季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

関西の人ちゃうかったら読みにくないかな?

2020-09-23 21:01:00 | 心と体 Mind&Body
夜中のテレビドラマで「今日の猫村さん」と言うのをやっていて、
また私は原作を読みたくなって7巻全部を大人買い。
そしたらKindleのお勧めに出てきたから買った本。



2014年に手塚治虫賞を貰ったらしい。

いつでも涙を流せる、完璧な家庭に育った女の子の話。

傍目からは完璧に見える家庭のもろさ。
そして傍目からは普通に見える家庭の尊さ。

何回も何回も読んでいます。
大阪弁が素晴らしい。
当たり前の大阪弁のやり取りのどれだけ温かく包容力があり、人の心に染みる事か。
子どもの生きる力の輝き。

漫画はすっかり大人のものになったなと感慨深い。
鉛筆だけでこんなにも繊細に心を現す、空間を表すのってすごいなと思う。
また読もう。
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蟹と戯れる

2020-09-23 20:32:00 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。
懐かしい風景が発展してきています。

海の中にも岩があったと言うので作って、波を泡立たせて。
蟹がいたと言うのでなんとか羊毛で作る。
これはその人と私で一緒に作っているものです。
蟹、うまくできたと思う。100%羊毛です。すごく工夫しました。




これを持って帰って奥さんに見せてあげたいそう。
一緒に昔の事を思い出して話すんだって。

認知症の治療で回想法と言うのがある。
この懐かしい風景作りがそれに効果があると思います。
来る人は皆、昔の懐かしい出来事を思い出しています。しかもその中でも楽しかった良い思い出が多い。
今の今まで忘れていたその頃のハプニングを思い出して冷や汗を掻いたり、それを聞いてみんなでワクワクしたり。
そんな時間を過ごせるのはこの景色のおかげだと思う。

もう1人の作っているのは飼っているワンちゃんの顔。
キーホルダーにしてお孫さんのランドセルに着けられるようにするって。
目がちょっと大きすぎたかもだけど、これもフェルトで作りました。




耳がパタパタします。
ダックスフントのテロンとした耳がフェルトで再現されたのが楽しい。

いつも次は何を作ろうかな?って考えてる。みんな。
それも良い刺激になってると私は思います。
そして私が思いつきもしないような素敵な作品が出来ていくのがいつも楽しい。

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口と耳に美味しい言葉

2020-09-23 12:27:00 | 洋書 English books
妹に教えてもらって、毎週日曜日夜のNHKで放映される「アンという名の少女」を楽しみに観ている。
赤毛のアンはもちろんあるのは知ってたし、前の朝ドラ「花子とアン」でも日本での出版のいきさつについても知った。
本のファンの人も周りにいるし、それで原書をKindleで手に入れて読み始めたものの、途中で飽きてしまい進んでいなかった。
良さをわかってなかった。

それがこの番組を観ると、なんと美しい興味深い楽しいお話か。
もう一度、今度は和訳本を手に入れて読み始めたらそれも面白い。
私が選んだのは村岡花子訳ではないこれです。



訳注が詳しくてKindleだとその番号を触ったらすぐに説明の窓が出てくるので、ページをめくって確かめる必要がなく便利。
いろんな言葉の文化的な歴史的な背景がわかるのは面白い。

原作を読んでテレビを観ての連携がお互いに良さを増幅しあって尚更面白い。
そして放って置いた原書も読んでみた。
それはアンの仰々しい言葉遣いや名付けた素敵な場所の名前が英語だとどんなだろう?と思ったから。
そしたら原書も同じかそれ以上の煌めきを感じて読み進めて、スイスイ読める。

例えば「喜びの白い路」はWhiteWay of Delight。
どちらも素敵な言葉だけど、英語で発音するとその美しさが身に染みる。Wの繰り返しとDelight。
Delightそのものが私にとっては口にも耳にも美味しい言葉。
(いつも聴くたび歌うたびに口にも耳にも美味しい言葉と思うのはthe Beatles のLet it beにあるwords of wisdomという言葉。これもWの繰り返しだな)
女の子らしい言葉の魅力を味わうのに、本当に素晴らしい作品なんだと思う。

この話の舞台を訪れるのが日本女性に人気だと言うけれど、もちろんこの世界を観てみたいと思うけれど。
アンの感性で見れば、日本の風景もそれにも増して輝かしい美しい素敵なものに見えるはず。
日本の自然はそれほど美しいと私は思う。

知り合いは本を少女の頃から何度も読み返したと言っていました。
甘い美味しいお菓子は一度食べたらなくなるけれど、美味しい言葉の楽しい話の本は何度読んでも減らないから
そこが本のいいところだと思う。

これからが楽しみ。


Comments (2)
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