民主党候補がレッドステートで勝つことも、共和党候補がブルーステートで勝つことも不可能になりつつあるのです。」
「日本との関係で注意すべきは、日本の米国理解がブルーステートに極端に偏っていることです。日本で米国通と目されている識者やエリートが行う解説のほとんどは、ニューヨーク州、カリフォルニア州、マサチューセッツ州など、米国全体からすると典型的なブルーステートでの経験に基づいています。日系企業が南西部のレッドステートに立地されるようになって多少は改善したものの、今でも大学人やジャーナリストの米国観はブルーステート寄りです。それでは、米国の半分しか理解したことになりません。」
そのとおり。
日本にいると、民主党の見解をそのまま「アメリカの世論」として受信してしまう恐れがある。しかも、民主党は伝統的に日本に対しては冷たい。
残り1年を切った大統領選だが、民主党は、ヒラリーがコケればおしまいということで、かなりのリスクを背負っており、共和党は、混戦模様が長く続けば、最後に残った候補も支持拡大が間に合わないという懸念がある。なかなか難しいところである。