巨人・渡辺会長出廷(3)法廷にどよめき「僕と読売新聞社は一体ですから」
反対尋問での渡辺氏の答え方が興味深い。
冒頭の「一場問題」についての質問は、おそらく軽いジャブを食らわせて苛立たせようという目的によるもの。これで渡辺氏が動揺したり、怒りをあらわにするようであれば、まずは成功である。
「事前承認」のくだりになると、渡辺氏が質問に正面からまともに答えなくなる。コーチ人事については、それまでは基本的に清武氏に実質的決定権があったことを認めかねないことになるからだろう。
さらに、裁判官からの「コーチ人事の書類を受け取った際、『後で説明してくれ』と言ったか」という質問に対しても答えていない。おそらく、「いいえ」という回答になるのだろうが、これだと、清武氏の人事案に対して異議を留保しなかった、つまり承諾したと解釈することも可能だ。
反対尋問での渡辺氏の答え方が興味深い。
冒頭の「一場問題」についての質問は、おそらく軽いジャブを食らわせて苛立たせようという目的によるもの。これで渡辺氏が動揺したり、怒りをあらわにするようであれば、まずは成功である。
「事前承認」のくだりになると、渡辺氏が質問に正面からまともに答えなくなる。コーチ人事については、それまでは基本的に清武氏に実質的決定権があったことを認めかねないことになるからだろう。
さらに、裁判官からの「コーチ人事の書類を受け取った際、『後で説明してくれ』と言ったか」という質問に対しても答えていない。おそらく、「いいえ」という回答になるのだろうが、これだと、清武氏の人事案に対して異議を留保しなかった、つまり承諾したと解釈することも可能だ。