Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

低生産性

2017年12月21日 07時20分05秒 | Weblog
日本の労働生産性 主要7か国で最下位
 「政府が経済の再生に向けて生産性の向上を推進する中、日本は労働者がどれだけ効率的に働いたかを示す「労働生産性」がG7=主要7か国で最下位になったという調査結果がまとまりました。」
 「これについて生産性本部は、短い時間で成果を上げる働き方が浸透せず長時間労働になりがちなことや、手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していることなどが要因だと分析しています。」

 この記事を見てギョッとしたのは、「手間暇をかけた高品質な製品やサービスを比較的安い価格で提供していること」が低生産性の要因の1つだという点である。要するに、労働を安売りしているわけで、正鵠を射た指摘である。
 日本企業は、「良いものを、安く」をモットーにしているところが多いが、これだと、大量に消費される財・サービスでないと利益が出ないことになり、結局、自分の首を絞めることになる。
 それでもいいという意見もあるだろう。ただ、それは、「良いもの・サービスが日本国内で流通することによって、日本人の生活が豊かになる」という発想が基盤にあるからであり、閉じられた・比較的狭い共同体を前提にしているからである。
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理想の仕事

2017年12月20日 07時45分26秒 | Weblog
若いうちに無理をして経験する必要のない7つのこと
 「理想の仕事を見つける
 同様に、あなたが「理想の仕事」に就くことは、恐らくないだろうということを覚えておいて欲しい。20代でもそれ以降でも。
 リーダーシップの専門家サイモン・シネック(Simon Sinek)氏は、Business Insiderに語っている。「完璧な仕事がいつか奇跡的に降って湧いてくると考えているような人は、転職を何度も繰り返すだろう。残念ながら、あなたが探しているものが見つかることはないだろう」」

 サイモン・シネックは、いわゆる「青い鳥症候群」のことを指摘している。
 上の記事は、どんなに今の会社に不満があるにせよ、日々の仕事を行う中で自分を活かせそうな仕事を見つけることは可能であり、そこからヒントを得て、「理想の仕事」を作り出すことは可能であるということを示唆している。
 いずれにせよ、仕事を「与えられるもの」と考えていると、いつまでも「理想の仕事」に就くことはないだろう。
 
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ポジティブ評価

2017年12月19日 07時45分46秒 | Weblog
 アメリカでは、企業の人事評価制度の改革が進んでいる。
 具体的にいうと、「ポジティブ評価」重視の傾向が強まっているそうである。これは、「実践ビジネス英語」2016年2月号で取り上げられていた話題である。背景には、「ネガティブ評価」への反省がある。
 10年ほど前まで、ある著名な企業が、「各部署の従業員の業績をすべて数値化し、下位の10%を解雇する」という人事評価システムを採用していたところ、さすがに行き詰まってしまい、廃止されたという事件があったそうである。恐怖からよい仕事は生まれないからである。
 それに、近年では、「厳しい評価」と「いじめ」の区別がつきにくくなっており、「評価」の名を借りたハラスメントが忌避されるようになった。
 私も、サラリーマン時代に、「減点主義の上司の下で人材が活かされない」という現象を見たことがあり、「ポジティブ評価」は歓迎すべき傾向だと思う。
 
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ブラック認定

2017年12月18日 07時32分29秒 | Weblog
ブラック企業大賞にノミネートされた企業って、その後どうなるんです? 運営委員会に聞いてみた
 「―― 企業から嫌がらせを受けたり、「ノミネートするな」と圧力をかけられたりすることはありますか?
 今のところ、ないですね。訴訟リスクなどを抑えるために、裁判の判決や労働委員会の命令、行政上の指導といった客観的な事柄をノミネート理由にしているからだと思います。
 「―― もし訴訟を起こされてしまったら、どうするんですか?
 そもそも企業側にメリットがないのではないでしょうか。「ブラック企業が、ブラック企業大賞を訴えた」という図式になって、嫌な目立ち方をしてしまうリスクがあると思います。」

 なるほど、「ブラック」認定された企業からの不当な反撃を封じる手段を講じているということのようである。
 少し気になるのは、和解や調停、労働審判などで終結した事件の場合、秘密(口外禁止)条項が盛り込まれることが多いため、「ブラック」にノミネートされないという問題がある点である。しかも、こうした事案は非常に多い。
 
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誤訳?

2017年12月17日 08時25分49秒 | Weblog
 堀口大學訳の「ドルジェル伯の舞踏会」を読んでいると、例によって以下の場所で固まりそうになった。

 「――そうしていらしつた方が、ずつと性格的なお顔に見えるわ。・・・」(角川文庫版・p42)

 前も生島遼一訳で、「性格的」という言葉が「ザラつく」と思っていたので、原文を確認したら、"caractere" という語が使われていた。こういうときは、「ラルース仏仏辞典」で調べるに限る。
 すると、caractere の3つ目の意味に、"Signe distinctif, marque particuliere qui signale a l'attention une chose ou une personne, qui en exprime un aspect remarquable" という説明があった。
 これを踏まえて訳すと、
 「そうしてる方が、いかにも『あなた』っていう感じの顔に見えるわ。・・・」などとするのが適切なのではないだろうか。
 
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警察と検察

2017年12月16日 07時46分45秒 | Weblog
貴乃花親方「警察と検察を取り違えていた」
 「大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件で、貴ノ岩の聴取を拒んだ貴乃花親方が日本相撲協会に送った文書に、「警察と検察の意味を取り違えていた」と書かれていたことがわかった。」

 貴乃花親方の対応がおかしいとは思わない。
 「刑事処分が出るまでは、協会からの聴取には応じない」というスタンスは、捜査情報の漏洩や第三者の行為による刑事処分への影響を避けるという意味では、それなりに理解できるからである。
 「警察と検察の意味を取り違えていた」とあるが、検察が警察に補充捜査を依頼することはあるので、警察による捜査が終わっていると断定できるわけではない。
 親方としては、例えば、「(警察と検察による)捜査が終わるまでは、聴取には応じられない」という風に言っておけばよかったのだろう。
 それにしても、親方に批判的な記事・ニュースが多いのはなぜだろうか。
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宿直

2017年12月15日 07時41分10秒 | Weblog
裁判所勤務 夜間休日改善せよ
 「仁比氏は、東京、大阪などでは夜間3~4件の対応で、宿直職員が一睡もできないまま翌日の勤務に入っていると指摘。福岡など裁判官が宿直しない中規模庁では、職員が深夜にタクシーで、裁判官のいる宿舎まで記録を運び、外で長時間待機するなどリスクや精神的負担も大きいとして、「せめて裁判官の登庁を」と求めました。」

 「福岡などの中規模庁」では、書記官のみが宿直し、勾留請求などがあると、記録をタクシーで裁判官のいる宿舎まで運び、裁判官が記録を検討する間、外で待機する方式のようである。
 これだけ読むと、「裁判官が宿直しない」システムがどうもおかしいような気がする。検察庁は、当然宿直制をとっているのだろうが。
 
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無罪?

2017年12月14日 07時38分01秒 | Weblog
最高裁、だまされたふりも罪成立
 「振り込め詐欺の捜査に協力した被害者がだまされたふりをして、現金受け取り役の「受け子」が逮捕された場合、受け子に詐欺未遂罪を問えるかが争われた刑事裁判の上告審決定で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は13日までに、同罪は成立するとの判断を示した。
 こうした捜査手法は「だまされたふり作戦」と言われる。これまで各地の裁判所で「実際にはだまされておらず、詐欺に当たらない」として、無罪とする判決が出るなど、判断が分かれていた。」

 騙されたことに気づいた時点で、既遂に至る現実的危険が消失するとみれば、無罪という判断もあるのだろう。
 だが、この種の事案で無罪判決というのは、さすがに結論の妥当性に欠けると思われる。
 
 
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読書と喫煙

2017年12月13日 07時33分34秒 | Weblog
弾薬庫で喫煙の隊員処分、警備中に読書の隊員も 読書の隊員が喫煙の事実を報告…読書も発覚/大宮駐屯地
 「陸上自衛隊大宮駐屯地(埼玉県さいたま市)は12日、警備の勤務中に火気の使用が禁止されている施設内で喫煙した同駐屯地第32普通科連隊の男性2等陸曹(39)を停職15日、警備勤務中に読書をした同男性陸曹(41)を停職1日の懲戒処分にしたと発表した。」

 国会議員の居眠りも、自衛隊員の警備中の読書・喫煙も、平和な日本を象徴している。
 「常在戦場」の気概を持った戦士たちの国が攻めてくれば、日本はすぐに占領されるかもしれない。
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下積み

2017年12月12日 08時25分22秒 | Weblog
焼きそばハイボールに携帯投げ捨て、商社パワハラの実態:20代“下積み”の理不尽
 「例えば、相撲における後輩力士への『かわいがり』は相撲界においては慣習だが、一般社会ではもうそれは許されない。それと同じように、社内で行われる上司や先輩による“指導”がパワハラに当たることが認識されていない」

 この商社のパワハラ文化は、かつての陸軍をほうふつとさせる。
 20代を下積みに費やし、会社と同一化すると、もはやパワハラが心地よくなってしまう。
 日本人がこういう洗脳に弱いことは、一部の人は気づいていたと思う。
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