Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

回避性サラリーマン

2015年12月23日 07時58分42秒 | Weblog
回避性愛着障害 絆が希薄な人たち(岡田尊司/著)
 作家の井上靖は、幼少期に祖母に溺愛されて育ち、その祖母が亡くなったことなどから、「回避性愛着障害」の人物であったと著者は指摘する。
 「新聞記者には、当時からはっきり二つの人種がいたという。一つは、出世と特ダネを目指して、猛烈に働く記者たちで、もう一つは、そんな競争とは無縁に、マイペースでのんびりと過ごす、出世競争からは降りた記者たちだった。井上が後者に属したのは言うまでもない。」(176ページ)
 でも、「回避性サラリーマン」を演じるのは、場合によっては賢明なこともある。というのは、ブラック企業は、「愛着型」の人間の、「出世したい」、「他人に認められたい」、あるいは、「左遷されたくない」、「正社員の地位を失いたくない」という思いを利用しているからであり、「愛着」が操作容易性に結び付く危険があるからである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする