Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ProとCon

2008年07月11日 07時57分20秒 | Weblog
 「情報のさばき方」は、法律家にとっては、事実認定の方法論としても読める、有益な書物である。
 たとえば、117ページ以下の、米国務省や米国防総省が情勢分析の際にPro(ある見方を分析する場合に、それを支持する事実)とCon(それを否定する事実)に分ける方法。これは、裁判官が事実認定を行う方法によく似ている。
 ある高名な裁判官いわく、
「事実認定で迷ったら、紙を2枚用意して、1枚にプラスの事実、もう1枚にマイナスの事実を書き連ねて、よーく見比べることだ。」
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外交感覚?

2008年07月10日 07時57分29秒 | Weblog
加藤氏「拉致被害者を北朝鮮に返すべきだった」と発言 家族会・救う会が抗議声明
 「当時官房副長官だった安倍晋三前首相を中心に(拉致被害者を)返すべきでないと決めたことが日朝間で拉致問題を打開できない理由だ。返していれば『じゃあまた来てください』と何度も何度も交流していたと思う。そこが外交感覚の差だ」

 拉致被害者を北に戻さなかったのは、政治的判断で決めたとしかいいようがない。加藤氏のような考え方も成り立つだろうが、今頃公の場で言うべきことではない。
 「加藤の乱」以降、加藤氏は、世間の常識からかけ離れたことを平気で言ったり行ったりするようになったと思う
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現代人の死に方

2008年07月08日 19時22分48秒 | Weblog
 健康診断を受けながら、ふと、サラリーマンの中には、こういう機会に癌が発見され、手遅れとなって死んでゆく人も多いのだろうかと、暗ーい空想にふける。現代人の多くは、癌で死ぬ。しかも、癌は、突然発見されることが多いのである。
 ところで、何度も引用している白鯨の終わり方は、病で急死する人間の死に方に似ている。それまでは、うんざりするような緩慢なストーリーの流れが、突如急展開して劇的なエンディングとなる。つまり、時間の流れに断絶がある。
 うーむ、これは、現代人が死に至る過程に似ている、などと考えてしまう一日であった。
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拱手傍観

2008年07月07日 08時17分32秒 | Weblog
ここまできたか、米倉先生。(PINEさんのブログ)

 これだけ問題が噴出しているのに、何も改善策を打ち出せない日本人。いったん制度を作ってしまうと、修正を加えようとしない日本人。
・・・こんな風に考えてくると、戦争に突入して撤退できなくなった戦中の日本を彷彿とさせる。
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トム・ジョーンズの効用

2008年07月06日 08時30分46秒 | Weblog
 サマーセット・モームが「世界の十大小説」の筆頭にあげる「トム・ジョーンズ
 さて、モームいわく、特に若い人にとってのこの小説の効用は、
私たちのもっとも大きな関心事は、誰もみな自分自身である
と初めから悟らせることにより、困難な人生を上手くわたっていくことができるようにするところにあるらしい。
 D.カーネギーの「人を動かす」も、繰り返しこの主題を述べている。
 偉大な人が力説する事柄は、なぜか共通しているものだ。
 
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旅に「ハズレ」の旅あり

2008年07月05日 13時13分14秒 | Weblog
 何度も海外旅行をしていると、「ハズレ」の旅に終わってしまうことがある。
 たとえば、ビンタン島。何の特徴もないビーチとジャングルで、期待はずれの旅だった。唯一のメリットは、シンガポールから船で1時間弱という距離にあること。ゴルフ好きの方はバンヤンツリーにでも行くとよい。
 また、グレート・バリア・リーフも、意外に海の透明度は高くなく、バーディーにとってはしょぼかった。むしろ宮古島の方が綺麗だ。ナポレオン・フィッシュがほぼ唯一の目玉だろうか。
 あと、行ったことはないものの、確実に「ハズレ」と思うのが、ウブド。写真で見る限り、南九州の夏の風景とあまり変わらない。ウブドが日本人に人気があるとすれば、エキゾティシズムと失った原風景に対する都会人の欲求とを同時に満たしてくれるからだろう。
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参考書を疑え

2008年07月03日 23時18分11秒 | Weblog
 佐藤優氏が絶賛する高校参考書「理解しやすい政治・経済―新課程版 (シグマベスト)」だが、こと政治分野に関する限り、若干誤りが見られる。
 たとえば、族議員に関する以下の記述:
「保守党では高級官僚出身者が特定官庁と結びついた族議員となり、行政機構とのパイプを背景に勢力を強めている」(101ページ)。
 元外務族議員の鈴木宗男氏、財務族?の小泉元首相、文教族の森元首相、道路(国土交通省)族の古賀誠氏、などなど、族議員の大半は非官僚出身者である。
 参考書を疑うことも大事である。 
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「謝罪」の文化

2008年07月03日 08時00分24秒 | Weblog
謝罪に「敬服」、大聖堂落書きで修繕責任者(落合弁護士のブログ)
 昔、オリンピックか何かで、大きく期待されていたスポーツ選手が敗退して結果を出せなかったことについて、日本国民に対し「済みませんでした」と謝罪したことが欧米で驚きをもって迎えられ、スポーツで結果を出せなかったからといって国民に対し謝罪する日本人の考え方、精神構造ということが神秘的に語られたことがあったことを、なぜか思い出しました。

 バーディーはここで、自殺した円谷幸吉選手のことを思い出す。
 百年の誤読によると、ベストセラー本「おれについてこい!」を書いた故・大松監督は、軍隊に入って「鬼」と化したらしい。東京オリンピックはいわば戦争の延長だったのである。こう考えると、円谷選手がなぜ自殺したのかも分かるだろう、というのが、豊崎由美さんの指摘である。
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後継者難?

2008年07月02日 07時48分21秒 | Weblog
青色LED訴訟の升永弁護士、事務所解散 大手に移籍(日経新聞)
 升永弁護士が率いる東京永和法律事務所(東京・港)は1991年設立。特許や税務の訴訟を得意としている。最近、後継者難に直面し、TMI総合に合流を打診していた。弁護士5人、弁理士4人、スタッフ4人のほぼ全員が移籍する。

 こないだ「自由と正義」で住所変更?したばかりだと思っていたので、このニュースは意外である。
 「後継者」と言っても、荒井先生が次の所長ではなかったのかな?それに、升永先生や荒井先生に匹敵するような弁護士をリクルートすることは、そもそも容易でない。
 普通に考えれば、新聞記事に書かれていないような事情があるのではないかと思われる。
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厳戒態勢

2008年07月01日 08時10分09秒 | Weblog
東京都内も警備最高水準に 洞爺湖サミットで警視庁で落合弁護士も指摘されているとおり、東京都内は厳戒態勢が敷かれており、街の至るところに警官の姿がある。これに私服警官も加えれば、人口の20分の1程度を警察関係者が占めているのではないかと思われるほどである。
 特に、JRや地下鉄の改札口付近には、必ずといっていいほど、警官が見受けられる。台の上に乗せると、まるで「みやこまもる君」のようである。
 こうした厳戒態勢の反面、都内の警察では取り調べ人員までサミット対策に借り出されている模様である。
 留置場で身柄拘束中の被疑者・被告人の取調べは進まず、結果として身体拘束が長引いてしまうのではないか、と懸念される。
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