季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

静かなモンゴルの魅力

2016-11-27 20:20:49 | 講習 PrivateClass
モンゴルの祭りの日。

天気予報が当たって、一日ずっと雨。
でも対策がバッチリ効いて、私たちは屋根のあるところでぬっくぬくで一日過ごせました。
その天候を読み取る力、天候に合わせて動く速さと的確さ。
移牧の民だからか。

朝出たらこんな風。
まるでブレードランナーの世界みたいに雲が低く垂れこめて不思議な感じ。

       

会場に着いて荷物を運び込んだら、みんなで集まって挨拶して。
まとめ役の方が大体の流れと場所を伝える。
そしてみんなで動く。

その動き方が印象的だった。
静か。

大声で呼んだり、騒いだり、怒ったりあわてたり、してなかった。
自分の事もしっかりと進めながら、全体の事も必要なところに必要な人が知らぬうちに移動していて
ただひたすらに黙々と運ぶ、働く。
夢中でみんな働いている。
すごい。そして早い。
移牧の民だからか。
そして力仕事は男の人がさっと立って片づける。
それぞれの分担も自然になされている。

バタバタともしないで、私も動いてて、パッと見るたびに会場の様子がガラッと変わってる。
ずんずん作り上げられている。
地下から運び上げるたくさんのとても重たい机を見た時に絶望を感じたけど、それがみるみる上に上がって来ている。
私は「これは重すぎて私には無理です」って言ったら年配の男性が「男の人に任せましょう」と。そしてその通りに。
そんな様子がなんとも素敵。静かに無駄な口も動きもしないで必要な事をさっと出来る男ってかっこいい!
モンゴル男性の魅力を観た気がした。

女性たちも素早い動きでさっさと会場を作り上げていく。

       

小さなゲルが建ち(この子、かわいい!!)

       

モンゴルの手作り品や特産品が並ぶ

       

フェルトの商品もたくさん

       

毛糸など魅力的なものもたくさん(靴下買いました)

       

民族衣装の人たちも

       

モン知るカフェと言う能勢高校と大阪大学のモンゴル語学科の人たちのブースもきれいに作られていく。

       

この赤い柵(ハナ)を置いた場所が、ちょうど消火栓の所になっていて、会場の人に「どけて欲しい」と言われた。
どうするかな?と観ていたら、柵をひょいと動かしてうまい具合によけて建て直した。文句も一つも言わずに。
すごいなあと。簡単だった。ストレスなかった。何事もなかった。空間が少し狭くなったけど、なんてことないって感じの行動だった。
これは楽だなあ!こういうのを「融通が利く」って言うんだ。

そうやって始まった祭り。
始まったらたくさんの人たちが訪れて、会場は人でいっぱいに。
私たちのフェルト体験ブースにも人が来始めた。

見えなかったけど、ステージには馬頭琴やホーミーやモンゴル民謡の歌を歌う人などが順に演奏している。
モンゴルの偉い人の挨拶もあった。
美味しいモンゴルの食べ物も食べられたようだ。

草原の花の蜂蜜や、温かいヤクの毛やラクダの毛の靴下など、欲しいものはサッと合間に手に入れた。

ちこらぼにもたくさんの人たちがフェルト体験に来てくれました。
子どもたちが指輪やコースターなどを楽しそうに作っている。

今回素晴らしさがわかったのはフェルトの指輪です。
簡単に作れて、軽くてピッタリにサイズに作れて指になじんで、フェルトをずっとしていたけど、何の支障もなかった。
どんなに濡れても拭いたらすぐ乾いて形も美しさも変わらない。これは良いなと思う。

       

会いたかった人たちが来てくれる。
場所も椅子の数もちょうど良かったんじゃないかと思う。奥で少なかったけど。だから丁寧に観れて良かった。
来る人も良かったと思う。
雨の中来てくれた人たち。本当にありがとうございました。

さっき搬入したと思ったのに、もう終わる時間って感じだった。
早い!
また朝のようにスーッと人が動いてサーッと片づいて行く。
帰りも雨。それでも何事も不都合なく。モンゴルの祭りは行われた。
良く観たら、日本人でやっている店ってたぶん私たちだけだと思う。その縁が不思議で参加できたことに感謝した。
すごく楽しかった。私もいろいろ観たり聴いたり買ったり食べたりしたかったな。
来年もありますように。2日くらいあったら良いのになあと思う。







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