露元船員に再審無罪…銃刀法違反、札幌地裁判決
「2月の初公判では、検察側は有罪を立証する証拠請求をせず、「直ちに無罪判決が宣告されるべきだ」と述べた。一方、弁護側は「違法なおとり捜査」を告白した稲葉圭昭・元道警警部(63)(覚醒剤取締法違反などで有罪)の供述書などを証拠請求したが、同地裁に却下され、おとり捜査の実態に関して審理は行われず、結審した。」
裁判所が弁護側の証拠請求を却下したのは、「必要性なし」という判断に基づくものと思われる。検察側から有罪立証のための証拠が提出されないのだから、その時点で結論は出ているからである。
もっとも、これによって、「おとり捜査」の実態が隠蔽されつつあるのも確かである。これについては、民事の国家賠償請求訴訟で明らかにされるのではないかと思うが、民事訴訟の提起・証拠収集などといった負担を被害者が負うというのも不公平な気がする。
「2月の初公判では、検察側は有罪を立証する証拠請求をせず、「直ちに無罪判決が宣告されるべきだ」と述べた。一方、弁護側は「違法なおとり捜査」を告白した稲葉圭昭・元道警警部(63)(覚醒剤取締法違反などで有罪)の供述書などを証拠請求したが、同地裁に却下され、おとり捜査の実態に関して審理は行われず、結審した。」
裁判所が弁護側の証拠請求を却下したのは、「必要性なし」という判断に基づくものと思われる。検察側から有罪立証のための証拠が提出されないのだから、その時点で結論は出ているからである。
もっとも、これによって、「おとり捜査」の実態が隠蔽されつつあるのも確かである。これについては、民事の国家賠償請求訴訟で明らかにされるのではないかと思うが、民事訴訟の提起・証拠収集などといった負担を被害者が負うというのも不公平な気がする。