日本の労働生産性 主要7か国で最下位
「政府が経済の再生に向けて生産性の向上を推進する中、日本は労働者がどれだけ効率的に働いたかを示す「労働生産性」がG7=主要7か国で最下位になったという調査結果がまとまりました。」
「これについて生産性本部は、短い時間で成果を上げる働き方が浸透せず長時間労働になりがちなことや、手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していることなどが要因だと分析しています。」
この記事を見てギョッとしたのは、「手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していること」が低生産性の要因の1つだという点である。要するに、労働を安売りしているわけで、正鵠を射た指摘である。
日本企業は、「良いものを、安く」をモットーにしているところが多いが、これだと、大量に消費される財・サービスでないと利益が出ないことになり、結局、自分の首を絞めることになる。
それでもいいという意見もあるだろう。ただ、それは、「良いもの・サービスが日本国内で流通することによって、日本人の生活が豊かになる」という発想が基盤にあるからであり、閉じられた・比較的狭い共同体を前提にしているからである。
「政府が経済の再生に向けて生産性の向上を推進する中、日本は労働者がどれだけ効率的に働いたかを示す「労働生産性」がG7=主要7か国で最下位になったという調査結果がまとまりました。」
「これについて生産性本部は、短い時間で成果を上げる働き方が浸透せず長時間労働になりがちなことや、手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していることなどが要因だと分析しています。」
この記事を見てギョッとしたのは、「手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していること」が低生産性の要因の1つだという点である。要するに、労働を安売りしているわけで、正鵠を射た指摘である。
日本企業は、「良いものを、安く」をモットーにしているところが多いが、これだと、大量に消費される財・サービスでないと利益が出ないことになり、結局、自分の首を絞めることになる。
それでもいいという意見もあるだろう。ただ、それは、「良いもの・サービスが日本国内で流通することによって、日本人の生活が豊かになる」という発想が基盤にあるからであり、閉じられた・比較的狭い共同体を前提にしているからである。