今までに紡いで作品を作った余りの糸を繋いでショールを編むのが楽しい。
この前染めた糸にやっと入って編んでいるけど、やっぱり好きな色。染めて良かった。
フリースから洗って梳いて紡いだ糸独特の艶と軽さと柔らかさを楽しみながら編む。
編んでは観て。また編んでは観る。
観ていると編み地は風景のよう。砂地に水辺、向こうには花の咲く野原、その向こうに林。
いろんな種類の羊毛や色が合わさってるけど、どれもじゃましないで良いハーモニーだと思う。
随分編み進んで来たけれど、そうすると一段がすごく長くて1玉で編める段数が少なくなる。
この緑はどれくらい続くんだろう。足りなくなったらまた紡がなきゃ。
羊毛の仕事のどの過程も味わって楽しんで作る。
羊が人に与えてくれるものは思うより大きく深い。